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逃げた神々と迎撃魔王 第一部 〜 集う冒険者たち 〜【完結済】  作者: モモル24号
レーナ編

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裏切りの可能性

 レーナの予想通りの展開になった。

 事情をある程度知る領兵隊の隊長に、銀級冒険者達はいい加減な報告をしていた。


 領主とギルドには自分が報告するからと、生き残った三名の仲間達と逃げ出した。

 領兵隊の隊長が報告は早馬で知らせるからと断る前には既に姿がなくなっていた、というくらい速かったらしい。


 残された領兵隊達が大慌てになったのは、そのせいだ。

 冒険者と違い命令を受ける前に動けば、どのみち領主に罰せられる。


 覚悟を決めてラズク村外れの頼りない柵を前に武装して集合した。

 何も知らない村人には、魔物が来るかもしれないから家に入って待つようにだけ伝える。


 領兵隊の隊長はグリズリーディノスの強さ次第では、村を捨てて逃げるしかないと考えていた。


 銀級冒険者が逃げ出してからだいぶ時が過ぎた頃に、人の姿が山道の向こうから見えてきた。


『鋼鉄の誓い』のパーティー全員と、幼さの残る少女だ。

 血まみれで傷を負っているように見えたが、足取りはしっかりしている。


 もう一ついたというパーティーの姿は見えない。

 領兵隊隊長が知る限り、何らかの支障が出た場合、『鋼鉄の誓い』に責任を押しつけて銀級冒険者達のように、その場を放棄して逃げてよかったはずだ。


『鋼鉄の誓い』の様子から、脅威は去ったように見える。

『鋼鉄の誓い』の持つ魔物の毛皮の大きさがそれを示していたからだ。


 恐ろしい魔物と戦闘にならなくて済んで、隊員達が安堵する。

 領兵隊隊長は企んでいた事実はいったん忘れて『鋼鉄の誓い』の話しを聞く事にした。


 銀級冒険者達が、もう一つのパーティーも裏切って逃げて来る可能性はあった。

 逆にもう一つのパーティーでも、だ。

どちらにしてめも、『鋼鉄の誓い』が生き残る目はない。


 あるとするならば裏切りものの存在だ。


 サーロンド侯爵の御用商人のパーティーが全滅していると思われる中で、

ベルク商会側の『鋼鉄の誓い』が全員生き残っているのだ。

 裏切った可能性の高いのは当然逃げ出してきた銀級冒険者達となる。


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