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茶会

今回は新キャラ登場会です。


ーー花々が咲き誇る美しい庭園。

ここはツォルフェライン魔道学院の個人庭園(プライベートガーデン)

その持ち主は優雅に座り、お茶を飲んでいる。


「お味はいかが? レティシア様、サーシャ様。」


「とっても美味しいです!!」


「この苦み、クセになるな‥‥!!」


ーー二人の少女と共に。


「これはわたくしの実家の特産の緑茶、と言う物ですわ。お気に召したようで何より。」


「リョクチャ、ですかぁ‥‥。マスターがすっごい好きそうです‥‥。」


「ふふっ‥‥。サーシャ様は本当にルキンソン先輩がお好きですね。」


「あ‥‥!!」


その言葉に、サーシャ、と呼ばれた桃色の髪の少女は顔を青ざめさせる。

すると、レティシアと呼ばれた鮮やかな金髪の女性が頭を下げた。


「‥‥今回のこと、大変申し訳ないミスシアート伯爵令嬢。私の不肖、“元”婚約者、セドリックの無礼、彼に変わって謝罪する。どうか‥‥」


アイリーンはそれを、黙って見つめる。その赤い瞳には、何も映っていない。

‥‥‥‥ように見えるが、本心はヨッシャァァァァァァ!!!! と雄叫びを上げていた。

なんせ今回のお茶会はこの少女二人を仲間にするための物。

最初っから罪悪感を持ってくれているのならやりやすいことこの上ない。


「‥‥二人とも、本当にその殿方のことがお好きなのねぇ‥‥。」


「‥‥!?」


「はい! マスターのことは大好きです!! ‥‥て、ひゃう!? ご、ごごごごごめんなさい!!」


「別に責めていませんよ。あと、お耳が出ていますよ。」


怒っているとサーシャは勘違いしたらしく小刻みに震え始めた。

おびえの余り、猫耳が出てしまっている。


「‥‥サーシャ様は“猫”であらせられた、と言う噂は本当だったんですねぇ。」


「ふみゃう!?」


“猫”とは単純に使い魔のことである。

ーーこの世界に、地球と同じ猫はいない。

いる猫は魔法使いと契約をする“魔物”である。

“猫”とは人型になることができ、超人ならざる力(主に怪力)を使うことが出来る。


ーーそもそも魔法使いの殆どは肉弾戦等をすることが出来ない(エリザベス等を筆頭としたミスシアート伯爵家ができるのはかなりおかしい)。

そのため魔法使いの殆どは詠唱などで起こる時間差(タイムラグ)の間を守ってくれる“猫”を欲するのだが‥‥


「あわわわわ!? だ、誰にもバラさないでくださいぃぃぃぃ!!」


“猫”は、圧倒的に個体数が少ない。

猫を欲しがる存在はうじゃうじゃとそこら中に存在する。

ーーそのため、(マスター)を殺され、引き離される猫の悲劇は止むことを知らない。


「言いませんわ。ルキンソン先輩はわたくしの協力者ですもの。」


「「!?」」


驚いて固まってしまっている二人にアイリーンはできるだけ優しく微笑みかける。


「ーーねぇ、お二方? あの、ハルドゥーク男爵令嬢に、目に物を見せてみたくない?」


その言葉に、二人の目が一気にきつくなる。


「やりたい、です。だって、マスターの協力者は、私の協力者ですもん。‥‥それに、あの人大嫌いですもん。私には、マスターだけなのに‥‥。」


やる気に満ちあふれた笑顔でサーシャは頷いた。

ヨッシャァァァァァァ!!!! ネコ耳美少女ゲットだぜぇぇぇぇ!!!! と、心の中で本日2回目の雄叫びを上げながらガッツポーズをする。

それを微塵も外に出さずアイリーンは微笑んだ。


「分かりましたわ。では、サーシャ様とわたくしは協力関係、ということになりますわね。‥‥レティシア様は、如何なさる?」


問題は、こちらの令嬢だ。

レティシアは戸惑うように水色の瞳を泳がせたが、次の瞬間には、真っ直ぐにこちらを見据えて、言った。


「‥‥結論から言おう、どうやら私は、思ったよりもあの男に未練があったらしい。ーーそして、あの女も、あいつも、ボコボコにしたくて堪らない。」


どこがいいのかはサッパリ不明だが、とほんの少しだけ照れながら答えるレティシアにワカイナーと視線を送る。


サーシャはルキンソンの猫、レティシアはベルベット侯爵令嬢であのセドリックの元婚約者だ。味方にしておく価値は充分にある。


ーーそれにしても、

何この人超恐い。

爽やかに笑いながらのサディスティックな発言に戦きつつも円滑な会話のために話を続ける。


「そうなのですか‥‥。わたくし、恋愛というものがよくわからなくて‥‥。そんな殿方も周りに居りませんし‥‥」


恋愛とか全然分かんない。

すると頭の中になぜかゼクスの顔が浮かんだ。

そーいえばいっつも前髪で顔隠れてるけど意外と顔整ってるんだよなー。とかこの前手、握ったけど大きかったな、とか実は何気完璧なんだよな、お菓子美味しいし仕事できるし優しいし‥‥。

と考えてハッとした。


(な、な、なっ‥‥!? なんで私があいつのことこんなに考えてんのよーーーーーー!?)


心の中で絶叫する。なんか、顔がスッゴイ熱い。


「ミャァァァァァ!?」


「ミ、ミスシアート伯爵令嬢!?」


二人の言葉なんか聞こえない。

何これなんかすっごい恥ずかしい。

とりあえず後でゼクスぶん殴‥‥‥


(消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ‥‥よし、落ち着いた。もう大丈夫。)


するとそこにはなぜか異様にキラキラした目で見てくるサーシャと固まって動けなくなってしまっているレティシアがいた。

ーーこの状態が良くないことは分かる。とにかく何とかしないと‥‥


「申し訳ありません。少しぼんやりしていましたわ。」


「そ、そうか‥‥。」


「いつでも相談して下さいね!!」


「相談ってなんの相談よ!?」


なんか訳知り顔で優しくこちらに微笑みかけてくるレティシアとキラキラとイイ笑顔なサーシャに思わず令嬢のキャラを捨ててツッコんでしまう。

しかしそれは二人を止めることに対する効果がないようだ。


「「で、相手は誰ですか(誰だ? )? アルフレッド王子?」」


「だからなにをよ!? なんでアル‥‥フレッド様がでてくるの!?」


「違うみたいだな。」


「じゃ、誰ですか!?」


「だから何が!?」





拝啓、お母様、お父様

二人が何を言っているのかわかりません、分かりたくもないけれど。





なんかグタグタに‥‥!?

面白くなくて済みません‥‥。

出てきても無いのにこの扱いのゼクス‥‥。


ちなみにゼクスは実は物影に隠れています。

アイリーンも知りませんが。

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