表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

緑色のカバン

作者: あお

ともみちゃんは、ときどきお母さんと一緒におじいちゃんの家にいきます。

おじいちゃんの家には古いものがたくさんあっておもしろいのでよく探検をします。


とくに納屋はお気に入りです。

床を歩くとギシギシという音がします。

ここには竹のカゴやザル、金属の大小さまざまな鍋、古い木の箱、缶などいろんなものがあります。


今日も納屋を探検していると、古いカバンをみつけました。

緑色でちょうどランドセルとおなじくらいの大きさです。

旅行にもっていくときのカバンのような箱型です。


棚からおろしてみました。


挿絵(By みてみん)


開こうと思っても、どうやって開けたらいいかわかりません。

いろいろさわっているうちに、パチンという音がしてフタが開きました。

フタを持ち上げるとほこりのにおいがしました。


宝箱にぴったりだと思ったともみちゃんはそれをもらって帰ることにしました。

中をきれいにして、布を貼って、ビー玉やどんぐり、石をいれてみました。

他にいれるものはないかなあと探していると、去年海でひろったサンゴや貝があったので、それもいれることにしました。


ともみちゃんが持ち上げると、カバンの中は大さわぎです。

ガラガラ、ザワザワ、ゴロゴロと音がします。

おもしろいので、何度もカバンをゆすってみました。

でも少し気になってカバンを開けてみました。


すると、底の部分に白い粉がありました。


なんだろうと思って見てみると、サンゴや貝が少しけずれたようでした。


ピカピカだったどんぐりはキズがついていました。

ビー玉も少しキズがついていました。

石は少し白くなっていました。


ともみちゃんは、中のものを洗ってみました。

石は元の色に戻りましたが、それ以外のもののキズはなおりませんでした。

ともみちゃんは、石は強いんだなあと思いました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ