2-2での盛り上がり
ザワザワザワ
「おい、ショータお前あの子誰だよ。」
「は?めんどくせぇ」
「なぁ、教えてくれよ。」
「その質問俺が教えてやろう。」
「!?」
「トウヤ!てか、お前知ってんの。」
「ああ、知ってるとも。
なんたって俺はショータと中学からの付き合いなんだぜ。」
「マジか。じゃ、あれ誰だよ。」
「あの子か、あの子はショータの妹のアキちゃんだ。」
「アキちゃん。へ~、てかショータあの子にデレデレだったよな。」
「そりゃショータは・・・・・・シスコンだからな。」
『ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!』
「ちげーよ。」
「違わねーよ。お前、自分がどれだけアキちゃんの
前だと違うか自覚ねーだろ。」
「は?」
「てか、お前いいの?アキちゃん待たせてるんじゃねーの?」
「!!」
「ガラララ」
ドガシャーン ガタタタ ドンッ ガシャーン
「ショータ急ぎすぎだろ。」
『うん。うん。』
「てか、本当にショータくんシスコンなの?ありえなーい。」
「だんだんわかってくるさ。」
「分かりたくないし、信じられなーい。」
「俺も。まさかあのショータがな。」
「俺も最初は驚いたよ。まさかあのショータがって、
でもあいつ見てると面白くてさ。あいつ全然本気出さないんだよ。
けど、妹のことになると本気出しまくってんだぜ。」
『へぇー』
「ショータこのまんまだと、本気で妹と結婚するとか
言い出しそうでこわいな。」
「だな。」