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卑怯者と呼ばれた余は倫理逆転世界で無双する  作者: 無用先生
序章 前世
1/8

クラスの英雄

弱樹挫よわきくじくは。クラスの英雄だった。

勉強もスポーツも平均以上だったが、彼の真価はそのような文武ではなく。思想と決断力、そして何よりも。

立ち回りにこそあった。

例えば。クラスの秀才、画利勉がりつとむが挫の隣の席だったときはテストのときに彼の答案を巧みに見ることで成績を上げた。

そして席替えの次の日の昼休みに、女子もいる前で勉のズボンを下着ごと降ろした。

答案を見られないから利用価値の無くなった秀才に重大な精神的打撃を与えることで彼の成績、ひいてはクラスの平均点を下げ、相対的に挫の成績を上げるとともに。

腕力とスクールカーストの高さを誇示する。

級友たちには挫を野蛮な卑怯者と軽蔑し憎悪する者もいたが、幅を効かせていたのは、あたりまえの正義や道徳などを度外視する彼を英雄視する取り巻きたちだった。

そして彼等はひとしく、挫を恐れていた。


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