男
ズガァン!
あたりに響く銃声、引き金をひかれたかと思ったら辺りはスローモーションのようにみえ、撃ち抜かれた
男「ぺっ、クズが!!そこで死んでろ!」
ズガン!ズガン!
そして更に二回引き鉄を引かれる
ここは東京の路地裏、表では普通のやつ裕福なやつが生きている、一方こちらは親に捨てられたやつ、犯罪を犯したやつなどが住んでいる、俺の場合は前者だ
俺 (ちっ…しくったなまさか銃を持ってるとは…)
撃たれた場所は運が悪いのかあいつが狙ったのか心臓は避けられていたしかし、腹を撃ち抜かれ、止血をしようにも肩も撃ち抜かれたので手が動かない、このままでは出血多量で死んでしまうだろう
俺 (此処までか、まぁこの世界に思い残したことなんてないしな、ゆっくり死ぬか)
産まれ幼児の頃からだろうか?俺はこの路地裏にいた、血で血を洗う日々だった喧嘩は強かったので、少し上程度のやつだったら喧嘩には勝てた、それでも大人には勝てず、何度泣かされ、血を流されたかは忘れてしまった、生きるため何でもした、それでも流石に人は殺さなかった
??「ふふふ、あなた私の作った世界に興味はない?」
俺 「誰だ?」
そう声がすると俺の上から俺を見下ろすような感じで金髪で紫色の服を着ており、日が当たってるわけでもないのに日傘を差した女が立っていた
??「私の名前は八雲 紫よ」
俺「そうか…どのみちほっといても死ぬ身だ、好きにしろ」
紫「じゃあ遠慮なくさせてもらうわ」
パチン
紫が指を弾き音を鳴らすと、俺の下に大量の目玉がある、空間ができ俺はそこに落ちていった
ドサ
少しして俺はどこかに落とされた
俺 (ここは?神社か?)
紫「此処にいる霊夢って巫女に助けてもらいなさい、それからどうするかはあなた次第よ」
俺「そうかい、ありがとよ」
紫「ふふふ、精々足掻くといいわ」
そう言うと紫は消えていった
??「今の音は?」
紫が消えると、赤と白の巫女服を着て、大きなリボンをつけた少女が出てきた
??「!?あなたどうしたのよその怪我」
俺「撃ち抜かれた、すまないが止血だけしてくれ」
??「分かったわちょっと待ってて」
ーーー少女止血中ーーー
??「大丈夫?」
俺「あぁ止血させできれば命に別状はない、ありがとう」
??「そう、それなら良かったわ」
俺「じゃあ止血感謝する」
そう言い俺は立ち上がる
??「何してるのよ、安静にしてないと死ぬわよ」
俺「生憎この程度の傷何回も受けたからな、止血だけでもできたら大丈夫だ」
そう言い神社の階段に向かう
??「だから、それでもここは幻想郷よ!妖怪に襲われたらひとたまりもないわ」
俺「妖怪?どんなのかは知らんが別にいい、死んだらその時だ」
??「それでも…」
俺「いいから!もう俺に構うな」
??「………知らないわよ」
俺「分かったじゃあな」
そして俺は階段を降りていった