アルファド
僕は、、、、ダレ、、、?
ここは、、、、イッたい、、?
な、、、ンで、、、、?
こ、、ん、、、ナ、、、、、コトを、、、、、、、、?
ヤめ、、、て、、、
い、、、、、らな、、いって、、、なに、、、、?
いた、、、、イ、、、、?
オ、、ちる、、、、?
『おい、誰か落ちて来たぞ!』
【大変、、早く治療室へ、、】
僕は、、、、どう、、、、なっ、、ちゃう、、、、の、、?
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「こ、、こ、、は、、、?」
目覚めたらベット(?)に寝転んでいた
そして目の前には男の子がいた
『お、やっと気がついたか』
「君は?」
『ん?俺か?俺は"カイ"だ
この、う〜むなんといえばいいかな、、、』
【地下道施設よ】
そう言った人は綺麗な女性で保護者のような風貌であった
『ああ、そうだった
ありがとう"シキ"』
『ここは地上から落とされた者を育てるために作られた場所だよ』
「てことはここの人たちって、、、」
【そうね、子供から年配の者まで全員が落とされた者よ】
「そんな、、、じゃあ僕たちって、、、"捨てられたの"、、?」
『いやいや、、多分違うと思うよ
だって、地上で起きたこと"覚えてない"でしょ』
「え、、、、あれ、何も思い出せない」
【ここにいる者は全員上の記憶がないのよ
だから私たちはこう考えてるの】
『"捨てられた"ではなくて"親切心での預けられた"と』
「親切心での預けられた?」
『ああそうさ
今どき両親のいない子供を施設に入れるのが主流になっただろ?
そんな感じだ』
「だとしてもこんなところに入れるのは親切心というのかな、、、?」
【けれどもしここに"預けられなかったら"道端でのたれ死んでた未来"もあるのよ
それよりかはマシよ】
「そう、、、なのかなぁ、、?」
『ああ、死んだ後のことなんてわからんがそれよりかはマシだろ』
「う〜ん、、、まあ、、そうだね!」
『それじゃ、話もひと段落したところでここを案内するか』
【案内するのはいいけど、危険なこと、そして"アレ"は守りなさいよ】
『わかってるよ』
「"アレ"?」
『それに関しては説明してる時についでで話す
それじゃ、行ってくる』
【ええ、気をつけて行ってらっしゃい】
それからはカイに連られるがままにいろんな場所を歩いた
食堂、闘技場、ダンボールハウス、カイの家族(?)のような人たち
いろんな場所に行った、、、、
その時にカイは男の子ではなくて女の子だということがわかった
どれだけ時間が経っただろうか、、、
そして少し休憩をしているときにずっと気になっていたこと
「ねえねえ、ところで出かける時にシキさんが言ってた
"アレ"って一体何なの?」
そのこと聞いた瞬間カイの顔つきが真剣になった
『ああ、そのことか
まあ、言ってもいいが本当に守れよ
なぜならこれはここの決まりであり、そうしないとその先にあるのは死飲みだからな』
「わかった絶対守るよ」
『その決まり、"アレ"とは"水を飲む時は必ずここの下水に通っているものだけ"
というものだ』
「え、それだったら僕たちずっと来るまでいろんな人が下水しか飲んでなかった理由って」
『そう、この決まりがあるからだ。
この決まりはけっしてその下水が不味くても守らなければならない』
「うう、、不味いのは嫌だけど生きるためだもんね
わかった、決して破らないよ」
『よし、それならいい
ああ、後な、一週間に一人上に送られるんだ』
「え、、つまり引き取ってくれるってこと?」
『まあ、引き取ってくれてるのかは知らないが少なくとも
ここよりかは幸せなんだろうな
だから俺たちはいつか上に行けることを夢見てるんだ』
「いつか上にいけたらいいね」
『ああ、そうだな
それじゃ、そろそろ帰るか
今日は俺の家に泊まればいいよ』
「え、そんな今日会ったばかりの子に泊まらせてもらうなんて申し訳ないよ」
『いいのいいの、今日の急な案内に付き合ってくれたお礼だよ』
「ううう、、そういうことなら泊まらせてもらってもいいかな?」
『ああ!』
そうして今日はカイの家に泊まらせてもらった
それからダンボールベットに入ってから少し経った時カイが話してきた
『そういや君の名前は?』
「僕の、、、名前、、、?
ごめん、、それも忘れちゃってるみたい、、、」
『う〜ん、名前がないと呼びずらいな、、、
じゃあ、名前を作ってあげよう』
「名前を、、、?」
『ああ!そうだな、、、"バーベナ"ってのはどうだ』
「"バーベナ"、、、不思議としっくりくる、、、」
『そうかよかった』
「でも、、、ここに泊めてくれた上、名前もくれた、、、
何かお礼がしたいんだけど、、、、何かできることある?」
『ううん、そうだな〜
ならこれから先もここで暮らしてくれるか?』
「え、、、そんなことでいいの?」
『ああ、俺にはお前がくるまで友達がいなかったからな
そうしてくれるだけで俺は助かるんだよ
ずっといてくれるか?』
「うん!もちろん!」
『、、、、ありがとう』
そうしてたわいもない話をしているといつの間にか眠っており、時間が経ち朝(?)、、、
『お〜い朝だぞ〜起きろ〜』
「ううん、、、おはよ〜」
『昨日何も飲まずに寝たせいで喉が渇いたから飲みに行くぞ』
「うん、、、」
そうして下水の流れる場所についた
そこには少し黒くどこか赤い水が流れていた、、、
『これを飲むんだ
んっ、、ふぅ、、何回飲んでもこの味にはなれないな』
「、、、、、、、」
『バーベナ大丈夫か?』
「う、うん、、、」
『本当にか?
どこか体に異常があればいうんだぞ』
「うん、けど大丈夫だよ」
言えない、、、、、、
この水がなぜか美味しかっただなんて、、、、、
言えない、、、、、、
そうして今日は始まった、、、、、
今日はカイやシキ、その他にもいろいろな人とかけっこや鬼ごっこ
障害物だるまさんがころんだ等をした
その時に転んでしまいそれによって出た血をカイが舐めて止血してくれた
今日も一日(?)楽しかった
そうして日々(?)を過ごしていき、ある日、、、、
『バーベナ、起きろ
今日は"選別の日"だぞ』
「"選別の日"?」
『ああ、前に言っていた
一週間に一人上に行けるやつだ』
「ああ、あれね
ところで気になってたことがあるんだけど聞いていい?」
『おう、なんでも聞いてくれ』
「上に行った者ってここに帰ってきたりすることってないの?」
『ああ、前例はないな』
「じゃあ、カイがもし上に行ったらもう会えないの?」
『いいや、俺は他の奴らとは違う
あいつらは上の生活のほうがいいからってここに帰ってこないようだが
俺は長年ここにいるからな思い入れがあるんだよ
だからたとえ上に行けたとしても必ず帰ってくる』
「よかった、、、もう会えなくなるのかと思った」
『まあ、上にいかないのが最適だがな』
「それはそうだね」
そんな話をしてると大きなブザー音が鳴った
『おっ、そろそろ時間だな
今週の選ばれた人は誰だろう、、、』
そしてどこからか差し込む光にある青年が指された
そうしてマンホールから大きな手が出てき光に指された青年は連れて行かれた
『あ、そうそう忘れてたが今日の水は一味違うぜ』
「え、、それってどういう、、、」
『まあ、飲めばわかる』
そうして夜になり、水を飲みに行った時
『気合い入れろ、、、今日の水は人によっては拒絶反応が出るらしい』
「ううう、生きるため、、、頑張る、、、」
『よっしゃっ、せーので飲むぞ、、、
せーのっ』
ごくっ、、、、、
『ううっ、、、ふう、、やっぱこの味はきついな、、、、』
「、、、、、、、、、、、、、、、、」
『おい、バーベナ?
大丈夫か?』
「え、ああ、うん」
『、、、?
ふう俺はもうこれくらいで寝るとするよ』
「わかった、おやすみカイ」
『ああ、おやすみバーベナ』
そして深夜、、、、、、、、、
僕はひたすら飲んでいた
ひたすらいつもより紅くなった水を飲んでいた
おいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしい
おいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしい
、、、、、、、、、、、、
ナんデおいシい????????
そうして時間が経っていった
朝(?)がきて遊び、夜(?)が来て水を飲み、一週間が経ち誰かが上に行く
そしてまた朝(?)がきて遊び、夜(?)が来て水を飲み、一週間が経ち誰かが上に行く
そうして何年何十年何百年何千年とすぎ、後はカイと僕だけになっていた
『もう俺たちだけだな、、、、』
「そうだね、、、、」
『次はいつ手がくるのかね、、、、、』
するとブザー音がなりカイが光に指された、、、、、
『そうか今日は俺か、、、』
「寂しくなるね、、、、」
そこで少し考えた後、カイが何かを思いついたかのように指を鳴らした
『そうだ、この際絶対に忘れないようにお互いに相手の歯形を首につけようぜ』
「首に?」
『ああ、首はどんな者でも1番重要な部位だからな
それに鏡をみたらかなり目立って見えるからな』
「そういうものかなぁ、、、」
『そういうもんだよ
ほら、首かして』
「はい」
『それじゃあ少しちくっとするぞ』
カプッ
「うん、、、うっ、、、」
『よし終わったぞ少し血が出てるがそんなのは舐めればいいからな』
「じゃあ、次は僕だね
あ、その前に念のため確認しとくけど本当にしていいんだね?」
『ああ、どんとこい!』
「それじゃあ、やるよ、、、」
カプッ
『ああ、、、、イっ、、、ふう、、、
よしっ!これで忘れることはないな』
すると再びブザー音が鳴り響いた
『それじゃあ、またな!』
「うん!またね!」
そうしてカイは上に行った
それから何もせずその場に座っていたら夜(?)になっていた
「あ、そろそろ水を飲まないと、、、、」
そうして僕は水を飲んだ
その水は美味しかった、、、
、、、、、、、、でも、、、
おいしいの感情と共に悲しみの感情がきた
「う、、、うう、、、、この、、、味は、、カ、、、、イ、、のだ、、、、」
そう、、、、その水の味からカイの血の味がしたからだ、、、、、、
「また、、、会おう、、、って、、約束、、、、、したのに、、、、、」
そう一言一言こぼしていると
急に大きな音があたりに響いた
「え、、、、、、、、」
そうして僕の意識は途切れた、、、、、、、、、、
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数分後、、、、、、、、
『、、、、、、、、、、、』
「、、、、、、、、、、、」
何か、、聞、、、こえ、、る、、、、?
『、、、、ナ、、、、、、ろ』
ぼんやりした意識の中、首に目が止まる
「カ、、、、、、、、、イ、、、、?」
『バーベナ!よかった、、、気がついた、、』
「コ、こは、、?」
気づいたらそこは地下道施設ではなくベットの上だった
『あの後、色々あって迎えに行くのが遅くなった
あと、俺を快く引き取ってくれた人がいてな、、、、、、』
そうして僕たちはカイの新しい家へと向かった
のちに聞いた話によると僕は瓦礫の中に埋もれていてそれを
カイが見つけてくれたようだ
その後、カイは上で何があったのかは答えてくれなかった
でもこれだけ言っていた"知らないほうがいい"と、、、
これは紀元前17億6542万6243年と2ヶ月17日9時間41分52.247401秒前のお話
ご視聴いただきありがとうございます
この作品がフィクションかどうかはご想像にお任せします
まあ、それはいいとして
一体カイが上に行った時、何が起きていたのでしょうか、、、、、
それはまた別のお話、、、、、
これ以上特に話すことは特にないのですが、、、
何か言うとしたらバーベナは吸血鬼で
タイトルにもなっているアルファドとはヘブライ語での
吸血鬼という意味です
そして二人には後に羽が生えた