2-2
その後も授業は続いた。
キーンコーンカーンコーン
授業が終わり、私は気づいた。私のカバンの中に
なぜか兄の分まで入っていた。
私はため息を吐きながら一階下の2年生の階へと足を踏み入れた。
見慣れた顔もあったがめんどくさかったので無視した。
兄の教室はたしか2-2だったはず。教室を覗いたが兄の姿が見えなかった。
仕方なく、クラスの人に聞いてみた。
「あのー、すみません。片野祥太っていまどこにいますかね。」
「!?」
教室が一気にざわめいた。私はなにがいけなかったのかわからなかった。
ザワザワ
(あのショータくんを呼び捨て?マジありえなーい。)
(おい、今日あの子みたぞ。ショータと一緒に登校してたぞ)
(えー!カノジョ?)
(マジで!?)
ザワザワザワザワ
「ガラガラ」
ドアの開く音で教室のざわめきがおさまった。
(ショータくん!)
後ろを振り向くと兄がいた。
「ん?アキ?なんでここにいんだ?」
(あのカノジョに対していつも無視かましてたショータから声をかけるだと!?)
「お弁当。私のカバンの中に入ったまんまだったから。」
(弁当。そんなもんショータがもらうはず・・・)
「おう、サンキュ。・・・・・・・・なぁ」
(もらったーーー!!!?)
「何。」
「今日一緒に弁当食わねーか。」
(ついでに一緒に食べる約束をショータから!?いつもカノジョから
誘われてめんどくさそうに断ってたショータが!?)
「え、別にいいけど。」
「じゃ、屋上で集合。」
「わかった。」
そしてまた教室がさっきよりも騒がしくなった。