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逃げた神々と迎撃魔王 第一部 〜 集う冒険者たち 〜【完結済】  作者: モモル24号
おまけの番外編

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夜魔の王女⑧

 ラグーンで鉱山探索することになったみたい。ふふ、出来るメイドの私はこんな事もあろうかと秘密のダンジョン地図を持っていたのよ。


 レガトに自慢して渡したら凄く喜んでいたのに、ミラに怒られた。いつも仕事出来る女ぶりを見せてるんだから、私が本当は出来る所を見せたっていいじゃないの。


 ミラには悪いけどさ、私とレガトの付き合いは長いのよ。だから同じお姉さんの色香を漂わせても、レガトは私になびくに決まってるのよね。


 最近やたらとミラが私といたがるから困っちゃうのよ。私の真の能力の高さとか色気とかを見習いたいのでしょうけど、夜魔と人間では根本的に違うから無理なのよ。


 それでもいたいなら仕方ないから一緒にいてあげるわ。だから書類の山を私に押し付けないでくれるかしら?



 帝都でカルジアが襲われたみたい。レーナが大切にしているからというのもあるけれど、私にとっては眷族みたいなものなのよ。許すまじ、教団。レーナがきっと成敗してくれるわよ。


 私はカルジアがどれだけ凄い召喚術師なのかを、みんなにも知らしめてやろうと思うの。竜魔も大概な強さだけど、古龍に、なにあのゴリマッチョなゴブリンとかさ。


 私が懸命にカルジアの凄さを伝えたおかげで、カルジアの名声と知謀の凄さにみんなが恐れおののくようになったわ。


 カルジアには泣きながら感謝されたけど、気にしなくていいのよ。私は夜魔の王女として、眷族を保護する義務かまあるもの。

 まして、カルジアはレガトの大切な仲間だからね。妹みたいなものよ。


 そのレガトから皇帝の妹の相手を頼まれた。面倒臭い女らしいけど、私の気品にあやかりたければ、もう少し殊勝な態度を取るといいわ。それに妹はもうカルジアで枠が埋まってるもの。


 見習うならシャリアーナを見なさいな。最初から公女の立場を見せつけるような真似をせず、皇女になっても謙虚な姿勢をまったく崩さないのだから。


 あれならレガトだって参っちゃうわよね。レガトの目が良くいく順位づけをするなら私、レーナ、リモニカ、カルジアに次ぐもの。


 皇帝陛下は恋愛脳(アリル)で少しおかしかったけど、皇妹は素直に言う事聞くのでいいわ。


 ただシャリアーナと違って凄く鈍臭いのよね。もしかして、新しい方向で攻めてる策士かもしれないわね。


 でもドジっ娘枠は、ハープが持っているから奪うのは容易ではないわよ?






















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