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卑怯者と呼ばれた余は倫理逆転世界で無双する  作者: 無用先生
序章 前世
3/8

挫は大人から酷く叱られることが多かった。

幼い挫に悪意はない。またこの時季だけでなく生涯を通じて、愚鈍ではなかった。

ただ。年齢不相応な知能と決断を支えるだけの経験と常識がなかった。

たとえば、テレビ(インターネットなどは大国の軍事にしか用いられなかった)を観て、影響されることが多かった。

母の手伝いをテレビが呼びかけていたら、皿洗いを手伝おうとする。

母が割れやすい皿で怪我をしないように言ったら、割れやすい皿を選り分けるために台所に纏めて投げ出す。

このときは全部が、割れやすい皿だった。

激怒した母を、このときは父が叱った(この時代の通例で、年齢も市役所での職位も父の方が高かった)。

挫は忠実に母親の話を聴いただけだから感情に任せて叱るのはいけないということだった。

しかしながら挫の奇行は他にもいくらでもあった。

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