異世界
ふと、何時ものように目を開けようとしたところ何故だか目が開かない、この感覚は花粉症持ちの私はよく知っていることだけどもなにやら周りの様子がおかしい、それに自分自身の感覚も……え?
「まあ、立派な赤ちゃん!」
赤ちゃん?え、どういうことなの?あ、目開いた。
目がようやく開いて初めて見えたのは優しそうな雰囲気の美人な女の人、うわ、緑髪ですか。そしてその横には優しそうな雰囲気の男の人、おおう、青髪なんですね。日本ってこんな髪色あったっけ……?
「レネンちゃん、今日からあなたは私たち家族の一員よ」
はい?え?家族、家族ってあの、家族ですか?結婚した人とか、生まれた子、とかの……?
「おお、もうあーあー、言ってるぞ!」
「あなたったら、赤ちゃんなんだから当たり前でしょ?」
「そうだな!」
いや、話を勝手に進めようとしないで頂けると大変うれしいんですが、え、なに私の名前レネンなの?なんでそうなったのか説明を誰かしてください。
あわあわしているといきなり襲ってきた睡魔、いきなりすぎるなぁと思った次の瞬間にはもう深い眠りについてしまった。最後に聞こえたのは
「あらあら寝ちゃったわね」
「仕方ないさ、いやぁ寝顔も天使だなぁ」
っていう親ばか発言でした。おやすみなさい
次に目を開けると、そこはまたあの真っ黒な場所で前と違うところといえばクリスタルがないこと。
ああ、あれは夢だったんだ、いや、変な夢を見たなぁと我ながら思う
『ま、夢じゃないんだけどねっ!』
だよね、って
「誰!?」
『あ、僕?』
君以外に誰がいるのさ
『だよねぇ』
ケラケラっと少年(?)は笑う、ん?
「私、何も言ってないよね?」
『言ってないねぇ』
ってことは、今聞こえてる?
『ばっちり、聞こえちゃってるよ!』
「いや、聞かないでよ」
『聞こえるものは仕方がないと思うんだけど~』
「じゃあ、耳塞いで」
『そういう問題じゃないんだねぇ』
また愉快そうにケラケラ笑う、こいつ笑いの沸点低いなぁ、なんかイラッとくるものがある。
『そろそろ本題に入るよ~』
「本題?」
一体何の本題だというのだ、私をここに連れてきたことについて何か教えてくれるとか? そうだったらさっきの赤ん坊のことも説明していただきたいものなんだけど、こいつの話しで余計なことを考えるとこいつはケラケラ笑いだすからなぁ…
『さっきから、こいつこいつって言ってるけど僕にはちゃんとユキって名前があるんだねぇ~』
いや、そうなんだへぇ~ としか言えないけどまあとりあえず話を進めて?
『そっちはしゃべらないのかい?』
「しゃべらなくても通じる」
それもそうだねぇ~といいながらやっぱりあのイラッとくる笑い方で笑う
『君はね、神様の暇つぶしでもう一度人生を歩むことになったんだよぉ~』
パチパチ~拍手~とか言いながらユキは満面の笑みで拍手する。
今なんて言った?暇つぶし、って聞こえたんだけど
『そう、暇つぶし君は暇つぶしで生き返らせてもらったんだよぉ~?』
ふつふつと怒りが混みあがってくる。なんで?どうして、一体私が何をしたっていうの?私、悪いことしたかなそりゃ、少しはしたかもしれないよでも、
『うんうん、そこまで~話しが進まないから続けるね』
ユキが言うにはざっくりとこんなところ
1、神様は暇を持て余していた、そこに川でおぼれ死んだ私が出てきた
2、面白いと思った神様たちは、(ここで確認するといろんな神様が集まっていろいろしてたらしい)私を違う世界選の異世界に送り込むことにした、記憶アリで
3、あの男女は私の異世界での両親
『君も大変だね~、でも安心してよぉ君にはうれしい特典がいくつかついてくるから』
特典?つまりどういうことなのさ
『まず1つ目~、今から君が行く世界は魔法が使える世界なんだ~そこで力をつかさどる神様から、魔力がもらえまーす!』
ま、魔法?まさか本当に!?
じゃ、じゃあ、RPGの世界みたいに魔法が使えたりするってことね!
『そうそう、魔力に底はないんだけど~無理して無理して無理しまくると、いきなり死ぬんだってさ~』
じゃあ、無理を重ねないようにするわ!
『…前向きだねぇ、で2つ目が~知恵をつかさどる神様から記憶力アップ~』
ふ~ん、記憶力ねぇ確かに呪文覚えるとき必要ね
『最後の3つ目は~って急がないとあっちの世界の君が目覚めちゃうや』
「ちょ、ちょっと!?3つ目は?」
『最後34'&)は&’(675g王…』
バチンッ!
私は何かにはじかれるように後ろに倒れこんだ。目を開けるとお母さん(?)の顔
「あら、レネンちゃんお目覚めね~」
「あーうーあー?」
うう、うまくしゃべることすらままならないとは、赤ちゃんって難しいんだね
「んー?どうしたのかな、ミルクかな~」
うーん、やっぱりこの身体不便で仕方がないようです。
それから1年は普通の赤子として取り繕った、両親の名前はお母さんはロジーヌといいお父さんはフィリップというらしい、ちなみに私の名前はレネンだ、前世の名前は恋だったのでなんだか親しみを持てるし両親は私のことをレンと呼ぶのでなおさら親しみが持てるようになった、あ、姓はフェレオルといいます。てことはロジーヌ・フェレオル、フィリップ・フェレオル、レネン・フェレオルだね。
家はそんなに裕福でも貧相でもないんだって、つまり平民だね。
「レン~、レーンー!」
「おか、しゃ」
うん、私も最近は話せるようになってきたしこのままうまく話せればいいなぁ、おっととお母様に呼ばれてるんだった
「レン、ほら、よいしょ」
ひょい、とお母様が持ち上げてくれる
「お父様の書斎に行きましょーねー」
書斎!?私は鋭く反応した、書斎だったらいろんな本がある!私はウキウキしながら抱えられるのであった