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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Pradiator

作者: 水川聖一

満州にて、ロシアとの激戦の最中、八塚慶一とその子等は、居た。


八塚慶一大佐「はちづか」、以後、八塚大佐と略。


八塚大佐と、七名は、雨の中、敵の壕に近づいていた・・・


音を忍ばせ、八名は、ゆっくりと、敵の壕に近いづいた・・・


雨音が、ビチャビチャと鳴る。


壕の小さな窓から、八名は、銃を構えた。


八塚大佐は、言った「撃てーーー!!!」・・


バタバタと敵が、何人か、倒れた・・


すぐに敵も、撃ち返して来る・・


「バーン!バーン!」


八名は、一人、また、一人と倒れていった。


「バーン!バーン!」


八塚大佐も、右肩と左腕を撃ち抜かれた。


八塚大佐は、必死に逃げ、帰還した。


次の日、八尋圭は、兵の治療の為に、日本軍の基地の、医務室に行った。


そこに八塚大佐は、包帯を巻かれ座って居た。


八尋は、喜んだ、と、目が会った。


八尋は、ニコっと笑った、八塚大佐は、にやりとした。


八塚大佐に本土帰還命令が、出た、福岡に行け、との命令である。


八尋は、女ながら、特攻隊に志願した、八塚大佐に会えるからである。


民間人を一杯乗せた、物資輸送艦で、八尋は、本土に帰ろうとしていた。


物資輸送艦が、「ゴボッゴボッ」と音をたて始めた、荷の重さと老朽化で、沈没して行っているのである。


船が、中ばかり沈んだ時に、八尋は、言った「あのドラム缶につかまって、泳げば、本土まで、行ける」。


八尋とほっちゃん「軍の命令で本土に帰還する事になった、八尋の家の近くの女性」とおじさんとおばさんは、海に飛び込んだ。


二日間、ドラム缶につかまり、四人は、本土の海岸に着いた。


更に、二日後、八尋に命が、くだった。


三日後に、鹿児島から飛べ、と。


八尋は、言った「八塚大佐に会える、八塚大佐に会える」と・・


三日後の朝、八塚大佐と八尋は、出会った。


八塚大佐は、言った「圭ちゃん、生きて帰って来い、約束だぞ」・・


八尋は、「ぽっと顔を赤らめながら、涙を流した」。


八塚大佐は、言った「今日出る、他の隊員は?」。


整備兵1は、言った「あちらです」。


八塚大佐は、今、飛んで行くであろう、隊員に声を掛けた。


八塚大佐は黙って、隊員の方を見た。


斎藤少尉「行って参ります」。


八塚大佐は、顔を、ゆっくり横に振った。


八塚大佐は、言った「斎藤、生きて帰って来い、絶対だぞ」。


斎藤は、声を震わせながらこたえた「ありがとうございます」。


八塚大佐は、隣の隊員にも言った「生きて帰って来い、都築」。


都築少尉は、目を真赤にした。


鹿児島から、飛んだ、八尋は、エンジンが、止まり、太平洋に落ちていた。


八尋は、泳いで、海岸に着いた。


そして、戦争が、終わった。。。


八尋は、八塚大佐が、福岡に居る事を知った、すぐさま、八尋は、福岡に向かった。


そして、二人は、出会った。


そして二人は、結婚した。


八年後、野球をしていた、斎藤に、八塚大佐の死が、知らされた。


バッターボックスに立った、斎藤は、崩れ去り手を地面に着いて、こう言った。


「大佐、大佐、八塚大佐・・」。

この作品を書こうか、悩んだ。

あまりにも苦しく、悲惨だからだ。

今の若者には、到底、受けない内容になっている。

フィクションだが、今現在の人々が、置かれている立場でもある。

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