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故郷は知らずに、世界一 ☆不慮の事故で死んだ男の転生物語☆  作者: 赤鬼 幽/白蛇 霊
プロローグ
4/64

「う…うんん? どこだ…? 」


変態たちに無理やりミルクを飲まされていたら。

急に眠気に襲われて……気が付いたら知らない天井。

あ、俺の身体が……俺の思った通りに動く♪! 


「よし!♪ もしも変態たちが今度現れても。自力で逃げられるかもしれない……♪ 」


発声器官も直ってるし♪ 


「変態たちに捕まっても。これで助けが呼べる♪! (ッグ)」


白いフカフカのベットで上半身を上げている俺は。

右手でガッツポーズをして、動ける事とちゃんとした声が出る事を喜んだ。


聞き覚えのある女性の声「○○? 病院では静かにするのよ」


懐かしい声が。

俺が居る部屋? の扉から聞こえた。

ガラガラと横に動かしてスライドして現れたのは…。


「…か、母さん♪! 」


母○○「あらあら♪ ○○は元気そうじゃない。あなたが職場で事故に遭ったと聞いてね。母さんは心臓が止まるかと思ったよ…」


「心配かけてゴメン、母さん」

母○○「いいのよ…あなたが無事だったのだから…♪ 」


俺の本当の母さん。

俺が見たあの変態女や怖い顔の男は…きっと悪い夢だったんだ♪♪ 


俺の無事を喜んだ母さんがぎゅぅと抱き締めていると。

自動でゆっくり閉まりかけた扉(スライド式ドア)から。

「あ~~! 母さんズルイ!? 私がおにぃに1番に抱き付きたかったのに」と。

妹の長女○○が部屋に入って来た。

その後ろに。

妹の次女○○が「お姉ちゃん…ここ病院だから…大声は…」と。

部屋の外をきょろきょろしながら部屋に入ってきた。

今にも泣きだしそうな表情だ。


妹の長女○○「母さん! お兄から離れて。私の番よ。母さんは十分に、お兄成分をもらったでしょ~~」

母○○「長女○○。今日は裁判がある日じゃ? 依頼人の方には…? 」


妹の長女○○「お兄が事故に遭ったっていうのよ。裁判や依頼人なんて、待たせておけばいいのよ。どうせ私が勝つんだから。そんなことより。母さんはお兄から離れなさい~~」


妹の次女○○「お、お姉ちゃん。お母さんと喧嘩はだめだよ…」


妹の長女○○が母さんを俺から引き離し。

なにか勝ち誇った顔で母さんを見ながら。

俺の胸に顔をうずめている妹の長女○○に。

妹の次女○○がおどおどと仲直りしてという。


妹の長女○○「別に喧嘩してるわけじゃないわよ」

母○○「そうね。どちらかというと仲がいい思うのだけど? 」


母さんも妹の長女○○も。

俺に抱き着いて。

「ほら♪ 私たちはこんなにも○○を愛しているのよ♪♪ 」と。

妹の次女○○に仲良しっぷりを見せつける。


妹の次女○○「お母さんもお姉ちゃんずるい。わ、私もおにいちゃんの成分がほしい (ギュゥゥゥ! )」


母さんとの再会に喜んだのに。

顔がうっすらしてる…のはまだ俺が回復しきっていないからだな。

この場に居ない妹の三女○○は。

さすがに職場からは来れないか。


妹たちが俺に抱き合ってるのは。

俺の身が本当に心配だからだよな。

俺も男だ。

妹たちの胸の感触で感じてしまう……。


俺が理性で股間のムスコが出てこないようにして耐えていると。

扉の外で。

バタバタと慌ただしい足音が近づいてきてるのが聞こえた。

父さんかな? 

父さんも職場を抜けて来てく・。


ガラガラ! 


妹の三女○○「無事ぃ! お兄ちゃん! 」



母○○「三女○○! あなたも……」

妹の長女○○「母さん。どうやら私だけが悪いってわけじゃないのが証明されたわね、これで♪ 」

妹の次女○○「お姉ちゃん。それで依頼人をほっぽって着たことはどうかと思うよ。ね、お母さん? 」


妹の三女○○が部屋に飛び込んできた。

確か…フラワーショップ○○のバイトしていたと、思う。

フラワーショップてなんだっけと俺が思っていると。


妹の三女○○「長女○○ねーも次女○○ねえもずるいよ! 二人してお兄ちゃん成分をもらうなんて! 」


ビシッと二人に指を突き刺して言い放つ。

そして…俺にダイブ。


「ブフゥゥ! 」

妹の三女○○「お兄ちゃん成分、ゲット~♪♪ はふ~癒される~♪♪ 」

妹の長女○○「ちょっと~私はまだお兄ちゃん成分を補充中よ! 」

妹の次女○○「わ、わたしもお兄ちゃん成分を…」

母○○「あらあら♪ お父さんが見たら悲しむわね♪ フフ…母さんも混ぜて♪♪ 」


「ちょ?! 母さんまでなんで抱き着くの!? 3人を止めてよぉぉぉ……」


俺は4人に抱き着かれてもみくちゃにされた。

誰かが「なんか熱くなったわ」と言い出した。

すると一旦解放された俺の目の前で…。


「熱いなら部屋の温度を調節…できるんじゃ…」

妹の長女○○「あ、顔が赤くなった♪ 私の裸を見たからね、きっと♪♪ 」

妹の次女○○「……わ、わたしの体だって…ま…ごにょごにゅ…♪ 」

妹の三女○○「私の体を見て。お兄ちゃんが赤く(顔)なったのよ♪! 」

母○○「フフ♪ 大人の体の……母さんが1番魅力的♪♪ なのよ~♪ 」


俺が夢で見た変態女みた・いや! 

全然違うっ!! 

第一…あの変態女はガイコクジンだ。

肌の色が陶器の様に正面が白。

肩から背中は灰色グレーだった。

この場にいない父さんだと言った。

あの怖い変態男の背中は黒だったな。


まあ、そんなことより。

俺は裸の4人に再度抱き着きられ、もみくちゃにされ。

俺の理性は果てた。

果ててしまった。


ピュッ


母さんと妹たちの歓喜した声を聞きながら。

俺の意識は再び遠のいた……。

もう、変態たちの悪夢は見たく……ない……ぞ。


「Z~ィ…ピィ~…♪ 」


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