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ゆるふわ義妹にゲームを教えたら、僕の世界が一変した件  作者: 卯月緑
ゆるふわ義妹とゲームを遊んでいたら、僕の世界がますます賑やかになっていく件
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予定外の来客

時間が足りません。


 RAZEAL(ラゼル)とは、僕たちが遊んでいるゲームタイトルの一つだ。

 サンドボックスゲームの一種で、僕たちはそこにオリジナルの世界を作って遊んでいる。


 おやつを食べ勉強を終えた僕たちは(凛子さんはちょうど今日出た課題を終わらせた)、軽くリビングを片付けゲームの準備をする。


 まだまだこれからだとはいえ、玖音さんやメグさんとも交友関係を結んだ凛子さん。

 その歩みを進めてもらうためにも、僕たちは同じゲームを彼女にも勧め、気に入ってもらおうと思ったんだ。


「ね、ねえひかり、これもあなたの普段通りの生活なのよね?」

「うん、そうだよ~。やってるゲームは違ったりするけど、だいたいこんな感じでひかりたちは過ごしてるんだ~」


「クオンは、リンコと仲良くなれそうですか?」

「まだわかりませんけど、緊張して話せないというようなことはなさそうです」


 女の子たちがお喋りをする中、僕は彼女たちにVRゴーグルとハンドガン型のコントローラーを渡していく。

 そしてゲームの準備が完了した僕たちは笑顔で、あるいは緊張した様子で、お互いに無言で頷き合った。


「じゃあ、凛子ちゃんをひかりたちの世界にご招待しましょ~!」

「よ、よろしくお願いします」


 ひかりちゃんがそう言ったので、僕はいつものようにゲームを起動した。


 そうして凛子さんのラゼル歓迎会が始まった。

 僕は何をして楽しんでもらおうかとワクワクしながら色々考えいたんだけど――。


 僕は確認せずにゲームを起動したから、中に人がいることに気付かなかったんだよね。

 それはもちろん不正な侵入者ではなかったけど、その人はひかりちゃんのように、少し行動が読めない人だったんだ。





「ワーォ……」


 メグさんが大きく上を見上げながら、呆れたような感心したような声を出した。


 ゲームのスタート地点となる最初の広場。

 そこは僕たちの本拠点が置かれており、様々な施設と色とりどりの花が咲き誇っていた。


 だけど、僕たちがログインした瞬間、そこには謎の物体が置かれていた。

 全長十メートルはあろうかという大作。まるで僕たちを出迎えるように、広場の中央に謎の物体が置かれていた。


 謎の物体――、それはノリノリで天高く人差し指を突き上げる、金で出来た僕の彫像だった。


 僕はそんなポーズを人生で一度も取った記憶がないし、もちろん彫像を作る許可をした覚えもない。

 作った人には肖像権、という言葉を聞いてみたくなるような彫像だった。


「お~、金のお兄ちゃんだ~」


 早速マイシスターが、興味深そうに食いついてしまった。

 僕の疲労感は頂点に達し、目眩を覚えながらゲームメニューを開いた。


 メニューから、ログインしている人のリストを呼び出す。

 そこには彫像を作った下手人(げしゅにん)と思わしき人物がいた。


 僕は通話をしようと思い、ひかりちゃんたちから少し離れる。

 するとそんな僕に、少しログインが遅れていた凛子さんが駆け寄ってきた。


「ご、ごめんなさい。ちょっと操作を間違えて来るのが遅くなっちゃった。ここがラゼルの世界なのね」


 そして彼女は笑顔で僕の隣に並び――、直後、広場の方を見て盛大に眉をひそめた。


「……何あれ? あなた?」


 どうして僕の人生は、こんなことが起こるのだろう。

 ひかりちゃんが来てくれたことで、色々な運を使い尽くしちゃったのかな。まあ、それでも、収支なら圧倒的にプラスなんだけど。


 しかしそこで、間が悪く連絡を取っていた人物と通話が繋がってしまう。

 僕はジェスチャーで凛子さんに合図を送り、彫像を作ったと思われる人と会話を始めた。


 その人物は、玖音さんのお手伝いさんの一人。

 エキセントリックなお姉さん、紗雪(さゆき)さんだった。


「はいもしもし坊ちゃま。もしかして見つかっちゃいました? やだぁ。紗雪の恥ずかしいところ、見られちゃった」


 通話が始まった途端(とたん)、紗雪さんが勢い良くそう言った。

 ピークだろうと思っていた疲労感が、さらに倍くらいになって押し寄せてくる。


 彼女は僕のことを坊ちゃまという。

 その理由は……、みんな愛称で呼んでいるので、私も坊ちゃまという愛称を付けました。みたいな軽いノリだったと思う。

 

「……今どこにいるんですか? 今みんな広場に来ているのですが」

「金を掘りに出かけてまーす! 坊ちゃまの像に王冠も被せてあげたくて。在庫が尽きたから探しに来てるのですよ~!」


 僕は再び襲いかかる目眩に耐え、紗雪さんに短く告げる。


「そちらにも話が行っているかと思いますが、今、僕のクラスメイトの凛子さんも来ているんです」

「…………」


 紗雪さんからの応答がなくなる。

 しかし数秒後、彼女はさも慌てたように言い始めた。


「おおっと! 私としたことが。そろそろお仕事の時間だったのを忘れておりました! 残念ですが、すぐにログアウトしますね~!」


 僕は特に驚くこともなく、彼女に普通に返事をする。


「それが本当なら止めませんけど、冗談なら止めたほうが良いですよ。安全地帯以外でログアウトするのは危険だっていつも言ってるじゃないですか」

「……すみません。嘘をついてしまいました。今日の私は休みでして。一日中ラゼルで遊んでいました」

「だからいきなり彫像が建ってたりするんですね……」


 紗雪さんは少し事情があってゲームは遊ばない人だったけど、今ではバリバリ遊ぶようになってるんだよね。


「とりあえず、みんな集まっているので良かったら始まりの広場に戻ってきてもらえませんか? 一緒に遊びましょう」

「が、学生に混ざって! こんなオバサンが一緒に遊ぶ!?」

「紗雪さんは若くてお綺麗ですよ。それじゃ、言いましたからね?」

「はーい! 遊ぶはともかくとして、すぐに戻りますね~!」


 僕はため息をつきながら、紗雪さんとの通話を終えた。

 すると、隣から身の毛もよだつ声が聞こえてくる。


「……紗雪さん? 若くてお綺麗?」


 僕は真っ青になりながらも、コントローラーを持っていない手で、顔を覆う。

 紗雪さんのせいにはしたくないけど、彼女との会話にペースを乱されて、僕はついつい隣にいたはずの彼女のことを忘れてしまっていたんだね。


「ねえ、紗雪さんって、誰?」


 凛子さんの冷たい声が、僕の心臓に突き刺さる。

 これは逃げられないと思った僕は、誤解を解くために凛子さんの画面に紗雪さんの写真を送った。


「紗雪さんは、玖音さんのお手伝いさんなんだ。割烹着(かっぽうぎ)着てるでしょ。それが彼女の仕事着なんだ。嘘を言っていないって信じてもらえるかな。つまり僕に直接関わる人じゃなくて――」

「……あなたの周りって、美女しかいないの?」


 僕の言葉を(さえぎ)り、凛子さんが言い放つ。

 こういう時に彼女が発する、黒いオーラは何なのかな。同い年の女の子が放てる気配じゃないと思うんだけど。


「ぼ、僕の周りじゃなくて、ひかりちゃんの周りに綺麗な人が多いんだよ。決して僕が好んで集めたわけじゃないよ」

「でも、事実として美女ばかりでしょ?」

「はい……」


 僕は肩を落としながら、彼女の発言を認めた。

 プンプンと怒った様子の凛子さん。僕はこれからどうしたら良いのか困ってしまった。


 と、しかし。

 僕はそこで、凛子さんに謝らなくてはいけない事実に気が付いた。


「ご、ごめん凛子さん。僕は失礼なことを言ってたよ」

「何が?」


 不機嫌さを隠さずに僕に言う凛子さん。

 でも、その機嫌の悪さも当然かなと思い、僕は彼女に謝った。


「まるで僕の周りに綺麗な人はいないみたいに言ってしまったけど、僕にも凛子さんが居たんだね」

「……な、ななな」

「ごめんね。凛子さんを軽視するような言い方をしちゃって。信じてもらえないかもしれないけど、僕は前から凛子さんは綺麗で可愛らしい人だと思ってたよ」

「~~~ッ!」


 そこで凛子さんは、何やら言葉にならないうめき声を上げながら、ひかりちゃんの方に移動していってしまった。


 僕の言い訳を聞いてくれて、頭を冷やしに行ってくれたのかな。

 それなら助かるんだけど、僕も普段から気を付けないとダメだったね。


「坊ちゃま~! 戻りましたよ~!」

「えっ!?」


 反省していた僕に、驚きの声がかかる。

 慌てて振り返ると、たしかに紗雪さんの姿が僕のゲーム画面に映る。


 彼女はグライダー(滑空機)を使って、まっすぐこの広場に向かってきていた。


「よっと。ただいまです。いや~、皆さんに見られるのは恥ずかしいので、ちょっと離れた場所に降りようと思ってましたけど……、坊ちゃまだけが見えたので、ササッと飛んできちゃいました」

「……グライダー作れるようになっているんですね。何気に玖音さんよりゲーム進んでいませんか?」

「あ、そういう雇用関係がギクシャクしてしまいそうな会話はNGでお願いします」

「…………」


 この、掴みどころのない言動をする女性が紗雪さん。

 一癖も二癖もある女性で、僕も……そして雇い主である玖音さんも振り回されてしまう。


「ま、まあ、早く帰ってきてもらえたのなら幸いです。みんなと挨拶して、一緒になにかして遊びましょう。今日は休みなのですよね?」


 気を取り直した僕が、そうやって声をかける。

 しかし、ずっと軽快に喋っていた紗雪さんが、そこで初めて言い淀む。


「いや~、私は坊ちゃまの彫像を片付けに来ただけなので。あれを片付けて挨拶したら、後は若いものに任せて落ちようかなと」

「何を遠慮してるんですか。もう何度も遊んでいるではありませんか」

「いやいや、凛子さんも戸惑いますよ。私はすぐに彫像を片付けて元通りにしますから、凛子さんには変な女が住んでるって説明して、全部私のせいにしちゃってください」


 紗雪さんはそう言って逃げようとする。

 たしかに僕たちは学生で、彼女は社会人で、しかも使用人と雇い主という関係もあったりする。


 学生の輪に新しい人が来た時に、一人だけ社会人が混ざるのは気まずいかもしれない。


 でも、僕だって勝手に彫像を作られた仕返しをしてもいいよね。

 複雑な関係があったとしても、紗雪さんだって僕たちのこの世界を彩る一人なんだから。


「嫌です。ちゃんと紹介しますから、一緒に遊びましょう。逃げたら玖音さんに呼び出してもらいます」

「……私、今日はオフの日なので」

「では玖音さんのお父さんに、最近の紗雪さんの職務態度を報告して――」

「坊ちゃまは鬼ですかー!」


 紗雪さんが叫びだしたので、僕は笑って彼女に言う。


「紗雪さんは僕の像を許可なく作ったので、罰として僕に付き合わされている。……これを落とし所にしましょうよ。みんなにもそう言って紹介しますから、さあ、行きましょう」


 僕がそう言うと、紗雪さんはとうとう根負けしたみたい。

 苦々しく笑うと、彼女は言う。


「こうして紗雪は、坊ちゃまに(はずかし)められてしまったのでした」

「なんて言い方するんですか。照れてないで行きますよ」

「くっ……。その通り照れてますけど……。坊ちゃまに言われると悔しい……」


 そうして僕と紗雪さんは、みんなが集まる広場に向かう。


 凛子さんは紗雪さんを見るとまた怒っちゃうかもしれないけど、ちゃんと話せばわかってくれるよね。

 何だかんだで、ひかりちゃんとも玖音さんともメグさんとも仲良くなったんだし。


「あ、そ、空。そちらの方が紗雪さんなの?」


 最初に僕たちに気付いたのは、何故かオロオロと所在なさげにしていた凛子さんだった。

 さっきまでは恥ずかしそうにしていた紗雪さんが、まるで別人のように素早く凛子さんの前に移動し、丁寧に挨拶をする。


「初めまして、(あかつき)凛子(りんこ)様。私は紗雪。五辻(いつつじ)家の使用人にございます。この度は私がお遊びで作った品でお目汚ししてしまい、申し訳ありませんでした」

「あ、は、初めまして。名乗った覚えはないのですが、覚えていてくださってありがとうございます。それと、お目汚しだなんて思ってません。というか、今その作品がとんでもないことになっているのですが……」


 凛子さんの発言を聞き、僕と紗雪さんの視線が広場の中央へと向かう。


 そこでは――。


 僕の金の彫像が、ひかりちゃんとメグさんによって魔改造されつつあった。

 花で作った冠を被せられ、羊の毛で作ったジャケットっぽいものを着せられ、天高く突き上げた人差し指には無地の白旗が取り付けられていた。


 魔改造されていく自分の像は、まるで教科書に描かれた有名人がいたずら書きされていく様を連想させられた。


「……紗雪さん、玖音さんがひかりちゃんとメグさんを止めようとしているみたいなので、合流してあげてください。僕は凛子さんに事情を説明しながら向かいます」

(かしこ)まりました、空様。ではすぐにそのように致します」

「紗雪さん、今のように取り(つくろ)った姿も嫌いではないですけど、すでに凛子さんにはあの彫像の作者だと知られていますからね」

「うぐ……」


 紗雪さんは少し地が出たけど、すぐに頭を下げると「では失礼します」とひかりちゃんたちの方に向かっていった。

 凛子さんはそれを見送りながら、僕の横に並ぶ。


「玖音さんも、お嬢様なんだね」

「普通に黒塗りの車が送り迎えしてくれる人だよ。家も大きな日本式のお家だしね」

「……遊びに行ったことあるんだったね」

「はい……」


 墓穴を掘ったかと思ったけど、凛子さんは怒り出すようなことはしなかった。

 代わりにしみじみとした口調で、話し始める。


「まさかあなたの周りに、こんなに綺麗な女の人がたくさんいただなんてねえ……」

「す、すみません」


 なんとなく謝るべきかと思い、僕は凛子さんに頭を下げる。

 後で詳しく聞かせてもらう。今日もそう言っていた凛子さん。これから根掘り葉掘り聞かれちゃうのかと思った。


 だけど凛子さんは、口調を変えずに言ったんだ。


「ま、あなたが学校外でも楽しくやってて良かったわ。ちゃんと友達、たくさんいたのね」


 そう言いながら彼女は、笑顔で僕に振り向く。


「そ、そうだね。ありがたいことに幸せに暮らさせてもらってるよ」

「ふふ。ちょっと上から目線の発言だったかしら」

「そうは思わなかったよ」


 そこで僕たちの視線の先で、ひかりちゃんと紗雪さんがハイタッチを行う姿が見て取れた。

 ミイラ取りがミイラになったなと思い、僕はため息をつく。


「楽しそうね。私もあの中に入れてもらえるのね」


 凛子さんが再び前を向いて、そう言った。

 今度は僕が驚いて、彼女を見る。


 そして僕は嬉しくなって、彼女に力強く言った。


「う、うん! きっと歓迎してくれるよ。間違いないよ!」

「ありがと。――じゃあ、私たちもあそこへ行きましょうか。一緒に遊ぶのよね?」

「うん!」


 凛子さんの言葉に僕は喜んで一歩を踏み出して――。

 直後にまた戸惑うことになった。


「詳しい話は、また明日で聞かせてもらうことにするわ」

「え、ええ? まだ聞くの?」

「もちろん。――ねえ、明日お昼一緒に食べましょ? もう(あい)と話すのも平気になってきたしね?」

「む、無理無理無理。学校で凛子さんたちと一緒にお昼だなんて、恥ずかしくて死んじゃうよ」

「いいじゃない。あの学校って結構穴場いっぱいあるのよ? 人が少ないところに連れて行ってあげるわ」

「そ、それでも……」

「はい決まり! なら今日はもう何も聞かないわ。後は精一杯楽しみましょう」

「……うん……」


 僕は流されるように頷き、そして歩き出した凛子さんの後を追った。


 僕の彫像が置かれた、ラゼルの始まりの広場。

 そこに新しい住人が増えたことは喜ばしいことだったけど、同時に彼女は、僕の学校生活にも新しい風を吹き込もうとしている。


「見て見て、凛子ちゃん! このゲームってこんなことも出来るんだよ~!」

「こ、個性的な像になったわね。でも、お兄ちゃんが白旗挙げてるんだけど、それで良いの?」

「それがね~、ひかりはタマちゃんを書こうと思ったんだけど、ひかりには無理だったんだよー。だから今は暫定で白紙なの~」

「そ、そういうことなのね」


 でも、今は明日のことは考えないことにした。

 もう何も聞かないと言われたし、精一杯楽しむとも言ってくれたし。


 何より今日は、凛子さんが初めてラゼルに来てくれた記念日だしね。


「すみません、お兄さん。私にはこの流れを止めることは出来ませんでした」


 隣に玖音さんが来て、そう小声で話す。

 僕は笑って彼女に返事をする。


「今日はもう諦めて、徹底的にやってもらいましょう。しばらくすれば片付けたらいいでしょう」

「そ、そうですか? ならいいのですが……」

「では僕たちも混ざりましょう。おそらく金鉱石を探しに行くことになる気がします。今日は平日なのであまり時間が取れないので、急ぎますか」

「は、はい」


 そうして僕たちはその日、凛子さんを迎えてラゼルを楽しんだ。

 予定外の紗雪さんには驚いたけど、終わってみればやはり楽しい一時(ひととき)だった。


 結局僕の彫像は金の王冠を被せられちゃったけどね。



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