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第22話 鍛冶屋と魔法屋

午前中には連絡を入れておくということだったので、まずは服や寝具、家具や食器などを買いに行って、食事をしてから向かうことにした。


「ごめんください」

「あーいらっしゃい、あんたがタロウって冒険者か?」

「ああ、よろしく。」

鍛冶屋の主人は、いかにもドワーフって感じの正面から見たら正方形って感じの体つきで身長は150くらいか、ソラとココアとそんなに変わらない。

ただ、横が大きい。細めのココアと比べると4人分ぐらいありそうだ。

ココアと違ってソラって意外と胸があるんだよな。着物を着てたからわからなかったよ。

あくまでも、お父さん目線だからね!ココアも貧乳ってわけでもないぞ。


「で、何か話があるって聞いたんだが、そのナリからすると防具の話か?」

「いや、防具はいいんだ。武器についてなんだよ。武器強化や素材、どんな種類の武器があるかなんかを知りたいんだ。」

今更?って顔をされたが、ギルマスの紹介だからか、きちんと説明してくれた。


種類は大まかに、剣・槍・斧・小手・弓・杖

細かくは、ショートソード・レイピア・ロングソードなどオーソドックスなものに加え、ファイアソードなどの魔法剣もある。素材も鉄からミスリルや魔物の爪や牙を加工する方法もある。他の武器も種類は細かくあるが、魔法付加や素材に関しては似たような感じである。

この店で今まで作った中で最強武器はオーガの角で作った槍とサラマンダーの素材を生かしたファイアーソードと、ガルーダの爪で作ったナックルのような鉤爪だそうだ。

どれも自身の中では誇れる傑作品ということだった。

それ以外の素材で作れそうなものとしてドラゴン素材は一度作ってみたいと言っていた。


依頼にあったねー、ドラゴン。

 

武器はその武器に合った素材を上乗せしていく毎に強化されていく。同じ武器を合成しても+が付くらしい。素材との相性が悪かったり、鍛冶屋の腕がそのレベルに達していないと失敗もするそうだ。その時は武器の+が無くなるのとのことだった。

素材によっては剣でも槍でも適合する物なら、どんな武器にもできると豪語していた。


私たちの刀や薙刀にでもできるんだろうか?

もう少し気安い仲になったら聞いてみよう。今は目立ちそうだし。


そういえば、なぜ目立ちたくないんだろう?ふと疑問に思った。

目立ちたくないのは 私の性格でもあるんだが、悪目立ちをすると今後の行動に影響が出るかもしれない。いや、メリットもあるはずなんだ。が、デメリットの方が大きいような気がする。検問所や買取の時のようなこともあるし、そのせいでありえない依頼を受けることにもなっている。

でも、鍛冶屋や魔法屋も紹介してもらうというメリットもあるし。トータルどうなんだ?


「難しかったか?おいおい覚えればいいさ。」と鍛冶屋の主人に言われて我に戻った。

別のことを考えていたのに、武器のことを考えていると思われたみたいだ。

普通そうだろうね。


武器のことも今後考えるとして、私たちはその足で魔法屋へも向かった。

魔法屋からは基礎魔術として、火・水・木・土の4原則の下級魔術を習って、初級の魔法書ももらった。

宿に戻って中庭を貸してもらい、基礎の反復練習をした。

寝る前にはココアと一緒に魔法書をしっかりと読み込んだ。

ソラは実戦あるのみだそうだ。一人でよく町の外に出掛けているようだ。


次の日は、家を作っている工房へ訪れ、こちらの要望を伝えておく。

風呂・キッチン・トイレの大きさはもちろん、家の形と4角には地面に固定できるような工夫をしてもらった。その後も思いついたアイデアを伝えるため、何度も工房へは立ち寄った。


私とココアは魔法の反復練習と魔法書の見直しを繰り返し、再度魔法屋を訪れた時には、かなりのレベルまで来ていたので、雷・氷・闇・光の魔法書ももらった。中級魔法ではあるが、その中でも下位の魔法書で軽く基礎も教えてもらった。他には、空間・精霊・波動・創造・召喚 等々あるようだが、この店でわかるものはいないらしい。


【小判】についても聞いてみた。道具屋が詳しいらしいので、あとで聞いてみよう。



名前: 佐藤 太郎

年齢: 18

種族: 人族

加護: なし

状態: 普通

性別: 男

レベル:51

魔法: 火(5)・水(5)・土(5)・風(5)・氷(1)・雷(1)・闇(1)・光(1)

技能: 刀(4)・剣(1)・槍(1)・弓(1)・料理(6)・採集(2)・解体(3)・回避(4)・遮断(2)

耐性: 熱・風・木・水・雷・身体異常

スキル:【亜空間収納】Max【鑑定】7【複製】1【変身】1【仲間】2【無限再生】2【痛覚無効】Max

ユニークスキル:【那由多】

称号: 東の国の冒険者

従者: ソラ・ココア



名前: ソラ

年齢: 250

種族: 九尾族

加護: 佐藤 太郎の加護

状態: 普通

性別: 女

レベル:68

魔法: 火(7)・水(2)・土(2)・風(6)・雷(6)・闇(6)

技能: 牙(8)・刀(2)・薙刀(6)・槍(3)・採集(7)・調合(8)・探知(2)・回避(4)・遮断(3)

耐性: 熱・雷・毒・麻痺・腐食

スキル: 【鑑定】3【変身】9【再生】9

ユニークスキル:【天災】5

称号: 九尾族の姫



名前: ココア

年齢: 150

種族: 白狼族

加護: 佐藤 太郎の加護

状態: 普通

性別: 女

レベル: 45

魔法: 火(3)・水(9)・土(8)・風(9)・雷(2)・氷(1)・闇(1)・光(1)

技能: 牙(8)・短刀(2)・薙刀(6)・採集(6)・料理(5)・解体(3)・探知(3)・回避(4)・遮断(3)

耐性: 熱・雷・毒・麻痺・腐食

スキル: 【変身】8【再生】8【威圧】4

ユニークスキル 【山の神とのつながり】

称号: なし



私もココアも勉強した甲斐があって大分魔法が上達した。

ソラは単独で町の外に行ってなにやら練習していたようだ。若干魔法も上がっているみたいだけど、それ以上に採集と調合が上がってるって・・・・何やってたんだ?


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