現在~過去へ本当の気持ち
1、焼き鳥
もう、この歳になってしまって最近、身体がつらい。
神原 奈留48歳
時折、若い時を思い出す。
夢は、ドラキュラになりたい。
(奈留)「ママ、疲れた⤵️」
(奈南)「私が、夕飯作るから、もう少し待ってて❗️」
この子は、神原 奈南13歳。
とてもやさしい女の子。私の娘。今、旦那は、出張の為いない。3ヶ月の出張。
旦那が、出張してから2週間が経っていた。
今日は、二人で外食!に出かけた。
(奈留)「奈南。何食べたい?」
(奈南)「ママが、食べたい物なら何でもいいよ!」
(奈留)「焼き鳥は?」
(奈南)「い~ね~❗️焼き鳥。食べたい‼️」
(奈留)「焼き鳥にしょ!」
腕を組、『焼き鳥。焼き鳥』何て言いながら、歩いて30分。やっと、着いた。
(奈南)「ママお酒飲むの?」
(奈留)「ちょっとだけ~帰りは、タクシーで良いじゃん❗️」
(奈南)「良いけど。あんま、飲まないでよ~」
(奈留)「お~け~。」
(奈留)「焼き鳥。美味しいね~。」
(奈南)「うん!凄く美味しい❗️」
(奈留)「良かった❗️」
駅迄歩き、タクシーで帰ろうと歩いていた。
2、あれ~?
二人で、歩いていたはずなのに、娘が居ない。
目をこすり、周りを見渡す。
『奈南❗️奈南❕』
いくら呼んでも居ない。
焼き鳥屋さんに置いて来たかな~と思い戻って見たけど、居ない。
(店員)「あれ~どうしたの?お母さんとはぐれた?」
うん?どう言う事?娘とはぐれたのよ?不思議に思い。
(奈留)「お手洗い貸して下さい。」
(店員)「いいよ!」
何で?娘どこ?そう思いながら、鏡を見るとそこには、歳をとった。48歳の私ではない。奈南に似てる顔をした私がいた。どう言う事?
とりあえず、家に帰ろう‼️と思い家に向かい歩き始め、マイホームに行くと。
『ない‼️なんで?畑になってる。』
私の家どこ?分からなくなり、見た目15歳の私。
今、何年だろ?とりあえず、落ち着いて、15歳の頃住んでいた。家に向かう❗️
そこには、弟の由母の希伊がいる。
えっ?まさか過去に戻ってしまったの?何が、どうなって?そこに、私が居るのか❔覗いていたら……
(由)「母さん❗️姉さん戻って来たよ。」
えっ?何言っているの?
(希伊)「いくら喧嘩したからって突然居なくならないでよ!」
私、家出した事になってるの?
(奈留)「う ん。」
とりあえず返事は、したものの頭が、混乱してる。
3、学校に行く?
年齢、年号を見ると14歳と3ヶ月。と言う事は、学校に行かないといけない。
(希伊)「奈留。早く行きなさいよ。」
(奈留)「は~い!」
なんだか良くわかんないけど、行くしかないな!2度目の中学。面倒だね!
(清)「おはよう❗️奈留。」
(奈留)「おはよ!」
2度見してしまう!すれ違いながら。キョドってる。私。
この頃は?と考えながら、廊下を歩いている。
【トントン】肩を叩かれ、飛び上がり爆笑された。
(陵)「おはよ。どうしたの?」
(奈留)「いや!別に……おはよ。」
(陵)「何で?跳んだ?」
笑われてる。
横に並んで教室へ向かう。
(陵)「なぁ~そろそろ俺達な!」
(奈留)「何❔」
(神)「だから、好きなんだよなぁ~陵❗️」
陵が、ハズイのか下を向いた。
まぁ2度目の中学生だし、あの頃と違う選択してもいいか!
(奈留)「別に、私なんかで良ければいいよ!」
陵は、驚いてる。
(陵)「本当に❔ずっ~と嫌がっていたじゃん!」
(奈留)「別にハズイだけで、付き合う事、じたい嫌ではないよ!タダこわいだけかな?初めてだから……」
(陵)「俺だって…初めてだし、少しずつ彼氏、彼女になれば、いんだよ!」
(奈留)「そうかもね!」
なんだか良くわかんないけど、まぁいいか?見たいな自分がそこにいる!
安心が、出来ない1日が終わった。遠足ではないけど、家に送ってもらった。
4、彼氏?彼女?
『おはよ!』
(由)「玄関に変な男いるよ!」
(奈留)「誰?」
(希伊)「奈留❗️見て来て!」
(奈留)「おけ!見てくる。誰かな?」
玄関に向かいながら、変な男だったら、とりあえず警察に電話かな?
と思いながら行く。
開けて驚いた❗️そこには、陵が立っている。めっちゃくちゃ早いまだ、6時半!とりあえず、上がってもらう事にした。
(奈留)「おはよ。早いよね?どうしたの?」
(陵)「迎えに来た。」
(奈留)「びっくりしてるのよ!とりあえず上がって。」
(陵)「悪いから、外で待ってるよ!」
(奈留)「ご飯は?食べた?」
(陵)「食欲なくて、落ち着かないから……」
(奈留)「いいから、上がって。こっちが落ち着かないから~」
(陵)「わかった。お邪魔します。」
リビングへ向かいながら、色々考える。
(希伊)「どうしたの?誰だった?」
上がって来た、陵を見て
(希伊)「おはよう。奈留のお友達?早いね!」と言うなり
(陵)「奈留さんとお付き合いさせてもらっています。向井 陵です。よろしくお願い致しますm(__)m」
(由)「えっ~姉ちゃんの彼氏?こんなののどこがいいの?」
(陵)「良くわかんないけど、僕自身が元気になれるんだよね!奈留さんといると❗️」
(希伊)「奈留の彼氏ね!ご飯は?」
(陵)「大丈夫です。」
(希伊)「食べてないでしょ?食べて。残していいから~」
(陵)「大丈夫です。」
お腹が、なった。
見る間に真っ赤になる陵を見て、思わず笑ってしまう!
笑いながら母が、
(希伊)「緊張してるのはわかるけど、きちんと食べないといざと言う時に力出ないよ。食べてね。」
そっと、陵の前に置くと
(陵)「すみません。いただきます。」
と言うなり、美味しそうに食べ始めた。
(希伊)「美味しそうに食べる子だね。」
何故か?ニコニコしてる。
(希伊)「食べたら、ちょっと早いけど行きなさい。」
(奈留)「そうだね。」
(陵)「すみません。ありがとうございます。」
食べ終わり、準備をし玄関へ
(奈留)「行ってきます。」
(陵)「お邪魔しました。ごちそうさまでした。」
(希伊)「気を付けて行ってらっしゃい。奈留よろしくね。」
(陵)「はい。」
学校まで、5分しかかからないのに、7時半に出てしまった。
ゆっくり歩いても10分だよ。
5、初恋?
(奈留)「陵さ~。もう少し遅くてもいんじゃない?」
(陵)「朝練してる奴達いるだろ?」
(奈留)「そうじゃなくて、もう少し遅くても……と思ったのよ。」
(陵)「なんか良くわかんない。俺、昨日から変なんだよ。どうしたらいいのか?」
(奈留)「そんなに困ってるなら、やめる?」
(陵)「えっ?やだ!やめるのは、絶対やだ!」
(陵)「ぶっちゃけ、初恋で……今まで告白されても付き合いたいと思わなかったんだ。初めて好きになって、付き合いたいと思った。それが、現実になって……」
(奈留)「そっか~わかった。あんたでも、あるんだね。そんな感情。今まで見て来てひどい奴だと思っていたから~」
(陵)「なんだよ。それ!」
(奈留)「そうだろ?告白されてもやな顔しかしないし、ラブレターもらっても、その場で破るし。」
(陵)「そうだよな。ひどい奴だよね。俺、悪い事してたよな。」
(奈留)「自分が、見えてなくて周り傷つけた事考えないとね。今は、違うんだよね?」
(陵)「うん。でも、今は、本当いっぱい、いっぱいかな?」
(奈留)「そっか~」
教室に着いた。陵とは、クラスも一緒。
席に座り机にふせる。時間を見るとまだ、8時。早いよ。
ふっと教壇を見ると、目の前に陵がいて思わず驚く。顔がめっちゃ近い。今まで意識しなかった距離。
(奈留)「近いよ。」
(陵)「ごめん。調子が悪いのか?心配になってさ。顔、赤いぞ!熱あるのか?」
(奈留)「ないよ。」
ヤバい。意識してる。
初恋なんて言うから、2度目の中学生なのにドキドキしてる。こんなの無理。戻りたい。48歳の自分に。
6、お祭り
あれから半年が過ぎた。
もう、戻れないんじゃないか?と思っている。
今日は、お祭りの日。陵とも公認の付き合いになり、陵のファン達にも嫌がらせがなくなってきている。
『ピンポーン』
『は~い!』
(陵)「俺。」
玄関に向かうと陵がいる。
(奈留)「ちょっと待ってて。」
荷物を持って玄関へ。
(奈留)「えっ?チャリじゃあないの?」
(陵)「チャリじゃあ……手つなげないじゃん!」
目が泳いでいる。めっちゃ可愛い。
(奈留)「えっ?手つなぐの?」
(陵)「ダメ?」
(奈留)「いいけど。つなぎたいの?」
と言いかけた時、手をひっぱられる。歩く足も早い。
(奈留)「早いよ。もう少しゆっくり歩いてよ。」
(陵)「ごめん。」
やっとゆっくり歩いてくれた。
(奈留)「何を急いでるの?」
(陵)「別に急いでるわけじゃあないけど。」
(奈留)「どうしたの?」
(陵)「なんか、不思議なんだけど急がないといけない。そんな感じがするんだ。」
(奈留)「?」
山車を見ながら、どこかに行くみたいで、手をひっぱられる。
(陵)「ちょっと、話たい事がある。」 耳もとで囁かれドキドキしてる。
(奈留)「うん。」
人けの居ない神社の裏へ~腰掛け
やっと手を放された。
(陵)「俺。お前に言わないといけない事がある。」
(奈留)「何❔他に好きな人でも出来た?」
(陵)「そうじゃなくて。きちんと告白してない。俺、あの時きちんと俺の口から言うべきだったんだ。」
(奈留)「あの時は、神ちゃんが陵の気持ち言ったんだよね。からかわれてると思ったけど、次の日きちんと迎えに来てくれて、本気だとわかったよ。色々、話してくれたし。」
(陵)「それでも、言わないと先に進めないんだ。」
ふ~ん。それで、急いでたのね。
(陵)「奈留❗️お前がす…すっ…フゥ~」
(奈留)「大丈夫。ちゃんと聞くからゆっくりでいいよ。こっち見て……落ち着いて……」
ほほえむ。きっと、彼は、ここからきちんと始めたいだと思った。
陵も少し落ち着いたみたいで、フゥ~と息をはく。
(陵)「好きなんだ。ずっと一緒にいたいんだ。高校違ってもだから、高校卒業したら1年間待ってて欲しい❗️必ず迎えに行くから~」
えっ?これプロポーズ?
(奈留)「陵、落ち着いて、これ?プロポーズ?告白じゃあなくなってるよ。」
(陵)「そうだよ。プロポーズしてるの!俺には、後にも先にもお前しか居ないと思っている。」
(奈留)「何で?今プロポーズ?」
(陵)「この先、色々考えたんだけど俺、2人で暮らせる為に結婚した後、ホストになろうと思う!」
(奈留)「えっ?ホスト?女の子にちやほやされる。ホスト!」
(陵)「そうだよ。」
(奈留)「何で?モデルでもいいじゃん!」
(陵)「モデルとか芸能とか別れさせられるに決まってる❗️絶対!やだ!だから、ホストなの。嫌な事されると思うから、これからは、お前の手や心で俺の心癒して欲しい。」
そっと、からだを寄せてきた。まるで捨てられるのを恐れてる子供の様に~
7、キス……
しばらく沈黙が続き……お互い前を見ている。
(奈留)「わかった。用は、陵が女の子と歩いていても気にするな❗️と言う事とその前に結婚したい❗️と言う事ね。」
(陵)「ごめん。自分勝手だよな!」
そう言うとすごく切ない顔でこっちを見た。
すっ~と手がのびて、私の頬に触る。顔が近づく……思わず目を閉じた。
初めてのキス。なんの味もしない。長い時間が経った気がして、目を開ける。
陵が、笑ってる。
(陵)「何か、すっきりした。初めてで、心臓ヤバい‼️」
そう言うと……
(陵)「ごめん。もう我慢出来ない。」
(奈留)「うん。」
初めてのキスからしばらく離れられずに何度もキスされ……
(陵)「頭クラクラするな!この先は、もう済ましてる奴ら多いけど、俺達は、高校入ってからゆっくりしよ!喉かわいたよな!飲み物買ってくる。」
言うと買いに行ってしまった。
私は、うなずくだけだった。
本当に頭クラクラする。
目を閉じた。
寝てしまったみたい。あれから、どれぐらい経ったかな?陵遅いな?
神社を出て驚く。人波も山車もない。どんだけ経ったのか?
置いてきぼりされたのか?わからず、とりあえずおトイレに向かう。
何の気なしに鏡を見て、驚く。そこには、48歳の私がいた。
今ならと思い娘とはぐれたあの場所へ向かうと
(奈南)「ママ~どこ行ってたの?」
奈南?そこには、奈南に似てる女の子が立ってる。
(奈留)「奈南?」
(奈南)「何言ってるの!早くしないと待ち合わせ場所に間に合わないよ❗️パパ待ってるよ。」
(奈留)「パパ出張でしょ?」
(奈南)「今日は、記念日でしょ?ママ焼き鳥食べたい❗️と言うから焼き鳥行ったけど……パパも仕事今日は、早く上がって祝うと言ってたじゃん!」
(奈留)「帰るの?」
(奈南)「悪いけど、明日学校だから、家に帰るよ。私は。ママは、待ち合わせ場所に行って❗️」
(奈留)「待ち合わせ場所って?」
(奈南)「初めての場所って言ってたじゃん!」
タクシー乗り場に奈南を送り、お金を3000円渡した。
(奈留)「大丈夫?帰れる?」
(タクシーの運転手)「大丈夫ですよ。」
ふっと見ると女の運転手さん。
(奈留)「すみません。よろしくお願い致します。」
〈奈南降りる時、おつりもらわないでね。ありがとうございました。と言うのよ。〉
(奈南)「わかってる。じゃあ、楽しんでね。着いたら電話する。」
(奈留)「わかった。必ず電話して。」
タクシーを見送り手をふる。
7、初めて場所?
約束の場所?初めての場所?考えつく場所へ急ぐ❗️
旦那との初めての場所は?この駅前で、初めてデート。
周りを見渡すけど、いない!
後考えられる場所といえば、さっきまでいた、あの神社❗️
神社へ戻り裏に腰掛ける。
『お~い!』駆け寄ってくる。
誰?何?
(陵)「ごめん❗️待った?」
えっ?陵?あの先、どうなったのか?わからずにいる。
(奈留)「どうしたの?」
(陵)「何言ってるの!奈南は?」
(奈留)「明日学校だから、って帰った。」
『トルルルル』
(奈留)「もしもし?」
(奈南)「今、家着いた。家入るまで危ないからとタクシーのお姉さん家に入ってベランダから手をふってと言われて今ふってる。」
(奈留)「名前聞いた?」
(奈南)「聞くの忘れた❗️あっでも、会社は、わかる。」
(奈留)「後でお礼しに行こ!」
(奈南)「パパに代わって‼️」
何か話てる。どうやら、旦那が陵になったらしい。なら、あの人生を歩みたかった。
携帯を渡され。
(奈留)「陵。ごめん。初めての場所の後の記憶が余りない。」
(陵)「あの後、お前変だったから同じ事もう一度言ったんだ。どうにか、納得してくれて、お前からキスしてくれたんだ。」
確かに、あの頃の私は、意地張って拒絶してただけで、好きだった。
(陵)「俺。何かあの頃のお前、今お前の様な気がしてさ。じゃあなかったら、付き合う事出来なかった気がして……気が強くて絶対<うん>なんて言わないんじゃなかったかなぁと思って。」
鋭い❗️
(奈留)「そうなの?」
(陵)「俺。約束守ったんだぜ。今さらか?」
(奈留)「そうだね。余り記憶がないのよね。陵と又きちんとあの頃をたどりたいね。」
又、戻りたいと思ってしまいながら、自然と手をつなぎ神社を後にした。