第71話 ツンザンブレーン連邦
私はメタルの洞窟には、まだ行ったことが無かったな。
「ソラが居ないので、カイン結界を頼んでいいか?この子達に張ってくれるか?」
「御意」と結界を張ってくれた。
私達もレベルは2個上がったが、この子達の上がり方は半端なく早かった。
昼までにレベル30になっており、人型にも変身できている。中学生ぐらいの大きさになっていた。普通に話もできた。
ステータスを見ると、もう少し上げて置きたかったので、レベル50まで上げて終了にした。
もう高校生ぐらいになっていた。
途中、何度もお腹が空いたって言うもんだから、その度に誰かが抜けて飯を作ってたよ。人数多めで来て良かったよ。
魔物の成長の仕方何て分かるはずもありませんよ。
皆 人型だけど人間は私だけですから。
名前: ヒマワリ
年齢: 1
種族: 竜族(雷龍)
親 :ノア・カイン
加護: 佐藤 太郎の加護
状態: 普通
性別: 女
レベル: 50
HP 4440/4440 MP:4323/4323
攻撃力:4225 防御力:4525 素早さ:4025
魔法: 火(1)・水(1)・土(1)・風(1)・雷(1)・闇(1)・光(1)
技能: 牙(1)・刀(1)・槍(1)・ブレス(1)・採集(1)・料理(1)・解体(1)・探知(1)・回避(1)・遮断(1)
耐性: 熱・雷・毒
スキル: 【変身】3【再生】1【高速移動】1
ユニークスキル:なし
称号: なし
名前: ヒナタ
年齢: 1
種族: 黒狼族
親 :ココア・アトム
加護: 佐藤 太郎の加護
状態: 普通
性別: 男
レベル: 50
HP 4338/4338 MP:4636/4636
攻撃力:4422 防御力:4121 素早さ:4634
魔法: 水(1)・土(1)・風(1)・氷(1)・闇(1)・光(1)
技能: 牙(1)・短刀(1)・刀(1)・薙刀(1)・採集(1)・料理(1)・解体(1)・探知(1)・回避(1)・遮断(1)
耐性: 熱・雷・毒
スキル: 【変身】3【再生】1【威圧】1【眷属召喚】1
ユニークスキル なし
称号: なし
1歳でSカードゲットできるね。後は熟練度上げだな。
でも、両親の同レベル頃のステータスより高くなってるな。配合が良かったのかな。
配合すると、こうなるのかぁ。またやってみないと分からないね。
悪魔3人組が帰って来てくれると助かるんだけどなぁ。
おー、帰って来たよ。ラッキーだ。タイミングがいいねぇ。
「ララ、ロロお帰り。」
「ただいま兄ちゃん、全ダンジョン制覇してきたぜ!ダンジョン核は取っちゃいけないらしいけど、魔石はたくさんあるぜ!」
「今回のダンジョン巡りって楽しかったよ。次は他所の国のダンジョンに行ってみたいな。」
「それもいいけど、先に紹介しておくよ。ヒマワリとヒナタだ。私の子供だ。」
「「えええ??」」
「ははは、違うけどな。でも、昨日私から生まれたんだぞ。今レベル上げが終わって、次から熟練度上げだ。手伝ってやってくれな。」
「昨日生まれたの?それでもうこんなに大きくなったんだ。すげぇ」
「お前達もだったよ。ショーンとアゲハとイロハも手伝ってくれな。」
「何か思い出しますね、ララとロロの時を。」
「そうですね、一人前になって来たけど、もうちょっとって感じまで来れましたからね。また1からですか。大変だけど遣り甲斐がありますからね。」
「ただ今回は、ララとロロの時よりしんどいかもしれんぞ。ステータスは高いし年齢は満0歳だからな。数えで1歳だ。親の影響を非常に受けてるみたいだから、知識もあるし、見た目通り扱っても問題はないとは思うけどな。」
次の日から熟練度上げをして、1週間でいい感じになった。特に刀は、私の魔力注入が一番多かったためか大きく影響を受けているようだ。
アラハンの所へ行って、Sカードを発行してもらった。免許皆伝みたいなもんだな。
Sカードと書いて、ウルフォックスと読む。みたいになってきたぞ?
もう14人か。普通に国と戦っても負けないだろうな。ちょっと自惚れか?
カードも発行して貰ったし、次の国へ行ってみるか。
名前: ヒマワリ
年齢: 1
種族: 竜族(雷龍)
親 :ノア・カイン
加護: 佐藤 太郎の加護
状態: 普通
性別: 女
レベル: 50
HP 4440/4440 MP:4323/4323
攻撃力:4225 防御力:4525 素早さ:4025
魔法: 火(5)・水(2)・土(2)・風(4)・雷(6)・闇(3)・光(1)
技能: 牙(1)・刀(8)・槍(1)・ブレス(3)・採集(1)・料理(1)・解体(1)・探知(3)・回避(4)・遮断(4)
耐性: 熱・雷・毒
スキル: 【変身】5【再生】5【高速移動】5
ユニークスキル:なし
称号: なし
名前: ヒナタ
年齢: 1
種族: 黒狼族
親 :ココア・アトム
加護: 佐藤 太郎の加護
状態: 普通
性別: 男
レベル: 50
HP 4338/4338 MP:4636/4636
攻撃力:4422 防御力:4121 素早さ:4634
魔法: 火(2)・水(5)・土(4)・風(5)・氷(1)・闇(3)・光(1)
技能: 牙(1)・短刀(1)・刀(7)・薙刀(5)・採集(1)・料理(1)・解体(1)・探知(3)・回避(5)・遮断(6)
耐性: 熱・雷・毒
スキル: 【変身】5【再生】5【威圧】1【眷属召喚】1
ユニークスキル なし
称号: なし
もう普通に戦力として数えてもいいな。さすが魔物だ、意味がわからん。
そろそろ、情報集めに次を目指すか。
次の町は、やっぱり一度勇者の所へ行ってみるかな?
面倒が無さそうなのは北だな。氷系魔物の魔石も欲しいし、北に行くか。
情報は、集めていた。主にデルタが教えてくれたが。
北の勇者の国はツンザンブレーン連邦というらしい。7つの国の集合体で、順番に持ち回りで勇者召喚をしているという。
寒さ対策は、私とララとロロだけでいいのかな?
3日後に出発すると皆には伝えた。
その間に簡易家の拡張と、冒険者ギルドの高ランク依頼の達成をヒマワリとヒナタを連れて終わらしておいた。
ウルフォックスのメンバーはツンザンブレーン連邦に向けて出発した。
もちろん、その日の昼前には到着している。
ノアの【神速移動】、早すぎです。
到着したのは、連邦の中でも南西に位置する、ザンガード国という国だった。
ツンザンブレーン連邦に加盟している7つの国にはそれぞれに王がいて、その王達の会議に寄って様々な方針が決定される。
7つの国は、公平な立場とはいえ力関係は存在する。その力関係を公平にするために勇者召喚を順番に持ち回りにしているらしい。
勇者召喚された国はその時期の序列1位になれ、他の6国は絶対に協力をしなければならない。というのが最優先事項であるそうだ。
そこまでしなければならないのは、土地が北にあるため、食料資源に限りがあるからだろう。
ただ、地下資源は豊富で金や銀は勿論、宝石の中でもダイヤモンドやルビーが取れるので、それぞれの鉱山を管理することで国を維持し、他国との貿易も共同で行うことで、より優位に利益を上げることができた。
今回、到着したザンガード国は、ルビーの鉱山を所有していた。
この世界では、宝石よりも金や銀の方に重きを置かれている。
金や銀は貨幣にも使われるが、武器や防具にも使われる。
それに対して宝石は、一部魔力もあるものはあるが、ほとんどは装飾品である。
貴族だけの物流では、そんなに多くの利益は見込めない。
そこで連邦制を取ったのだ。連邦を提案したのが、銀の産出国であるシルビア―ナ国で、勇者召喚を開発したのは、ダイヤモンドとサファイヤの産出国が共同で開発した。
輸出で不利な鉱山の国が勇者召喚できる。その勇者を利用するために輸出の有利な鉱山の国が協力する。利害関係が分かりやすい構図である。
今回、訪れているザンガード国が産出しているルビーは、鉱石の価値としては下位ではあったが、その分食料資源が連邦の中ではトップだった。
しかも、ダンジョンを1つ保有していた。
私達はまず冒険者ギルド行く事にした。
今回の目的は、氷系魔物の魔石と、転送や結界などの情報であったからだ。
情報収集には、冒険者ギルドは都合が良い。
国に入る前には魔法陣と転送拠点の登録を済ませておく。
この国の冒険者ギルドは2階建てだった。冒険者ギルドに入り、カードを提示する。
受付には、全員Cランクカードと認識される。
14名のパーティ。多いと思うが、別に驚かれることも無かった。
ダンジョン目的以外ではたまに居るそうだ。パーティで無くとも合同で動いてたりもするので、私達が14名でも目立つことは無かった。
依頼ボードを皆で見ていた時に、予想通りギルマスからお呼びが掛かった。




