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逃げた神々と迎撃魔王 第一部 〜 集う冒険者たち 〜【完結済】  作者: モモル24号
レガト編

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ギルドの食堂

 掲示板を確認した後はミラさんのおすすめで、冒険者ギルド内の宿屋へ行く。ギルド内というより、メインホールから繋がった建物だね。


 ラグーンギルドは中央のメインホールから、宿屋と湯場、買い取り屋と解体場、食堂と酒場、書庫と銀行などに繋がっていて、外にいちいち出る必要がなかった。

 領主様がギルドマスターなのと関係しているのかな。 


 宿屋はギルドが経営しているため、ラグーンギルドに籍を置けば、どの大きさの部屋も、割引で利用出来るようになる。

 食堂や湯場なども同様で、僕のような初心者には需要も高くありがたかった。


 冒険者登録はロドスで行ったけれど、籍はラグーンへと移した。

 しばらくは滞在するだろうし、おじいちゃんもここを最後に籍を置いていたからね。


 宿屋はおかげで一泊銅貨五枚で済む。狭いけど、ベッドに棚にイスがついてる個室だ。

 大部屋だと雑魚寝で、銅貨一枚で泊まれる。仕事がうまくいかない人や賭博で懐の寒い冒険者がたむろしているようだね。


 移動の馬車は節約したけど、冒険者として自立するなら個室を維持出来る生活を続けたい。


 ちなみにヒルテは隣の部屋だ。

 受付で揉めた冒険者を泣かした後、その冒険者が僕の隣とわかって部屋をかわってもらったらしい。


 夕飯は当然ギルド内の食堂で食べることにした。この時間になると、仕事終わりの冒険者達が戻って来てかなり賑わっている。

 値段が安く美味しいと評判で街の人達もやって来るみたい。


 僕は人の少ない隅の席を確保して、メニューに目をやる。

 安くて美味しくて量もある。

 子供の僕でも飲める果汁水が木のジョッキで銅貨二枚、おすすめ料理が一人分(三人前相当の量)で銅貨三枚二人分(六人分相当の量)なら銅貨五枚と格安だった。


 おすすめは旬の食材や獲物を中心に作っているようで、今週は依頼にもあった角うさぎを使ったクリーム煮と穀物の炊き込み飯だ。


 宿屋代と合わせて小銀貨一枚分の出費だけど、大変満足だった。




日常的に使う貨幣の価値。(後日追記予定)


◆棄銭貨 重さ10 価値10 青銅


 傷んだり欠けたり溶けたりしている銅貨。貨幣としての市場価値はなく、金属片扱いされている。

駄賃貨とも呼ばれていて地方の農村などではやり取りされている。


◆半銅貨 重さ10 価値50 青銅合金


 銅主体の貨幣。加工しやすい反面傷みやすい。街の屋台や農村などでよく扱われる。

偽造されやすい貨幣だが価値に対して労力は見合わない。


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