アウスト•ヴォーグ

9歳の少年エルは、小さな漁村で尊敬する父親レオと共に過ごしている。誕生日の朝、レオはエルを初めての漁に連れて行くと約束し、エルは興奮を隠せない。漁船が出発し、エルは様々な魚たちを目の当たりにして驚くが、その興奮の中で大きな波に飲み込まれ、海に投げ出されてしまう。

気が付くと、エルは見知らぬ島の浜辺に漂着していた。父親の姿は見当たらず、不安と心配に駆られるが、冷静に考え、自力でこの島から脱出する決意をする。エルはシェインじいさんが語っていた宝島の伝説を思い出し、自分がその伝説の島にいるのではないかと考える。

冒険の始まりを感じたエルは、父親との再会と島の謎を解き明かすために、未知の旅へと踏み出す。心には恐れよりも興奮が満ち、これからの冒険に期待を膨らませるエルの物語が始まる。