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第60話 逸品

だいぶ短いです。

家に帰ると、ララとロロはまだ庭で修行していた。

悪魔3人組が指導していた。


まだ、やりたい錬金があったが、今日は疲れたのですべては明日にするから、と言って私もココアも自室に入って寝た。

そう言えば、初の自室での睡眠かもしれない。

ゆっくりさせてもらおう。



翌朝起きたら、まだ大分早い時間だった。

昨夜は風呂も入ってなかったので、朝風呂に入ってさっぱりした。

朝食には早いが、昨夜は食べなかったので、取り敢えず一人で食べて作業に入る。


長剣と槍だな。

ただ、長剣ならロロの場合、刀の方がいいかもな。

両方作っといてやろう。

槍もミルキーの解析をしてからだから、まずは熟練度を上げるための一般的なものでいいだろう。

素材の中からオーガを選び、このぐらいのランクでいいな。と、武器を作った。

メタル素材でも作ってはいるが、ロロの熟練度がもう少し熟練度が上がるまでに使ってもらう武器だ。熟練度が低いままで メタル素材の武器を使うのは危険だからな。


防具は調整が終わってるし、少し時間が余ったな。

今欲しい物は・・・・、移動のための何か。だな。

いつもノア頼みだし、他にいい方法は無いものか。車やバイクは無理としても、自転車やグライダーぐらいなら燃料がいらないんだし、魔法があるからなんとかできないものか・・・。


熱気球ぐらいか。それならノアの方が早いしね。

今度時間がある時に、遊覧用に作ってみようか。


今は、昨日のレインボーソードを気合の入った逸品に交換するためのものを作るか。

基本は同じでいい。


レインボー系の魔物を取り出す。剣を【錬成】。これで同じものが出来た。


ここからだな。レインボーっていうぐらいだから、7本に分かれるようにするか?

それじゃあ、戦えないな。いや、観賞用だからいいんじゃないか?

柄の部分ももっと装飾を施した方がいいな。鞘もやはり7つ用意して。いや7つでいいのか?

グランプリ作品に変わるものだぞ?もっと派手に行かないといけないんじゃないか?

あれこれあれこれ迷って完成しました。


試作家から持って出た時ソラが庭に出て来た。

「ご主人様ー、サウザンドニードル作ったの~?」

ちげーよ。ソラにはわかんねーだろうなー。この芸術は。

「ソラさん、タロウ様はあの時魔石が取れなかったのが、よほど悔しかったのかもしれません。」ショーン、違うから。

「あらぁ、サウザンドニードルじゃありませんことぉ」

ノアもか?しかも朝帰り的な?


「タロウ兄ちゃん?それって、剣の花束ですか?」

ララまで。しかも皆どんどん起きて来てる。なぜ庭に来る?

「違うよ姉ちゃん。兄ちゃんは新しい一斉攻撃の武器を作ったんだよ。あれが一斉に発射されるんだぜ。」

いえ、飛びませんから。


「タロウ様、なにか手品でもされるんですか?」

ミルキーさんしませんから。

「タロウ様、新しい呪術でも開発されましたか?」

アゲハさん、してませんから。

「タロウ様、本物の刃はそれです!」

全部本物ですから、イロハさん。


バタン。試験家に戻りました。

完全に心が折れました。今日はもう試験家から出ません。


ココアに食事ですと呼びに来られてあっさり出ましたが。それがなにか?


結局、鍛治ギルドに飾られたレインボーソードを交換に行くことはありませんでした。


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