鬼戦
萃香「は!!」
ガキィン
夕「ぐっ!!」
萃香「なかなかやるじゃないか」
夕「本気をだしてねぇくせに言うんじゃねぇ…よ!」
ブゥン!
萃香「ははは、そんな大振りじゃあたらないよ」
夕「ちっ!」
萃香「じゃあ、少し本気をだそうかな」
ヒュン
夕「!速い!!」
萃香「せい!!」
ドス
夕「ぐは!」
なぜ俺が萃香と戦っているかというと少し時は遡る
最近妙に宴会が多く行われていた
夕「今日も誘いがきてるな、まぁ行かないが」
俺にも誘いは来てたわけだが、全て断っていた、だが今日の昼
萃香「ゆ〜う〜」
夕「おわ!びっくりした、どっから入ってきたんだよ?」
萃香「ははは、そういや私の能力を言ってなかったね私は密度を操れるんだそれを使ってこんな感じに」
すると萃香は霧みたいになった、そして元に戻る
萃香「霧みたいになれるんだ、それで窓から入ってきたんだよ」
夕「はぁ…まぁいい、それで何の用だ?」
萃香「夕と飲んでどっちが先に潰れるか勝負する約束をしてだろ?」
夕「あぁ…そういえばしてたな」
萃香「それで、しようと思ったんだが…」
夕「?」
萃香「気が変わった」
夕「はぁ?」
萃香「夕、私と戦え」
夕「嫌だね、する理由がない」
夕は闘気を表した萃香から幽香と同じように勝てないと感じていた
萃香「拒否権はない」
ガシ
夕「!!」
すると萃香は夕の服を掴み
ブゥン
投げ飛ばした
夕「まじかよ…」
クル、スタッ
そして夕は空中で一回転し体制立て直し着地する
萃香「この鉄槌、懐かしいな昔にこれを使ってたやつと戦ったっな…ほら」
そして萃香は夕に鉄槌を投げる
萃香「どこまで使えるかは知らないけど、その鉄槌を使うんだ強いんだろ?」
夕「強くなんかねぇよ」
萃香「ははは、それは戦えば分かる」
ヒュン
そして萃香は夕に猛スピードで近づき
萃香「はぁ!!」
殴りかかる
ガキィン
それを夕は鉄槌の柄で防御する
夕「くっ!」
夕 (パワーだけなら幽香以上か!?)
萃香「まだまだ!!」
ズガガガガガガ
そしてそのまま乱打を繰り出す
夕「くそ!『鬼の鉄槌』!!」
夕は鉄槌を形状変化させ、少し小さくし両手に一個ずつ合計2個でそれを防御する
萃香「いいね!!これはどうだ!?」
すると萃香は持っていた瓢箪で殴ってくる
夕「はぁ!!」
夕はそれを後ろに跳び避け、増やした方の鉄槌を同時に投げる
バキ!ドゴォン
鉄槌は一瞬で壊れ、地面には亀裂が走った
萃香「さて、腕試とするか」
夕「………」
そして今へといたる
夕「はぁ…はぁ…」
萃香「どうした?もうへばったか?」
夕「まだまだ!『鬼の宴』!」
そう叫ぶと萃香に向かい無数の鉄槌が襲いかかるが
ズドドドドドドドドドド
萃香はそれを全て殴り壊していく
夕「はぁ…はぁ…」
そして、夕が鉄槌を「鬼の鉄槌」にして、5分が経過しようとしていた
夕 (くそ、霊力が…)
萃香「じゃあ、終わらせるかな『鬼縛りの術』」
すると萃香が腕につけていた鎖が伸び
ガシ
夕「しまった!!」
夕の腕に絡みつく
萃香『戸隠山投げ』
近くにあった岩や石が集まり大きな岩となりそれを投げてくる
夕「くっ!『鬼の金棒』!!」
夕は鉄槌を集め一つの大きな鉄槌を作り
ズガァン!!
岩を砕く、そして萃香の方を見るがそこに萃香の姿はなかった
夕「何処に?」
ガシ
そして夕の頭を萃香が掴み
萃香『大江山悉皆殺し』
ズドン!
夕を地面に叩きつける
夕「がは!」
ズダダダダ!!
それは一回で終わらず何度も叩きつけ
ボガァン!!
最後に爆発を起こしたそして夕は気絶した
萃香「ふぅ…ここまでして原型をとどめているどころが気絶で済むとはな」
夕「はっ!!」
ガバ
数時間後夕は目覚めた
萃香「起きたか」
夕「まだ、いたのかよ」
萃香「最初の用事が果たせてないからな」
夕「あぁ、飲むのか…怪我人に酒を勧めるか?」
萃香「永林から薬を貰って来てるから心配はいらないよ」
夕「ちっ…」
萃香「じゃあ、やるか!」
夕「さぁ、こい!!」
ーーー数時間後ーーー
夕「も、もう駄目」
ドサ
萃香「はっはっは、人間にしては、もったというかそこらへんの鬼よりも持ったが、ここまでか」
夕「まさか酒でも負けるとは…」
萃香「次に期待しとくぞ…じゃあ私も…寝る」
グーグーグーグー
夕「俺も…寝るか」
夕 (もっと強くならないとな)
グーグー