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逃げた神々と迎撃魔王 〜 集う冒険者たち 〜【完結済】  作者: モモル24号
レーナ編

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最高到達速度

 予定通りに出発は遅らせて、『黒魔の瞳』へ入った。


 先行しているパーティー達のおかげで、浅層の序盤の戦闘は避ける事に成功する。高い値のつく素材収集依頼の大半が中層以降になるため、そこまでは温存作戦で行く。


 ダンジョンは不思議な所で、一定時間が経つと魔物が出てくるのよね。

 魔物が増えると魔物同士が争う事もあるし、溢れかえるとダンジョンから出てくる事もあるそう。


 グローデン山脈にいたグリズリーディノスなどは、そうやってどこかのダンジョンから出て来て居付いたものだと思う。力をつけたら一度ラズク村の先を探って見るべきかもしれないわね。


 今は『黒魔の瞳』で、先を急ぐ。

わたしとアリルはタッグを組んで先頭を行く。わたしは全員に、風の護りをかけている。これ凄く便利なのよ。

 移動中身体が軽くなるし、不意に襲われても攻撃を反らす効果があるんだもの。


 もちろん能力を過信すると危険なので、付与については予め知らせているわよ。

 そして全員分の食料を背負うベッタの荷物には、お父さんの鎧を参考にした、反重浮遊の魔法をかけてみた。


 物質の特性を魔法で再現するのはまだうまくいかないけれど、ベッタは軽い軽いとはしゃいで壁に激突した。

 風の加護もあって本人が感じるよりバランスが取り辛かったみたい。


 浅層を抜ける頃には身体の感覚に慣れ、中層へと入った。

 体力的にも余力があるので先に進む。依頼を終えて帰路につくパーティーに情報をもらいながら、わたし達は深層へと辿りついた。


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