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神のゲーム  作者: ベイフィルド
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はじまり

ウィザードリィ的な世界感になります。

神のゲームキャラクターとして選定された「アキラ」が、神に誘導・翻弄されつつも

仲間と出会い、別れながら強く生きていく話になります。

めをさます?とまっしろなそら


からんからん、と何かが転がる音がする。


『ああ、気が付いたかい?』


声のほうを向くとナニカ?が居た。

老人のような、青年のような、少年のような、そもそも人型ではないようなナニカ。


-なにが、どうなっている?


『君はね、死んだんだよ、で、私は君たちの概念でいう神様、っていうのが近いかな』


-しんだ? なんで?


『良いね、喚かないのはいい。ああ、なんで死んだか?だね、うーん特に理由はないね。というか私が殺した』


-なんで?


『リセマラ、ってやつだよ、最近のマイブームなんだが魂を収穫して違う世界に送って、その人生を見て楽しむんだ。

あれだね、リアルタイムストラテジーってやつだね』


-いせかいてんせい・・・ちーとてんせい?


『いや、一度やってみたけど、それはすごいつまんないんだよ。見ていて一カ月くらいは楽しめるけど、そこからはすごいつまんない。

すぐ回収してやめたね。やっぱり、ゲームは地道にやらないとだよ、ゲームなんだから手間を惜しむもんじゃないね』


-げーむ・・・


『そう、ゲーム、やるでしょ? ゲーム。それでリセマラ中なんだよ、といってもホントは大差ないんだけどね』


-そんな、かってなりゆうで・・・!


『あれあれ? 怒ったのかな? でも神が勝手して何が悪いの? 君たちだってゲームのキャラを作ったり消したりするでしょ?』


-あれは、いきてないから


『私にとっては大差ないよ、電脳だろうが生き物であろうが等しく下等だ。ああ、警告しておく、喚いたらうっとおしいから消すよ?』


----------------! わかりました・・・


『そうそう、適応が早いのは良いことだ、じゃあ、キャラメイクに入ろう』


-きゃらめいく・・・ぼくはなにか、かわるんでしょうか


『良いね、物分かりがよくて身の程を知る賢い子は好きだよ、といってもサービスはないけどね

キャラメイクはキャラメイクだよ、種族や能力傾向や能力を決めるんだ、骰子でね。ああ!またチートスキルを思い浮かべたね?

射幸心は結構だけど、そこまでのものはないよ、スキル一発一騎当千!みたいなことはない。

君の世界でもそんな化け物はいないでしょう?』


-ぼくのせかい・・・うまくおもいだせない


『ああ、地球の記憶は家族や友人の記憶以外は消してあるからね、変に文化を変えられても嫌だし

・・・数学や文学はある程度いいけど文明の利器的なものや科学知識は消させてもらったよ』


-そんな、かってに


『嫌ならエネルギーに戻すだけだよ、君の選択肢は受け入れるか消えるかの二つ、わかりやすいでしょう?』


・・・・・・


『おやおや、流石に感情を処理できないみたいだね? まぁ騒がないだけ良いよ、それはそれとしてキャラメイクするからね?

種族は・・・どうしようかな・・・』


ーしつもんをしてもよろしいでしょうか?


『お! 良いね! もう割り切ったか、なんだい?』


ーきゃらめいくにくちをだしてよいのかと、これから、いくせかいのじょうほうがほしいのですが


『意見はしても良いよ! 聞かないかもしれないけどね!

ただ、情報はあげよう。

これから行く世界は剣と魔法の世界、種族はいろいろあるけどプレイング種族は、人間、エルフ、ダークエルフ、ドワーフ、リザードマン、ホビット、獣人、ハーフエルフ、だね、種族の特徴は一般的なゲームと一緒、わかるね?』


-ぷれいんぐしゅぞくて


『そうだね・・・あと特徴としてはレベル制だね、生き物を殺すと魂を吸ってレベルが上がる。

でもレベルが上がっても強くならない』


-ふつう、つよくなるのでは?


『鍛えないで強くなるわけないだろ~? レベルってのは種族の上限値が上がるんだよ。

地球では筋肉鍛えても生物的に限界があるだろ? 例えば鍛えても熊には力で勝てない。

その上限が上がるんだよ、とはいえ鍛えないと意味がないけどね。

スキルは地球でも同じようなものだよね、ピアノを練習すればピアノのスキルが上がる、みたいな。

それが可視化されているだけかな、そっちのほうが面白いしね。

ああ、ステータス制ではないよ、ヒト一人を数値化するのは複雑すぎるからね、右腕腕力、右腕握力、みたいなのに

なっちゃうし?』


-どうやってれべるや、すきるがわかるのですか?


『スキルはわからないね、なんとなく、かな。レベルは寺院で教えてくれるよ、神の御業だね』


-あなたの?


『違うね、私の下位神だよ・・・たしか指針の神って呼ばれてる。

神といえば、加護もあるね。ああ、あげないよ? こういうのは認められて得るものだからね?

そういうのを楽しむんだ』


-ざんねんです・・・


『ああ、与えられる情報はこれくらいにしよう、多少の質問は受けつけるけど、手探りで四苦八苦するのが楽しいし

そろそろキャラメイクしたい・・・種族は、と』


-にんげんでおねがいします


『却下だね、ホビットかハーフエルフ・・・ハーフエルフにしよう、チェックは・・・OK、よかったね、精霊魔法に適性があるよ』


-せいれいまほうとは?


『火、水、風、土、光、闇、死、生命の精霊の力を得る術だね、基本的にある程度の適性に偏りがあるのと、

相反する精霊の特性は弱くなるね』


-せいめい、とは? てきせいとは?


『再生と強化が基本だね、死は逆、死傷と弱体化、生命以外には無効だね、生命は死ににくくなるからおすすめだね。

適性は生まれ持ったものだね、多少のでっこみ引っ込みはあるよ』


-せいめいにとっかすることは?


『生まれつきでそういうのはないけど、したいの? じゃあ、そうしようか、すぐに死んでも詰まんないしね?』


-いや、いまのはしつもんで


『はい、却下でーす、意見は聞くけど決めるのは私っていったでしょ? ・・・そうだな、面白そうだから呪いをかけよう』


-のろい!?


『放射攻撃禁止の呪いだよ、まぁエルフから見たら祝福なんだけど、精霊魔法を放出できない代わりに精霊との親和性が多少高くなる呪い?祝福?だよ、まぁメリットデメリット相殺だね? 生命はアンデッドに対して特化だから、それだけで食べていけたのに残念だね?

次は職業を決めようか』


-しょくぎょう


『君には先ずはダンジョンに潜って私を楽しませてもらうから・・・、戦士、僧侶、魔法使い、盗賊、精霊使いといったところだね?

厳密には職業というより弱い加護だね?

他にも色々とあるけどダンジョンに適性が高くて、君がなれるのはこれくらいだね?

ハーフエルフは特に魔法使い、精霊使いに適性が高いけど・・・』


-でもまほうこうげきができないんですよね?


『そうだね、だから戦士にしよう、戦士/精霊使い、という感じだね? なまえは・・・今は“アアアア“にしてるけど、それでいい?』


-よくないです


『じゃあ、どうするの? なんかかっこいい名前にする? ・・・元の名前は 宇佐田うさだ ぜんだね・・・ゼンで良いよね?

エルフっぽくないけど、まぁハーフエルフだしね』


-それでお願いします。


『結構、長くなってしまったね? じゃあ、私に削除されないように楽しませておくれ?』

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