修行
次の日
霊夢「夕、傷はどう?」
夕「そんな簡単に治る傷じゃないなーヶ月は治るのに時間はかかるし、もしかしたら後遺症も残るかもしれない」
霊夢「まぁそうだと思ったわ、はいこれ」
そう言って何か黒くて小さい丸い物を出してきた
夕「これは?」
霊夢「最近人里で話題の薬売りがいるのよ、そいつから買ってきたわ、なんでもすぐに傷が治るらしいわよ」
夕「そうか、いいのか?」
霊夢「いいのよ、夕も不便でしょう?」
夕「そうだが」
霊夢「えぇい!遠慮せずに飲め!!」
そう言うと霊夢は俺の口を無理やり開け薬を放り入れた
夕「ーーーーー!!にっげぇぇぇ!!!」
霊夢「どう?傷は?」
夕「………痛くない」
そう言って肩をぐるぐる回す
霊夢「凄いわね」
夕「凄いな」
霊夢「まぁ傷も治ったことだし、はい」
そう言い今度は斧を出す
夕「?何だ?」
霊夢「薪割りよろしく」
夕「はぁ?何で俺がそんなこと」
霊夢「昨日助けたの忘れた?」
夕「うっ…あーしょうがないな」
霊夢「ありがとう」
そして神社の縁側から外に出て裏手に回ると木が大量に積み重ねられていた
カン!カン!カン!
俺はそれを丁度いいサイズに割っていく
夕「終わったぞ、霊夢」
霊夢「ご苦労様」
夕「煎餅…か」
霊夢「いる?」
夕「おう」
ポリポリ、ポリポリ
霊夢「そういや、夕に相談があるんだけど」
夕「?」
霊夢「少し修行してみない?」
夕「何故?」
霊夢「私と一緒にいたら色々と巻き込まれるのよ、それで自分で自分の身を守れるように」
夕「うーん、まぁいいか」
霊夢「それであなた他の人間より霊力って力が強いのよだからもしかしたら空を飛ぶことができるかもしれないわ」
夕「空?んなもんできるわけねぇよ」
霊夢「そうでもないわよ」
すると霊夢は外に出て
霊夢「ほら」
ふわふわと浮かび始めた
夕「それは霊夢だからだろ、俺は普通の人間だ」
霊夢「そうかしらね、とりあえずやってみましょう」
そして俺たちは外に出る
夕「で、どうやるんだ?」
霊夢「霊力も足にやって、シュッとしてボンってしてピューよ」
夕「意味わかんねぇよ」
霊夢「とりあえず物は試しよ!ほら」
夕「シュッとしてボンってしてピュー…ね」
フワ
霊夢「ん?」
フワフワ
夕「お?」
フワーー
霊夢に言われたとおりやってみたら俺の体は見事に浮いてしまった
夕「おぉ…我ながらびっくりだ…」
霊夢「流石ね、できるとは思ってたけどここまで早く習得するとは思わなかったわ」
夕「何でここにきたらできたんだ?」
霊夢「この世界は外の世界より霊力や妖力に満ち溢れてるのよ、それで周りの霊力も少し使えたから簡単にできたんじゃない?」
夕「はぁ…」
霊夢「じゃあ次は弾幕よ!!」
夕「弾幕?」
霊夢「そうこういうのよ」
そう言い霊夢は手を開き俺とは反対の方向に
ドン!!
何か弾を発射した
霊夢「これよ、霊力を固めて放つだけだから簡単よ」
夕「こうか?」
ドン!
霊夢「うん、そんな感じ、これでバッチリね」
??「霊夢〜!」
夕「?この声は?」
すると金髪で黒と白の服を着た少女が箒に乗り飛んできた