霧雨 魔理沙
??「霊夢〜遊びに来たぜ!」
その少女は俺たちの前に降りてきた、そして俺の方を見ると
??「霊夢、こいつは誰だぜ?」
霊夢「私が昨日拾ったのよ、神社の前に落ちてたから紫が連れてきたんだと思うわ、名前はなかったから私が博麗 夕って名付けたわ」
??「へー、夕…か」
夕「それであんたは?」
??「私は霧雨 魔理沙しがない魔法使いだぜ!魔理沙って呼んでくれ」
夕「ふーん」
魔理沙「なんだよ、その反応は」
夕「いや、何でもない」
魔理沙「………」
ヒュ!
夕「おっと」
バシ!!
魔理沙は何を思ったかいきなり箒を俺の顔めがけて横から殴ってきた、俺はそれを腕で防御する
夕「いきなり何すんだよ」
魔理沙「お前私のことなめてんだろ」
夕「はぁ?」
魔理沙「覚えとけ、私はなめられるのが一番嫌いなんだぜ」
ビュン!
そして今度は足にめがけて箒を振る、俺はそれをバク転して避け距離をとる
夕「やる気か?」
魔理沙「やる気だぜ」
夕「いいぜ、ただしやるのは喧嘩じゃない」
ダッ!
そして俺は魔理沙の目に向かい手を手刀の形にして突き刺そうとする
夕「殺し合いだ」
魔理沙「!?」
魔理沙は顔を横に反らし少し擦ったが攻撃を避ける
夕「さぁ、殺ろうぜ」
魔理沙「………ゴク」
魔理沙は唾を飲み、箒に乗る跨るのではなく立って箒に乗る
魔理沙「いくぜ!!」
ドドドドドドドドドド
魔理沙は手を前に出し俺と霊夢が出したような弾を大量に発射してくる
夕「すぅぅぅぅぅ」
俺はその弾が俺に当たる直前まで息を吸い込み
夕「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ズガガガガガガ!!!
叫びながら弾を殴っていく
魔理沙「嘘だろ?弾を殴って粉砕とか聞いたことないぜ」
そして弾が止まる
夕「終わりか?」
魔理沙「……まじかよ」
夕「いくぜ!!」
魔理沙「連射が駄目なら…これでもくらえ」
ドォン!!
魔理沙は弾を大量にだすのではなく一つの大きな弾として発射してきた
夕「うらぁ!!」
俺はそれを高く跳びかかと落としで地面に叩きつける
ドガァン!!
地面に当たった弾は見事に爆発した
魔理沙「くっ!……あいつは!?」
魔理沙が爆発の煙がはれ、夕がいたところを見るとそこに夕の姿はなかった
夕「後ろだ」
魔理沙「!?」
夕「遅い!!」
ドン!
魔理沙「ぐっ!……がは!!」
俺は魔理沙の背中を殴り魔理沙を吹っ飛ばす魔理沙は吹っ飛びそのまま木にぶつかる
夕「まだまだ!」
俺は追撃をしようと魔理沙に向かい走っていく
魔理沙「調子に…のるな!!」
魔理沙は俺の突きを体を捻りかわし、その反動をいかし箒で俺の脇腹を殴る
夕「つっ…!」
俺はそれをくらい体が飛ぶが空中で体制を立て直しズザザザザと音が鳴りながらも体が動くのを止める
夕「なかなか効いたぜ魔法使いって言うから体術は苦手かと思ったんだけどな」
魔理沙「最近の魔法使いは体術もできるんだぜ!覚えときな、そして、お前にできないことを見せてやる!『魔縄』!!」
すると魔理沙は紫色の太い紐を出す
魔理沙「いけ!!」
その紐は魔理沙の声に合わせ俺に向かってくる
夕「くそ!」
俺はその紐を避けるが量が多かったので、すぐに上半身を腕が使えないように捕まってしまった
魔理沙「捕まえたぜ」
夕「ふん…この程度!」
ギチギチギチ
俺は力を入れその縄を強引に解こうとする
魔理沙「何て力だよ…」
ブチ!!
夕「はっ!脆いな!!」
魔理沙「けどこっちは準備完了だぜ!!」
すると魔理沙は何か八角形の機械を取り出した
魔理沙「くらえ!!『恋符 マスタースパーク』!!」
そこから虹色の光線がでてくる
夕「!?これはくらうとまずい!!」
俺はそれを避けようとするが
夕「!?」
魔理沙「無駄だぜ」
足に今さっきの縄が地面からでてき絡み付いて動けなくなってしまった
夕「しまった!!」
虹色の光線は俺を包み込んだ、そしてマスタースパークが止むと
魔理沙「ふぅ…こんなもんだぜ」
魔理沙が戦闘は終わったと思い一息つくと
ガシ!
魔理沙の服を夕が掴み
魔理沙「え?」
夕「はぁはぁ…まだ…終わってねぇよ殺し合いは!!」
ゾク!!
その時魔理沙は蛇に睨まれたカエルのように動けなくなってしまった
魔理沙 (なんだ?動けよ体!!何で動かないんだぜ!?)
夕「はぁはぁ」
夕は拳を振り上げるが
ドサ
途中で力尽き倒れてしまった
霊夢「……魔理沙大丈夫?」
魔理沙「霊夢…何なんだよこいつは?まるで戦うことしか知らない化け物だったぜ」
霊夢「そうよ、こいつは夕はそれしか知らないのよ」
魔理沙「?どういうことだぜ?」
霊夢「そのことは後で話すわ先ずは中に入りましょう」
魔理沙「そうだな」
そして霊夢は夕を担ぎ神社の中に入っていった