戦闘
ーーー紅魔館 (門)ーーー
〜夕 side〜
美鈴「…………」
スッ
美鈴はゆっくりと功夫の構えをとる
夕「…………」
スッ
それに対し夕はボクシングのファイティングポーズをとる
ヒュゥゥゥゥ
あたりは静寂に包まれ鳴り響くのは風の音だけだった互いに距離は空いておりその間に木の葉が落ちたその瞬間
ヒュン!!
互いの拳がお互いの顔をかすめていた
美鈴「はっ!!」
そして美鈴は夕の顎めがけて蹴りを繰り出す、それを夕は右手で止め、直後左でアッパーを繰り出す、美鈴はアッパーを避けるが避けた瞬間右上から振り下ろされるように拳が放たれる、それを左腕で受け止め、夕の顔目掛けて殴りかかる、夕はその攻撃を体を捻り避け、そのまま蹴りを繰り出す、それに合わせ美鈴も蹴りを繰り出し互いの足が交差する
夕「…………」
美鈴「…………」
夕 (功夫か…路地裏の奴らよりも完成度が高すぎるな)
美鈴(この人確実に急所を狙ってきてる、まるで相手を倒すためだけに作られた我流)
夕&美鈴 (それだけにやりずらい)
ーーー紅魔館 (内部)ーーー
〜霊夢&魔理沙 side〜
紅魔館の大きな扉を開け中に入ると、そこには10数個扉があった
霊夢「魔理沙ここは二手に分かれて元凶を探しましょう」
魔理沙「そうだな」
霊夢「魔理沙はあっちを頼むわ見つけ次第、呼ぶのよ」
魔理沙「分かったぜ霊夢こそ私を呼べよな」
そして互いに違う扉に入っていった
〜魔理沙 side〜
魔理沙は暫く歩き回っていると、大きな扉を見つけた
魔理沙 (まるで何かあるような大きな扉だな、この中にいるのか?)
ギィィィ
魔理沙はその大きな扉を開け中に入るそこには数千、数万を超える大量の本があった
??「パチュリー様侵入者が来ました」
パチュリー「そう、美鈴はやられたのかしら?」
魔理沙「美鈴なら夕と戦ってるぜ」
パチュリー「夕?聞いたことない名前ね」
魔理沙「そりそうだろうな、あいつはついこの前ここに来たんだし」
パチュリー「へぇ、まぁそんなことどうでもいいわ、あなたが侵入者ならレミィの為排除するだけよ」
そしてパチュリーの持っていた本が浮き、ページがめくれていく
パチュリー「さぁやりましょう、人間の寿命よりも長い間研究した私の魔法を見せてあげる」
魔理沙「そりゃどうも」
〜霊夢 side〜
一方霊夢も大きな扉の前に立っていた
霊夢「強い妖力を感じるわね」
霊夢(魔理沙に行かせた方も強い力を感じたけどこっちの方が大きいわね)
ギィィィ
すると扉が開き1人のメイドが出てくる
霊夢「あなたは?」
??「私の名前は十六夜 咲夜ですお嬢様がお待ちですどうぞお入り下さい」
霊夢「分かったわ」
霊夢が中に入ると丁寧に紅茶とテーブルが置かれており、少女が一人座っていた
霊夢「あなたがこの異変の元凶かしら?」
??「そうよ、私がこの異変の元凶レミリア・スカーレットよ」
霊夢「何でこんなことしてるのよ?」
レミリア「そう急がないで、先ずはゆっくり紅茶でも飲みましょう?」
霊夢「……」
霊夢は仕方がなく席に座る
霊夢「それで?こうもご丁寧におもてなしするのよ」
レミリア「この羽を見て分かるかしら?」
するとレミリアは黒い羽を見せてくる
霊夢「何かしら?」
レミリア「私は吸血鬼、吸血鬼にとって太陽は一番の弱点、それであの霧で太陽を遮ろうとしたのよ」
霊夢「それとこの人席の関係は?」
レミリア「簡単さ話し合いでお前に私達の考えを分かってもらおうとしただけよ」
霊夢「そう、生憎だけど」
すると霊夢はお祓い棒を取り出し
ガキィン!!
レミリアに向かい殴りつけるレミリアはそれを手で受け止める
霊夢「無理なお誘いね」
レミリア「そう言うと思ったわ」
〜夕 side〜
夕「はぁはぁ」
美鈴「はぁはぁ」
こちらの戦いは少し夕が押されているが、持ち前の頑丈さでカバーしほとんど互角の勝負をしていた
美鈴「…あなたを外から崩すのは無理そうですね」
夕「あ?」
美鈴「ならば、内から崩すさせてもらいます」
そう言い美鈴は地面を蹴る
夕「くっ…!」
そのまま蹴りを繰り出してきた美鈴の蹴りを手をクロスさせ防御する
美鈴「はぁ!!」
バシ!!
そのクロスさせた両手を美鈴はもう一つの足を下から上に上げ崩す
夕「!!しまった!」
美鈴「くらえ!!」
ドス!!
美鈴は手を開き夕の腹に向かい突きを繰り出す
夕「………?」
そのまま美鈴は距離を取る
夕 (何が起きた?全く痛みがないが…)
ゴフ
すると夕は血を浮き出してしまった
夕「!?何が…ゴホ!!」
美鈴「言ってませんでしたね私の納涼は気を操る程度の能力、その能力を使いあなたに気を撃ち込ませてもらいました、そして私の気はあなたの中で弾け」
夕「内臓破壊…か」
美鈴「はい」
夕 (何にしても距離を取らないとまずいな)
夕「はっ!!」
夕は美鈴に向けて弾幕を放つ
美鈴「無駄です!!」
バシ!!
美鈴はその弾幕を弾く、しかし夕の狙いは当てることではなく
美鈴「!?いない?」
夕「はぁはぁはぁはぁ」
夕は口に手を当てていた、夕が隠れているのは門を入り、すぐ近くの草むらだった
美鈴「隠れても無駄ですよ……そこか!!」
夕「!?ぐわっ!!」
ドォォン!!
夕は美鈴の蹴りをくらい紅魔館の方に吹っ飛ばされ壁をやぶり、中に入る
夕 (くそ…まじで聞いた、ここは武器庫か?…丁度いい、そもそも肉弾戦はあまり得意じゃねぇんだよ)
美鈴「私の能力は相手の気も感じ取れるのです、だから隠れても無駄です!!さぁ出てきて下さい!」
シーン
美鈴「そちらから来ないなら!!こっちから行きます!!」
そして美鈴は夕が飛んで行った方に走り出す
ヒュ!!
美鈴「!?」
ドォン!!
美鈴は何か振り下ろされたのを感じギリギリで止まりそれを避ける
夕「ちっ外したか」
夕が選んだ武器は鉄槌、ハンマーだった
夕「だが、これならいける」
そして夕は鉄槌の持ち手の真ん中を持ち鉄槌をクルクルと回し、肩に乗せる
夕「さぁ、反撃開始だ」