Tea break chips~お茶壊のお茶請け~
某テイルズのスクリーンチャット+某ひぐらしのTips=chips
Tea break=お茶会→Tea(お茶)break(破壊)=お茶壊
ポテチ(chips)はお茶請けにも使える。
すなわち、お茶壊のお茶請け
【なんでピアニカなの?】
春香:そう言えば優活さん。
優活:ん?なあに?
春香:どうしてその楽器なんですか?
優活:ピアニカのこと?
春香:……(こくこく)
優活:んーー……もったいない、から……かな?。
春香:もったいない?
優活:うん。だってそうでしょ?小学校低学年の時に使ったきりでそのあと使われないんだよ?もったいないじゃん。
春香:もったい…ない…?
優活:うん、もったいない。リコーダーだってそう。小学校の時に使うソプラノリコーダーだって、それっきり使わなくなるもん。ちゃんと楽器として使えるのに……。
春香:でもだからって、それはちょっと……。
優活:子供っぽい?……ふっふ~ん、そんなことありませんよーだ。実際に、有名なミュージシャン達が楽曲に使ったりして活躍してんだから。……まぁ、数は少ないけどね。ん~……と、あった。ほい、これ聞いてみて?
春香:…………な、なんですかこの曲。……き、気が抜ける……だーすべーだー?
優活:ふふ、面白いでしょ?「帝国のマーチ」リコーダーバージョン、通称「やる気のないダースベーダー」!テレビとかでよくつかわれたりするって言えば分るかな?
春香:あ、へなへなな時に流れたりするやつだ。
優活:へなへな(笑)。うん、へなへなだよ。栗コーダ―カルテットっていうグループのアレンジ。
春香:へぇ……。
優活:話をピアニカに戻すけど、ピアニカって、案外難しいんだよ?実際、乱暴に吹くと――!
ふゃ゛あーーーーーーーーーん!!
春香:……っ!?(耳を押さえる)
優活:まぁ、こんな感じで鋭く雑な騒音になっちゃうんだ。で、今度は……。
ふゎぁぁぁ~~~~~む。
春香:わ……。
優活:ふふ、わかった?同じ音でも息の使い方でこんなに変わっちゃうんだ。それに、ピアニカにできて普通のハーモニカにできないこともあるしね。
春香:?
優活:和音ができること!これのおかげでピアノの曲ができたりするんだよね♪
春香:あ!確かに……。
優活:ふふ、どう?面白いでしょ?
春香:……優活さん。
優活:ん?
春香:ピアニカ……持ってくれば教えてくれますか?
優活:…!興味持ってくれた…の?
春香:なっ……。そ、そんなんじゃないです。だた、学校で……。
優活:なんだっていいよ、仲間が増えるんだもん!そう言うことなら、ご教授いたします♪
春香:ありがとう…ございます……………優活さんのバカ(ボソッ)。
優活:今馬鹿にされた気がするっ!?
春香:気のせいですっ。そういえば、優活さん。
優活:ん?
春香:わざわざピアニカでピアノの曲しなくても、直接ピアノでやればいいじゃないですか?
優活:悪うございましたね、身長も、腕も、手もちっちゃくて。連弾してもどうせお邪魔虫ですよーだ。
春香:……地雷踏んだかも。
【どうだった?】
緋華里:春香さん春香さん、どうだった?優活さんの「涙目+精一杯の上目使い」コンボ?
春香:……大変。
緋華里:あらあら、そんなに真赤にしちゃって……♪
春香:ひ、緋華里ちゃん!あんまりからかわないでよ……。
緋華里:春香さんてば、すっかり恋する乙女ですねん♪で、優活さんの背中、どうでした?
春香:ふぇ!?
緋華里:苦労したんですからね、士煌にも手伝ってもらわなかったら、優活さん逃げてましたよ?
春香:へ……え!?し、士煌君にも……話したの……?
緋華里:はい♪そうだ、士煌の名誉のためにも言っておきますけど、春香さんの想い、気づいてないの優活さんくらいだと思いますよ?
春香:んなぁっ!?
緋華里:おお、赤くなった赤くなった♪まるでトマトのようですねぇ♪
春香:……(ぱくぱく)。
緋華里:春香さん?はーるーかーさん?
春香:……かかった……。
緋華里:はい?
春香:柔らかかった!私より小さくて柔らかかった!思わずぎゅっ、てしたくなりました!!これで満足!?
緋華里:はい♪いやぁ、頑張った甲斐がありました。……次の機会はもっと刺激のある――。
春香:しなくていいです!!
【おねにいちゃん】
優活:おねにいちゃんって……おねにいちゃんって……。
蘇芳:優活さん、……ごめんなさい……。
さくら:あ、あの……ごめんなさい。
士煌:すげぇ落ち込んでる。
緋華里:まぁ、今までの慰めコンビからの悪意のない一撃を喰らえばね。
士煌:とはいえ……あのままにするわけにもいかないだろ?
緋華里:春香さんも蕩けたままだし……私たちがなんとか――。
優活:全ての元凶が何を言いますかねぇ(泣)。
士煌:あ、起きた。
緋華里:あや、もういいんですか?
優活:……あの二人は1日おやつ抜きの――。
蘇芳:……(じわぁ)
さくら:……(じわぁ)
優活:……デコピン1回の刑。ちなみに、士煌君たちは1週間おやつ――。
士煌:わぁぁぁぁぁぁぁぁ!
緋華里:優活さんそれだけはぁぁぁぁぁぁぁぁ……はっ!わかりました、こうしましょう。優活さんが気に入るような愛称をつけます。そ、それでご勘弁をぉぉぉぉぉ!!!
優活:……もし気にいらなかったら………………一か月。
士煌:おいおいおいおい……ど、どーすんだよ、そんな約束しちまって。
緋華里:大丈夫ですよう♪何の策もなく私がそんな真似をしますか?くっくっく、まぁ見てて下さい。優活さんに面白い名前を付けつつ、おやつの件もどうにかしますから♪……優活さん!
優活:……(ぶす~~~)。
緋華里:優活さんは【おねにいちゃん!】……のあだ名が嫌なんですよね?
優活:ぐふっ……緋華里ちゃん?
緋華里:まぁまぁまぁまぁ、優活さん落ち着いて。私は今真剣に【おねにいちゃん!】以外の愛称を考えたんですから。
優活:むぐぅ!?……ひ、緋華里ちゃん?あんまりおいたがすぎると……。
緋華里:ですから最後まで聞いて下さいって、高校生の優活・お・に・い・さん?
優活:(ぴくっ)
緋華里:(計画通り~♪)確かに『男』の『優活お兄さん』に【おねにいちゃん】はちょっと安直すぎますね。第一、優活さんは見た目は…女の子みたいですけど心も体もしっかり『男』なんですからこれは失礼に当たりますね?
優活:うんうん♪
緋華里:おねにいちゃん……つまりお姉兄ちゃん!姉が先に来ていたんじゃ女の人って間違えられちゃいます。
優活:うん…?た、確かに。
緋華里:そこで私は考えました。発想を逆転させるんです!
優活:うんうん……うん?
緋華里:つまりこうです!これからは……。
『おにねえちゃん』
緋華里:って呼べばいいんです♪
優活:お~♪お兄姉ちゃんかぁ……ん?おにねえちゃん……おに……ねえちゃん……?…………鬼姉ちゃん……?ぼ、暴力的な姉になったぁ~~!!??し、しかも『鬼姉ちゃん』って変換しただけで男要素が見事になくなってるぅぅ~~???!!やだやだやだやだ!!絶対やだ!
緋華里:(キラン☆)じゃあ……おにえちゃん。あ、この呼び方いいかも。
優活:ちょ……それ手抜き――。
さくら:……おにえちゃん……うん、かわいい。
優活:さくらちゃん!?
蘇芳:呼びやすいです……。
優活:蘇芳君まで!?
士煌:あっはははは!こりゃ呼びやすいわ!じゃ、決定だな、これからよろしくな、優活……おにえちゃん(笑)。
優活:普通にお兄さんってよべませんかねぇ?!もう怒ったもん、やっぱりみんなおやつ抜き!!!
この後、みんなのご機嫌取りにより、おやつ抜きは免れたようです。
【あなたの好みは?】
緋華里:士煌さんや士煌さんや
士煌:ぅん?緋華里?
緋華里:うん、緋華里ちゃん
士煌:どーしたんだよ……お、まさか、優活さんをいじくるネタでも仕入れたとか?
緋華里:うんにゃ。ちょいと聞きたいことがあってね……士煌はさ、やっぱり、優活さんみたいな人が好きなの?
士煌:ん、ああそうだな。あれだけうまいお菓子を作れるんだからきっと結婚したら幸せになれそうだしな。……女だったらなぁ……
そこが惜しい所なんだよなぁ……。
緋華里:ふーん。……あ、お菓子と言えば、私もお菓子作れるよん。今度持ってきてあげよっか?
士煌:お!?まじで、いいのかよ?サンキュー緋華里!
緋華里:どうってことないよん。……士煌の笑顔が見られるんだもん、ホント、どうってことないよ。
士煌:ぁん?なんかいった?
緋華里:ん~ん、べっつに~。それよりさ、次は優活さんをどうおちょくろうか――。
~♪~
【昔話~母の楽しみ編~】
優活母(以下母):あなた。
優活父(以下父):なんだい?
母:優活がね……自分から女装したわ。
父:……。
母:それでね、私、気がついたの……。このままじゃいけないって。
父:……うん。
母:もしこのまま優活が、優活が……女装好きになったら……っ
父:そうか、君もようやく――
母:私の楽しみがなくなっちゃうって!
父:んぁ!?
母:私可愛い優活の姿を見るのが好きだと思ってたわ。もちろん今も好きよ?でも私はそれよりも、それよりも優活の途方にくれたりいやいやする顔が好きなんだって気がついたの!考えても見て、あの子が女装癖になったら私の着せる楽しみと、その表情とかその他もろもろが――
父:……優活、ごめんよ。お父さんは、お母さんを止めることができそうにもないや……。こんな嬉しそうな顔をした母さんを止める手段を……お父さんは知らない……だから……せめて――。
母:ちょっとあなた、聞いてるの!?
父:ああ、すまないね。ちょっとトリップしていた。……で、次は……何を着せる?(キランっ)
母:ふふふ……次はすごいわよ。下着まで選んだんだから……(キランっ!)
父:ふっふっふ……
母:うふふ……
お母さんの……サポートに徹することにするよ(ニコッ☆)
~♪~
【遺心伝心すなわち遺伝】
うむ、これは……やはりうまいのぉ、流石優活じゃ。
………………やはり、血は争えんの。……のぅ、ばあさんや。
「幸せを蓄えて大きくなる」か……。一字一句、同じことを言いおったわ。
言ったわけじゃないんじゃろ?……やはり、遺伝じゃのう。
そうじゃ、一つどうじゃ?優活特製のカップケーキ、これはうまいぞ?
うまかったら……そうじゃのう、頭でもなでてやったらどうじゃ。
きっと、喜んでくれるはずじゃ。
~♪~
【今泣いたカラスがなんとやら】
弾むような声、あふれんばかりの笑顔でばあさんに話しかける優活。今日の一件がよほど嬉しかったらしい。
さっきまで「入学取り消しになっちゃう~」と泣いておったのに……くく、泣いてたカラスがもう笑いおったわ。
ワシもばあさんも優活くらいの年には結構無茶をしてたからの、今時その程度で入学取り消しにはなるまい。
まぁ、もしなった時には、ワシが直接……。くく、あやつの泣き顔、最近見てないからの。
それに……………………優活の見た目は小学生女子くらいにしか見えんからの。高校生男子が侵入したとは……誰も思うまい。
……優活には、内緒にしておかんとの。
~♪~
【気になるあの子】
「ときわ、ゆうい君……か。」
春香ちゃんが春休みに入ってからよく口にする不思議な男の子。いつも晩御飯の時に春香ちゃんが話のタネにする男の子の名前。
今日もいつものように春香ちゃんは、ころころと表情を変えて今日も晩御飯を盛り上げてくれた。
その時その時に合わせて表情を変える春香ちゃんの顔は、とても活き活きしててその子のこと、すごく気に入ってるんだなって思った。
やっぱりあの子がそうなのかな?……ううん、そうだといいな。春香ちゃんが言った男の子、今日桜の木の下でピアニカを吹いた男の子。
二人の特徴はぴたりと当てはまる。でもやっぱり、あんな女の子みたいな顔をした男の子、漫画ならともかく、実在するのだろうか?
心のどこかで女の子ではないか、と思う自分がいる。
「こういうときは……」
机の上に置いた携帯を取り、電話をかける。
「情報通に聴くのが一番ですね。」
1コール。2コール。「はーい、もしもし?のぞちゃんですよ~?」
「あ、のぞちゃん先生。あの、ちょっと聞きたいことが――」
~♪~
【間違い探し】
お父さん、お母さん。お元気ですか?
こっちに来てからもうすぐ1ヶ月立ちますが、ボクは元気です。
前に離した友達も元気いっぱいで、毎日が楽しいです。
……でもみんなして撲を少学生扱いするのはやめてほしいけど。
明日はとうとう持ちに待った檻エンテーション!
一足先に制服を着て、一足先に学校を探濁して……えへへ、すごく楽しみ♪
明日、征服姿の射芯を送るから、ボクの変わりように轟いてね♪
それでは、ぽ体に気をつけて……
優活
追伸
お父さんとお母さんとじいちゃん以外にピアニカ褒められちゃった!
「じいちゃん!できたよ!」
「優活……これだけの文章を打つのに、なぜ15分近くかかるんじゃ!?」
「だ、だってブラインドタッチが……」
「しかも誤字が多い!脱字がないのがせめてもの救いじゃが、それにしても酷すぎる!!」
「あぅぃ……」
「優活、いくら機械音痴でも、携帯とパソコンの使い方は覚えような?」
「はい……。よろしくお願いいたします……」