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第25話 火竜弱い?

家の片づけを終え、周囲の確認をする。問題無し。

「じゃあ、行くぞ。火竜に会うまではここに来た時同様、私にくっついていればいいから。」


道中は魔物にも出会ったが、苦も無く倒していった。やはり刀で一振りだった。

ただ、活発化というのがどの程度のものを言うのかはわからないが、一般程度の出現率ではないかと思う。【鑑定】で見る限りレベルも20を超えるものはいなかったし。


出発してから1時間もしないうちに火竜に遭遇した。


【鑑定】

名前: なし

年齢: 821

種族: 竜族(火竜)

加護: なし

状態: 普通

性別: 女

レベル:41

魔法: 火(2)・土・雷

技能: 牙(8)・翼(7)・ブレス(4)

耐性: 熱・風・木・水・雷・

スキル:【変身】2【痛覚無効】4

ユニークスキル:なし

称号: ヴァルカン山の主



どうなんだろ?これ。普通に勝てそうな気がしてならない。たぶん私一人でも勝てるんじゃないか?ココアと同程度と思われるんだが。

あとは飛べるってことか。

しかしデカいな、今まで会った魔物の中で一番デカいぞ。

7~8メートルはあるだろう。


「おいっ!火竜!一応聞くが、私の仲間にならないか?」

「何を馬鹿なことをー!人間風情がー!生意気な奴め、その身を引き裂いてやるわー!」

「おっ?しゃべったぞ!二人ともプランBだぞ!」

「りょうかいー殺さない方ねー」

「むむむ、人間風情がですとー、たかがトカゲの分際で主様になんて口の聞きようでしょうか。許せません!!!」

「おい!ココア!」

止める間もなく、ココアが火竜に突っ込んでいく。


「はぁーーー!狼牙突―――!」と言って箸を2本投げつける。

いや、式具でした。あなたもできたのねココアちゃん。


火竜に向かって投げられた式具は、風と水の魔力を纏いながらドンドン大きくなって行きそのまま火竜の両方の翼を貫いた。火竜の左右の翼に大きな穴が開く。

「はぁーーー!止めだー!」

「待てー!ココア!違うって!」

ガキーン!ココアの薙刀が火竜に届く前に私の刀がギリギリ間に合った。

「待てココア!チョーっと待て!」

やっと私の声がココアに届いた。

「プランBだ、ちょっと待て。」

「あら?」やっと我に返ったようだ。

バーサクモードでも付いているんじゃないか?こいつ。

肝に命じてって言ってたよねー


もう一度火竜に向き声を掛ける。

「もう一度言う、私の仲間にならないか?」

今度は火竜も話を聞く気になっているのがわかる。

「・・・・・・つく!」

「最後にもう一度だけ言う、仲間にならないか?返事は今すぐしか受け付けない。」

「・・・・わかった、貴方の軍門に下ろう。」

おぉ!できたよー!仲間になったよー。いいじゃん!これ。



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