4/26
翌日
「ふぁー」
私はいつにもまして重い体を起きあがあせた。
・・・・・・・7時!?
やばい。今日の朝ごはんは私が当番だったはず。
すぐに作らなければカナと兄ちゃんに吹っ飛ばされる。
急いで着替え、すぐさま台所へと向かった。
「カナ!?」
「あ、起きたの。おはよ、朝ごはん私作っといたから。」
「おはよう。ありがとう。」
私は少し驚きながら、カナの作ったサンドウィッチを口に含んだ。
カナは、3兄弟の中で1番料理がうまい。私はたまに風邪を
ひくのもいいかな、と思った。
「ガタン」
隣の席から音が聞こえたので見てみると、隣には兄が座っていた。
「おはよう、兄ちゃん」
「おはよ、兄貴」
「ん。」
おはよう。ぐらい言おうよ。と思ったがさすがに毎日言うのは
もうめんどくさいのでやめた。
「兄貴。今日、兄貴がアキのこと学校まで送ってって。」
「わかった。」
この頃兄ちゃんとカナは私に甘くないか。と思ったが
素直に言うと、嬉しかった。
朝ごはんを食べ終わり、私はすぐに学校の準備をした。
階段を駆け下り、玄関を出ると、もはや兄が待っていた。
「おせーよ。」