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好きって何ですか?(2)
「礼ー。」
「ありがとうございました。」
放課後の部活が終わり、俺らバスケ部はボールなどを倉庫に閉まっていた。
「おい、椋、瞬。」
途端、キャプテンが俺たちを呼んだ。
「今回、水曜だから、夜練あるだろ?それで俺さ、塾がたまたま入っちまって練習出れねぇんだ。鍵の当番、よろしくな。」
「はい。」
そういえば今日は水曜日か。帰ってすぐにまた家を出て、水バス(水曜にするバスケ練習の略)してそのまま塾行って・・・。
「はぁ・・・。」
中学生って、本当忙しいな。宿題多いし。寝るのいつだろう。
そんな遠い目で果てしない未来を見ていると
瞬が俺に、
「今日はやろうぜ。」
と、耳打ちをしてきた。
深入り混じったため息をついて、
「あぁ。」
と短く返事をしておいた。