悲しき別れ。怒りを治め、料理人を探しに戦場に…え? エェェエエエエ!?
◇ レオン視点 ◇
シュンナが、シュンナが死んだ!?
なんでだぁああああああ!?
レオン「両親や近所の人達に、料理を作って貰える様に信頼関係を築いたのに!? 」
俺は地面に怒りぶつけた。
シュンナは苦しんだ表情で俺の背後に寝かせてある。
レオン「フー…フー…」
どれくらい地面を殴っていたのだろうか。
飲まず食わずで殴り付けてたから、日付が変わっていたかもわからない。
全く魚人の体はハイスッペク過ぎる。
レオン「ごめんなシュンナ、病気は俺の血肉でも治らなくて」
他の魚人族に殺させないという約束は守った。
だから、せめて、俺の血肉になってくれ。
黙祷。
シュンナの身に着けていた服と、もう必要が無い調理器具を埋めたお墓に別れをして。
新しい料理人を探す旅に気持ちを切り替える。
レオン「でも帝国兵に追われてるんだよな……」
飛行船の追っては誤魔化せたと思いたい。
地上を馬で追い駆けてた部隊と別口。
レオン「それが援軍要請と、襲った飛行船の報告と食い違ったりしたら…」
また戻ってくる。
空を警戒し続けるのは一人じゃ無理だ。
◇
腹が空いたが、気にせず暗くなるまで人(三眼人族)を捜索する。
新しい料理人になってくれる困ってる人はいないかな…。
◇◆◇ 三眼人族の国王視点 ◇◆◇
「もうやだ……帰りたい」
国の重臣「陛下、御覚悟を決めて下さい」
私は国に侵略してきた人達…報告では1個師団、約12000人が目前に迫り来てるそうだよ、ははは…。
「私に如何しろというんだい!? お飾りならこう言う場合、影武者を立てるんじゃないの!? 陛下と呼ぶなら、私を守ってくれない!? 」
国の重臣「御守りしますとも。なあ、お前達」
騎士「「ハイ、この身に懸けまして」」
信用できない!?
こっちの戦力は町の治安を守るだけの兵、約70人。
しかもそれは退役した者も入れた人数、だ。
「逃げさせてくれ!? 」
国の重臣「先ほども申しましたが、それはできません」
「…なら、一思いに殺してくれ。頼むよ…ここ(戦場になる地)から逃げさせて」
騎士に再び左右から手で押さえら。
万対数十人の負け戦に巻き込まれる。
◇
兵士「こんなのむ・ぐふ」
帝国兵「「よっしゃー」」
兵士「だれか!? 援・ごふぅ」
帝国兵「敵兵を打ち取ったぜ♪ 」
帝国兵「ポーズ決めてる内に手柄が減るぞ♪ 」
帝国兵「勝ち戦がずっと続けばいいのにな♪ 」
帝国兵「「違いないな♪♪ 」」
あ、悪夢の光景だ…。
戦力が紙屑の様に食い破られた。
「如何して町中で迎え撃たないんだ!? あれじゃ貴重な戦力が無駄死に、だ、ぞ? 」
私をここまで引っ張ってきた重臣の男が、この本陣を守る騎士に旗を降る様に合図をしだした。
「…何の合図だ? 今更生き残りを引き揚げることは不可能だろう? 」
―――ッ!
私の脳内に電流が走った。
まさか、まさかこいつら…私を手土産に!? 命乞い(助命)をする気か!?
「ふざ・」
国の重臣「おっと、静かに願います。これからあちらの指揮官と大事な話しがあるのでね♪ お前達、わかってるな? 」
騎士「「勿論です、○○様! 」」
国の重臣「よろしい」
よろしくねえよ!?
国を売った売国奴!? 絶対に化けて出てやるぞ!?
騒がしかった戦場は、重臣が掲げた旗を目撃して、困惑半分、歓喜少々、怒気少々の声に変った。
部隊長「降伏とは潔良い事だな」
国の重臣「ははぁ。恐れながら、我々に抵抗の意思はありません。全てあの国王と、死んで逝った兵士達が原因です」
「ン――!! 」
騎士「こら、暴れるな」
騎士「大人しくしろ。そのほうが楽に死ねるぞ(小声)」
こいつら、絶対に呪い殺してやる。
部隊長「ほ~」
敵の指揮官が何やら考えてる。
私を殺す方法か、売国奴共の対応か。
私は死ぬんだ…もう、どうでもいいよな…。
「ッ♪ ッ♪ 」
騎士「「なんだコイツ?? ま、まあ大人しくなってる、からいいのか?? 」」
部隊長「う~~ん」
国の重臣「あの~我々の助命は~♪? 」
伝令「緊急報告! 緊急報告です! 」
何かあったみたいだけど。
私は死を待つだけの生贄さ♪
勝手に騒いで、勝手に喜んで、勝手に私を連れてきた者達が如何なっても関係ないさ♪
部隊長「何だ? 」
伝令「じつは…ヒソヒソ(小声)」
国の重臣「ど、どうなさったんですか? 何か風向きが怪しい…(小声)」
何やら逃げるべきかと聞こえたが。
私はこの場から逃げれないからな♪
逃げそびれて死ぬところを見せてくれ、ははは♪
騎士「気でも狂った、よなこれ」
騎士「声を抑えろ。国王に見えないとか言われたら、俺達は殺されるんだから(小声)」
◇ レオン視点 ◇
何か困ってる人を捜す手っ取り場合方法。
悪党に尋ねる。
悪党「き、きさ、ま…」
手下「親分をよくも!? 」
手下「他の組織との連携がまだ確約されてない時を狙われるとは…ついてねえ」
レオン「てい! うりゃ! 」
命乞いした悪党から、困ってる人がどっちにいるか尋ねる。
ま、俺を殺すために。
情報場所は悪党の巣窟だろうが、問題ない。
悪党を倒し、食べて身体能力が上がるから。
レオン「ありがとう♪ 」
手下「へ、へへ・ぎゃああああ」
お礼を言って食べる。
服とか食べても腹を壊さない。
だから服をはぎ取らずに、ムシャムシャ。
で、教えて貰った方角に来てみれば…。
帝国兵「は? ぎょ、ぎょぎょぎょ…」
帝国兵「へ? はああああああ!? 」
統一感がない装備の帝国兵の一団が、なんだかこの国の兵士を殺してる現場に遭遇。
レオン「あ、どうも」
帝国兵「標的だぁああああああああ」
帝国兵「魚人が出たぞおおおおおお」
あ、地上部隊と飛行船以外の追手だ。
挨拶しながら急接近して、標的標的と叫ぶ帝国兵を鎧ごとへし折る。
帝国兵「【雷撃付加】の剣を食らえ」
レオン「ふん! 」
【スキルスイッチ】か。
ピリッときた。
レオン「けど、他のもそれくらいなら」
楽勝?
いやいや、油断すると隊長格、指揮官は手強いと思っておかないと痛めに遭う。
血の狂乱は使いたくない。
何故なら、助けようと思う料理人候補も殺してしまうからな。
帝国兵「伝令――ィ! 部隊長に知らせ・げふぅ」
帝国兵「槍を持ってる奴!? 牽制してく・がは」
連携されると数の暴力だ。
そうならないように、殴って、引く、殴って引くを繰り返して混乱させ続ける。
帝国兵「俺が切り込む! 」
軍馬「ヒヒーン! 」
レオン「騎馬の突撃、横に避けれ、あれ? 」
帝国兵「【土操作】の力を見たか! 行け、○○! 魚をグチャグチャにしてやれ!♪ 」
軍馬「ヒヒィン! 」
足元の土を操れるのか。
面倒だ、早めに片付けよう。
軍馬「ヒ? ヒヒ――ンンンン!? 」
軍馬の突撃を正面で受け止めた。
他の軍馬より体格はよかったが、俺にはそれだけじゃ勝てない、よ!
帝国兵「ぬおー○○!? 土よ、クッションに成れ」
投げ飛ばした軍馬と帝国兵が、土のモコモコした小山に墜落した。
追撃と思ったが。
魔法が飛んできたから離れた。
帝国兵「雷よ、貫け」
帝国兵「炎よ、焼き尽くせ」
レオン「物騒な言葉にビビる」
当たっても重症にはならないと思うけど。
数内の本命が隠れてるかもしれない。
少し囲まれてきたから、外側まで引く。
帝国兵「待てこのヤロ―――!? 愛馬の○○をよくも殺そうとしたな―――!? 逃げん・ぐふ――」
軍馬「ヒ―――ィン!? 」
単独で突っ込んできたからあっさり返り討ちしてやった。
それにしも50人は殺したと思うんだけど…。
レオン「お宅等何人なの? 」




