木漏れ日に潜んだ魔物8
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ここら辺からグダってきます。え?もう始めからグダグダだって?
そんな馬鹿な、( ゜д゜)ハッ!!
どうも。全然話が進まないので出番が全く無い紫ウサギです。作者に本名なんだっけ?と思われるほど出番が有りませんでした。
さて、もうわかってるかもしれませんけどわたしメタ発言バンバンしますからね~。もうしてるけど。
さて、今回は話が進みますよ。
・・・・多分ね
さてさて、私が今居るのは地下に御座います牢獄……とはいえ清潔が保たれているので薄暗い無機質な地下室(鉄格子で仕切ってるけど)と言った感じ。まあ、地下だけあってジメジメ感はあるけどそれほど不快でもない。かな。居たいとは思わないけど。
「やあ、おバカコンビ( *・ω・)ノ」
「む、紫のウサギ!?」
「キショッ!」
「あ゛?んだとバカ共……」
「ナンデモナイデスゴメンナサイ」
「オレタチガマチガッテマスハイ」
ふっ……コンクリの床に正座はさぞや辛かろう……何より底冷えしてきたぞわたし。地面に近いと冷気ももろに来るのね……恐ろしい((((;゜Д゜)))
そう、わたしは昨夜のおバカ騒動の原因である一応友達のおバカコンビこと……バカ共は反省も予て地下牢にブチ込めてました。一晩は外でびしょ濡れのまま放置されてたけど……ゆうきゃんの優しさ(水をかけたのはそのゆうきゃん本人だけどね)でこれだけで済んでるけど、ホントは袋叩きにあってたよ……あっちゃんに抱っこされてたけどわたしを恨めしそうに(羨ましいとかではなく食欲の方で)見てたので相当な恨み買ってるわよ。
ホントに……バカ共だよ……これで片方は恋人持ちのリア充なんだから世の中理不尽よねぇ~。
ま、三次元の男に夢持っても仕方ないわね~。
「さて、おバカ諸君! とうとう君ら二人に見せ場(という名の修羅場)が来たのだよ!」
「「は?」」
「ま、大丈夫。精新世界という名の夢の中で戦うことになるから……(多分)安全さ」
この話ギャグだから補正もあるし大丈夫。合言葉は「ギャグって次話では生き返る」だ。大丈夫。それに夢の中で腕が吹っ飛ぼうが痛覚もないし、本当にダメージ受けるのは……わたしの方だし。
「細けぇーことはいいんだよ」
「ぐりーんだよ……って言ってる場合じゃなくて」
「そもそもなんでこんな自体に…」
「そうだね……じゃ、説明しよっか……君たち二人が面白がって怪しげなサイトからTRPG用のシナリオ(死成りを)なんてものをわたしに説明もなしに渡したのがそもそもの始まりなんだよね~」
「そんなことしたっけか?」
「覚えがないけど?」
「おいおいジョニー……とうとう呆けたかい?二人して面白そうだからってわざわざプリントして持ってきただろう……[ゴソゴゾ]……ほら、これに見覚え有るだろ?」
四次元ポケットもビックリ、何処から出したのかわたしでも分からない空間から死成りをブックを取り出した。
カラープリンターで印刷された紙を丁寧に本にまとめた(してくれたのはゆうきゃんです)それはご丁寧にも表紙までプリントしてあった。
ファンタジーでありそうな革張りの本の様な印刷なのだが不気味で気持ち悪い。
だって高性能なプリンターの所為で細心まで……その、革張りは革張りだけど……その、SAN値をガリガリ削るような……うん、皮なんだよね……その、明らか…に
“人間の皮膚なんだよね……それも顔”
何処の聖書だよ!! しかもいくらプリンターでプリントしてるだけっていってもそれを持ってくるおバカの神経が理解できない……ご丁寧にも目玉までついてるよ~。こっち見んな、ホントに見ないでください、SAN値がゼロになります。
CGかなんかだろうが生々しいので持っていたくもないのだが、持ってないと今後どうなるのか分からないので持ってるしかない。なにこの嫌がらせ。マジ勘弁だわ。
「うわ、キモ!」
「こっち見んなし」
「お前らが持ってきたんじゃボケ」
「はい。 ご免なさい」
全く………お陰さまでこんなよく分からない異世界に飛ばされ、わたしは紫ウサギに……みんな無事(ウサギになってるわたしは無事とは言えない)で良かったものの、髪や目の色まで変わってしまったってのに呑気なもんですよね~。わたしなんて狼さん(比喩でなく本物)に追いかけられたぞ。あれがイケメンならまだ……いや、自分がどんな理由でも追いかけられるのはヤダな。うん。
えぇっと……では二人には夢のなかに逝ってもらおう……フフ
「ヨッコイショ……じゃ、後は夢の中で説明するから」
「いやいや、待って、待ってください紫さま!」
「その両手でお持ちになってるドデカイハンマーは!?」
「どっせぇぇぇえっ!」
「「ギャァァ!?」
憐れおバカコンビはコンクリの床に沈むのであった。
だって気絶してもらわないとダメだし?
そして舞台は夢のなかに移る
「何が夢のなかに移るですか……私までつれてくるなんて」
「今じゃないといけなかったの?」
《今じゃないとダメだったのさ》
「俺たちまで…」
「「もとはと言えばお前ら二人の所為でしょ」」
《うん、うん。全くもってその通り》
「まさか待機してるときに元凶が判明するなんてね」
「濡れたまま牢屋に入れればよかったですよ」
実は然り気無くおバカコンビにタオルを渡していたゆうきゃんであった。
さて、あのおバカコンビと話している最中にも精神だけ私とシンクロしていたゆうきゃん(本人には禁句)とあっちゃんに事の元凶がバレました。ま、アイツらの所為だよね半分は……もう半分はそれに乗った私の所為だか
「そもそもこの世界にコンクリ無いんじゃない?」
「言葉のアヤでしょ」
「君たちも変なトコ気にするよね~」
ま、そのお陰で罪悪感が薄れるんだけどね
そして説明するとここは私の精新世界……ではなくて、この世界の“人間が干渉出来ない次元”にある世界らしい。名前とかもカッコいいものはない。魔界とか別世界でもなく、だからと言って元居た世界とは何処か違う……例えるなら間違え探しの絵の様に……何言ってるのかわたしでも分からなくなってきたわ……説明って難しい。
「で、あのバカコンビは?」
「あっ、そう言えば居なかった」
「あるぇ??さっきまでここに居たのに?」
ちょっと強く殴り過ぎたかな? 何処かで昏倒してるかも
……ちと探しにいってきます……
怒りに任せて殴り飛ばしたことに後になってから気付く私であったとさ。
で、見つかった。今いる場所は裏世界(今いる次元をそう呼ぶことにした)の傭兵団寄宿舎から少し離れたマトモに整備もされていない雨が降ったら抜かるみそうな道……の脇。おバカコンビはそこでノビていた。正直すまんかったな
「今度からはもう少し穏便にするよ」
「是非そうしてください」
「魔物とかいたら終わりだよね。」
てか、この小さい体であの二人ぶっとばしたな私よ。
「オレタチガワルカッタデス」
「ハンマーはマジで勘弁…」
「何よりも探すのが面倒ですからね」
「「…………」」
「ごもっとも」
「う~ん……確かに」
かくしておバカコンビに味方が居ないことが判明したのだった。
って、また進んでねーし……