転機:後
遅い&糞短くて大変申し訳ございません!!
見捨てずに待っていてくれた人達には感謝してもしきれません‥‥!!
少しずつ進めていきますのでこれからも宜しくお願いします!!
「__と言う訳よ、お母様。」
『分かったわ。とりあえず駄王子は三枚おろしで良いわね?』
「セドリック先輩はそっちに運ばせたから。」
にっこり微笑んでかわいらしく物騒な台詞を放つエリザベスをアイリーンは聞かなかったことにして流す。
ハッキリ言って娘であってもたまに母が恐ろしくなる。
『もう、冗談よ。‥‥体は、大丈夫?』
茶目っ気たっぷりにウインクをしてエリザベスは心配そうに声を潜めた。それに、笑みを返してアイリーンは答える。
「今のところは問題ないわ。‥‥迷惑かけてごめんなさい。」
『そんなことないわ。黙っていた、私達もわるかったし‥‥。』
悲しそうに微笑むエリザベスに、アイリーンは口をつぐむ。これから聞くことは、きっと母を傷つける。でも、聞かない訳にはいかなかった。
「‥‥ねえ、母さん。“わたし”を殺した人って、どんな人?」
『‥‥。』
おもい、おもい沈黙が漂う。水晶越しの母の顔は、恐ろしいほどに無表情で、思わず、喉を鳴らした。
「母さん、教えて。」
『‥‥。あなたも、よく知っていた人よ‥‥。』
長い沈黙の果てに、エリザベスは絞り出すような声でささやいた。それに、必死で聞きながらアイリーンは続きを促す。
『‥‥。名前は、“諏佐幸次郎”。‥‥父さんの、部下だった人よ。』
「諏佐、幸次郎‥‥。」
思い出すのは、いつも気弱な態度で頭を下げていた後ろ姿。あの、気弱な人が、私を殺したのか。
「‥‥。母さん、ごめんなさい。変なこと聞いて。」
『ううん。ずっと、黙っているのもあなたにとってはイイコトでは無いものね。こちらこそ、ごめんなさい。‥‥あ、あと。』
「?」
ふと、思い出したようにエリザベスは顔を上げ、アイリーンに声を懸ける。
『“あちら側”の準備が整ったみたい。早くても1ヶ月後にへこの国は戦火に巻き込まれる。』
その言葉は、もう後戻りできないことを、如実に現していて。
「‥‥そう、分かったわ。」
『それだけよ。‥‥じゃあ、頑張ってね。』
プツッと音を立てて切れる通話に、アイリーンは大きくため息を吐いた。
立ち上がり、窓に近づく。
眼前に広がる夜の光景を、アイリーンはただ悲しげに見つめていた。
1ヶ月後に、この国は滅ぶ。
__自分達が滅ぼすのだ。
感想で色々言われているのですが、このお話はスッキリザマァ展開ではありません。
和解したセドリック先輩もハッキリ言ってろくな最後を迎えられないし国だって完全に乗っ取られます。
このお話はただ主人公一家が、自分たちの大切な人達と一緒に幸せになるために動いています。それ以外は知ったこっちゃない、というのが一家の結論です。
人にとってはスッキリしない、モヤモヤが残る話になる可能性が大きいです。
グダクダですすみませんが、できればそれを念頭に置いて楽しんで頂けたらと思っています。
これからも宜しくお願いします(*・ω・)ノ




