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第69話 褒賞

短いです。

まずは100体出し、順調に解体していく。武器素材や、付加効果素材を考えると付加効果を持ってる魔物だけに絞り100体もあればいいだろう。あとは全部解体でいいな。


100体解体するのに1時間ぐらい掛かった。冒険者ギルドの連中よりは遥かに速いが、この数を一人でやるには1日では無理そうだな。300体終わった時点で、一度冒険者ギルドに戻り、倉庫を補充しておく。また海岸に戻り解体の続き。

日が少し傾いて来たなぁと思ったころ、皆が帰って来た。


「おかえり。報告は後で聞くから解体を手伝ってくれ。あと1000体ぐらいあるんだ。」


それからは早かった。全員でやったから1時間かからずに解体作業が終わった。


「皆ご苦労さん。じゃあ、報告を聞こうか。東の国についてマーメイドは何か知ってた?」

「はい、知っていましたが、どうやら解決方法が無いようでした。」ココアが教えてくれる。

「どういうこと?」

「はい、東の国の手前に大きな結界の様な壁があるんですが、それが何かわからなくて。マーメイド達も通り抜けられないそうです。そこまで連れて行って貰ったんですが、やはり私達も通れませんでしたし、カインさんの【結界】でも解析できませんでした。」

祠の時も解析できなかったし、同じようなものか?


「ここまでやってダメだったんだ。今度は別の方法も考えてみよう。」

「そうですね。」

「この町でやれることは終わったが、メリアーナに今度こそ観光案内させるから、行きたいものは付いて来いよ?」


皆を先に宿まで帰らせ、カインとデルタを連れて冒険者ギルドにやって来た。

受付も私の顔を見るなりメリアーナを呼び出してくれた。


カインはカードの更新、デルタは発行。どちらもCランクのSカードにしてもらった。


解体が終わったから、明日は観光案内を頼むと告げて、ついでだから鍛冶屋に寄った。

もうメリアーナには呆れられてるようだった。


「よぉ、武器はできたか?」

「あ、これは旦那。できましたよ。シャーガーの剣と槍と盾ができました。」

「ほぉこれは良いなぁ。素晴らしい。」

海系だからなのだろうか。青色がメインで白や黄色の色を織り交ぜて、デザインも凄く格好良かった。攻撃力や守備力も400~500と高かった。ドラゴン素材の次ぐらいだな。

付加効果も水操作が付いていた。


解析はできていたが、折角私の為に作ってくれたようなので購入した。

全部で金貨300枚だった。高いんだけどね。金銭感覚が無くなってきたよ。

良い情報も手に入った。杖だ。杖の元になる素材は ニンフでもドライアドでも良いらしい。魔物の木を使うとそれだけで最高の物ができるらしい。ただ、核となる部分に魔石を使うらしいが、その魔石で一番良いのが得意魔術の系列にした方がいいということだった。

得意魔法が複数あれば、魔石も複数付けた方がいいということだった。

デルタは水、雷、氷が得意なので、あと氷が足りないな。先に水と雷の魔石を付けて作ってやろう。見本があればいいんだけどなぁ。

精神系攻撃の時は、魔法の相性は関係なかったみたいだが、自分で扱う時には同系列の魔石を使うと効果が上がるようだ。



次の日、やっとメリアーナに観光案内をさせて皆で観光を満喫した。


その次の日は自由行動にした。

私はメリアーナに付き添って、素材の配達だった。

そんなに収容できるものは無いからね。仕方が無い。

最終的に、また金貨10000枚頂いたよ。

前回は討伐報酬も付いたけど、今回は素材だけだから1000体超えでも10000枚に留まった。それでも凄いんだけどね。10億円だから。

明日、ローレンスの町に帰ることを告げて、メリアーナとは別れた。


メリアーナとの別れ際に城からの使者が来て、立派な額に入った賞状と勲章、報奨金として大金貨500枚。

城に近い住宅地の屋敷の目録を持って来て口上を述べた。

「お金以外はすべて断る!」と言うと、使者たちは顔を見合わせて、私の前にすべて置いたまま逃げて行った。


え?そんなんでいいの?と呆気に取られていたら、「あなた、伯爵になってるわよ。この屋敷もあの辺りでも大きな屋敷よ。」とメリアーナが教えてくれた。

置いて行くわけにも行かず、メリアーナに譲るとは言ったが断られたので、収納しておく。

永久に封印だな。もう城に行って突き返すのも面倒だしな。


騎士団長と副長がどうなったかは、知りません。知りたくもありません。


マーメライに行ってから1週間目の朝、私達はローレンスの町に帰って来た。

町を少し離れてから短刀の転送で帰って来た。


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