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♯5 悲劇は突然に

学校の帰り道、二人は共に帰っていた


「ねぇ、ゆーじん」


「ん?なんだ?」


「私ね、ゆーじんに言わなきゃいけない事があるの」


「なんだよ、突然」


「六年前のあの時、ゆーじんをふった時、ずっと言えなかった事」


「…」


「私ね、病気なの」


「病気?」


「うん、病名は急性忘却症候群って言うの」


「急性…忘却症候群?」


「そう、突然記憶喪失になっちゃうの…」


「記憶喪失?」


「うん」


「…そうか」


「ごめんね?」


「いいんだ、ゆっか」


「ありがとう」


「帰るぞ?」


「…うん」


「ゆっか、好きだ」


「何?いきなり」


「いや、この気持ちを大切にしたいから」


「…うん」


「…」


「ねぇゆーじん」


「なんだ?」


「大好き」


「…ああ」


「あはははっ」


「なんだよ?」


「ううん、何でもない」


「なんだよ、気になるじゃねぇか」


「それは…うっ!!」


「ゆっか!?おい!ゆっか!夕夏!」


「貴方…誰?何で私の名前を知ってるの?」


「俺だよ!雄二だ、解るか?」


「…雄二さん?すみません、ここは何処ですか?私、会わなきゃ行けない人が居るんです、早く公園に行かなきゃ、彼、弱いから、私が守らなきゃ」


「ゆっか…」


「早く行かな…きゃ」


「おい!ゆっか!」


続く

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