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早朝の歌

作者: 秋葉竹






黄色や赤の葉をまとった樹々が


早朝の靄の中から現れてきて


落ち葉を踏みしめながら私は


いつのまにか心が濡れているのに気づく


心の中の落ち葉たちが


土にしがみつくように濡れている



白い靄たちもそろそろ天に昇るころ


東の空には暖かい朝日が昇ってくるから



木々の枝を縫うようにきらめく


陽光が賑やかにキラキラと歌い始める


ただひたすらに早朝の歌を


鳥たちの鳴き声をバックコーラスに


この樹々を眠りから覚ますために



この樹々たちをくぐり抜けながら私は


かつてみたことのある渓谷へ向かう









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