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第105話 七つの子


「誰だ?イチジロウにこんなことを頼んだ奴は。」

シーンとしている。


「まずはリク!お前はどうなんだ?」

「お、おいらは22・23階層をモンスターハウスにしてって言ったのとダンジョンマスターのレベルを上げてって言っただけだよ。」

「ロロは?」

「ボクは24・25階層のモンスターハウスと20階層のフロアマスターのレベルアップだけ。」

「ヒナタは?」

「ボクは1・2階層とダンジョンマスターだけ。」

「ココアは・・・・・・


そりゃ全員で頼めばこうなるよな。頼むよー

「お前達やり過ぎだ!イチジロウにぬいぐるみを渡したのは誰だ?」

全員手を上げた。


「それで全員制覇できたのか。」

「おいらが一番だったよ!」

「それは初めの時だろ?ダンジョンマスターがタイタンになってからは僕が一番だよ!。」

「モンスターハウスがたくさんできてからは私だよ!」

「うちー。」「わらわですわよぉ。」「私です!」「私だ!」・・・・・・


別に褒めてないって……。

はぁ、全員ダンジョンマスターキラーになったのね。でもこれぐらいの空気抜きはしてやらないといけないのかなぁ。皆強すぎるからな。しょうがないか。

どうせダンジョンで戦うならやらせてやろう。ただでは無いがな。フフフフ


「わかった。ダンジョンはこのままでいいよ。そこで私からの提案だが、子供を作ろう。子供と言ってもヒマワリ、ヒナタ、リクと同じだ。【クロスランド】でできた子供は3人チームで育てる。そして育てた子供と協力してもう1人作って育てる。それをもう1回やる。全部で3回やってみようか。できた子供の名前は私が付けてやるがお前達で考えて来い。まだ屋敷も余ってるし必要なら建ててやる。どうだ?やってみないか?」


「面白そう!」「やるやるー」「絶対!」「うちもー」「やりますわぁ」「おいらもー」・・・・・


「わかった全員賛成だな。イチジロウだけは戦闘無しにしてやってくれよ。ジャンはできるのかな?できてもジャンも戦闘無しだ。判定の基準は強い事はもうわかってる。早さもあまり変わらないだろう。どれだけ良い子に育てるかだ。判定は私だから難しいぞう。それでもやるか?」


「やります!」「やるやるー」「うちもやるー」「絶対!」「僕もー・・・・・・


「明日の朝からでいいか、明日の朝食が終わったら卵にして孵してスタートだ。」


そう言えば全員集合を掛けたからミルキーチームも帰って来てたんだ。

でも、さっき手を上げてたぞ奴ら。しかも晩飯の時にノアがダンジョンとか言ってたし。

サボってやがったな!でも、皆と一緒の方が楽しいのかもな。巡回の旅は一時休止でいいか。


チーム分けだな。系列は合わせた方がいいんだろうか?

魔物だしな、わからんよ。くじ引きでいいや。男男男や女女女にならないようにすればいいだろう。

イチジロウ・ユニコ・ショーン。

リク・ヒマワリ・デルタ。

エース・ロロ・ココア。

ソラ・アゲハ・ジャン。

ジョーカー・ジャック・クィン。

ノア・イロハ・カイン。

ヒナタ・ララ・ミルキー。


イチジロウ×ユニコ→シロウ♂

リク×ヒマワリ→ニコ♀

エース×ココア→ミコ♀

ソラ×ジャン→ゴロウ♂

ジョーカー×クィン→ヨッコ♀

イロハ×カイン→ムロ♂

ヒナタ×ミルキー→セブン♂


皆、名前を考えなかったので順番で付けてやった。ジャンでも【クロスランド】は発動した。イチジロウの子、シロウはユニークスキル【ダンジョン】を持って生まれたが武器も魔法も使えた。


「赤ちゃんはレベルが上がると飯を食わさないといけないから魔物肉はちゃんと持って行けよ。私はやることがあるから、何かあったら『念話』をくれよ。」

イチジロウも自分のダンジョン内なら魔物にも襲われないし食事係りには最適だろ?ジャンのとこだけがハンデだな。


「ソラ?アゲハ?そこだけハンデになってるから、必要なら手伝うぞ。」

「大丈夫です。全員パーティですから、全員でダンジョンに入りますし。」

「あ、そうか、なるほど、たしかに。」

あ、そうか。ホントだ忘れてたよ。じゃあ、何が競争なんだ?

それなら次から赤ちゃんの数を増やしてもいいな。食事係りを多めにしても今の7人の赤ちゃんも戦力になってるだろうし。名前だってもう順番だ。


「じゃあ、ココアに刀と剣と槍と弓と杖を7つずつ渡しておくよ。途中から赤ちゃんも戦力になるようなら熟練度も上げて行けばいい。」

熟練度が低いものにはメタル系は危ないからドラゴン系のものを渡した。

武器はいっぱい作ってるからね。



さぁて、皆も送り出したし、今やることは3つだな。

エンダーク王国の情報集めとサンゼルマン子爵の情報集め。


今なら【創生】だから良い物が出来るだろうと思う、コスモキング。解析もまだなんだよね。これは夜でもいいな。コスモ系は時間が掛かるからな。キングでも今なら短くなってると思うんだけどな。


あと、今一番やっておきたいのはジャンの爪か牙を貰って、マーメライの鍛冶屋の親父に刀を作って貰いたいんだ。あの親父の作る刀って凄く格好良いから是非解析したいんだ。

その為にも一度作って貰わないとな。これが一番目だな。



ジャンの頭の所に行って聞いてみた。

「ジャン、お前の爪と牙を先の方だけでいいから斬らせてもらえないか?」

先の方だけでも冒険者ギルドの倉庫が満タンになるぐらい大きい。


『爪は構わないが牙はのぅ。』

「斬るのは先の方だけだし、回復魔法ですぐに戻せると思うからさ。頼むよ。」

『仕方が無いのぉ、爪はいいが牙は今回だけだぞ。』

「すまないね、ありがとう。」


先に爪を18本斬って回収。次に牙の先だが、今回だけだと言われたので大きな2本の牙の先と大き目の牙の先を5本斬って回収した。牙も先の方だけだったから痛くは無かったようだ。それでもかなり大きいんだけどね。

爪と牙を斬ったあとは練習で作って大瓶に入れていた回復薬を全部ジャンに飲ませてやった。MP回復や状態異常全快なんか関係ない。全部飲ませてやった。


ジャンは、『力が漲って来たぞ!』ギャアゴォーー!!と吠えた後、空に向かってジャイアントブレスを何度か吐いていた。

爪と牙は元通りに治っていた。


斬った爪と牙は大きく切り過ぎたので、鍛冶屋に渡す分として私の身体の大きさぐらいに斬った物を1つずつ用意した。



マーメライの町の外に転移して来た。

そのまま町に入り、鍛冶屋にやって来た。

相変わらず水龍が居なくなってからは町に活気がある。


鍛冶屋に入ると、今日は親父が居た。

「よぉ、親父。良い物持って来たよ。」

「おぉ(あん)ちゃんかぁ。良い物ってなんでぇ。」

「アスピドケロンの爪と牙の先だ。」


師匠はガバっと立ち上がり前のめりに食いついて来る

(あん)ちゃん、嘘じゃねぇだろなぁ。儂はそういう嘘は一番でぇ嫌れぇだからよぉ。」

「ああ、大丈夫だ。間違いない。」

「本当か!見せてくれるかい。」

「ああ、これだ。」

小さく切った方の牙と爪を1つずつ出した。それでも私の身体分ぐらいあるから刀の素材としては十分だ。


「おおおお!!来たぞ来たぞおおお!!」

師匠は両こぶしを握ってガッツポーズの様な格好で雄たけびを上げた。


「これで刀を作って欲しい。」

「あったりめぇだ!おめえに言われなくっても作るに決まってんだろ。(あん)ちゃんありがとよ、いい仕事してくれたな。あとは任せとけってんだ!」


師匠はそれ以上何も言わずに消えたから弟子に聞いてみた。

「おい、何日ぐらいで出来るもんなんだ?」


「水龍の刀で3日でした。今度は大仕事の様なので1週間ぐらい掛かるかもしれませんねぇ。」

「1週間かぁ、ちょっと長いな。わかった、その頃にまた来るよ。」


ステータスを用意はしたんですが、数が多いので辞めました。

機会があれば成長してから載せたいと思います。

その頃にはもっと多くなってて、やっぱり断念するかもしれませんが。

HP/MPだけとかスキルだけとか何か考えたいと思います。

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