詞 「香水」 「夕日」 「望郷」
「香水」
あなたは わたしの手をとり
香水のこもった部屋から連れ出してゆく
草むらに腰をおろし
風に揺れるわたしの髪を そっと見つめた
きれいな花には なれなくても
あなたに導かれて 雨を浴びたい
「夕日」
はるかなる空
黄金の波が 入道雲を照らし
影は わたしを飲み込んでゆく
ああ お前にもし
広い心があるならば
一度 目を向けておくれ
広い心があるならば
真上から微笑んでおくれ
「望郷」
きこえてくる あの街
どんな暗い夜にも光り輝いて
わたしの居場所を 探しているのだろう