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第1話 二十年後の世界で

 「よし、今日の分はこれで終わり!」


 畑から収穫したキャベツが山ほど入ったかごを保存魔法がかかった倉庫に入れる。日が沈みかけているころ、セイリュウは家のドアを開けた。すると何やら慌てた様子で小動物のようなケモノ耳と可愛らしい茶髪、誇るセイリュウの妻、フリスが新聞を片手に階段から降りてきた。


 「大変大変!魔族が復活したってよ!」


 フリスが見せる新聞記事は一面そのことについてだった。

 

 「なっ…魔族は魔王を倒して消えたんじゃなかったのか?」

 「それがね〜魔王が残した子供が10年経ってから目覚めたらしくてね、その子供が魔王になって、最近魔族が現れたらしいんだよ」


 この世界では20年前魔王〈インティクス〉が魔族を率いてこの世界の覇権を握ろうとした。その魔王を倒すためセイリュウはこの世界に転移されたのだが、転移に時間がかかり過ぎた。その転移が終わったのは最終決戦前日。右も左も分からないまま戦闘に行かせるわけにもいかず、国で待機ということになった。そしてその3日後、インティクスは兵士総出で倒された。


 「それで国はどうするつもりなんだ?あの頃の主要メンバーたちはもういないだろ」

 「それについては現在のギルド長7人で対応するって書いてあるよ」

 「まぁ俺はギルドから追い出された身だから、当てにされてないだけましか。ちょっと時間もあれだし夕飯食べよう」


 セイリュウ達は部屋に入る。


 「あっ、やっと帰ってきた〜夕飯の準備は出来てるよ!」


 フリスではない声。セイリュウのもう一人の家事万能な青髪の妻アオイだ。セイリュウが転移してきたときこの国の歴史や言葉を教えてくれた先生でもある。

机に出されたのは畑で取れる野菜を使ったサラダや必要最低限の量だけ刈っている米、フリスが狩ってくれる美味しい山の動物の肉だ。


 「やっぱり先生の料理は美味いな〜」

 「そう?それなら良かった。おかわりならたくさんあるからね!」


 ・・・・・・・・・・


 「ごちそうさまでした!」


 セイリュウたちの前にあった食事はほとんどなくなっていた。みんなで皿を片付けて洗う。


 「明日からは野菜を町に売りに出すから朝早くに出発するね」

 「じゃあ私も行きます!」


 フリスが元気のいい声で返事をする。


 「じゃあ朝6時半には家を出るから準備していてね。先生は魔族のことも怖いし家で待っててください」

 「あぁ大丈夫だ。もし魔族が侵入してきたら食い散らかすだけだから」


 アオイが獲物を見る目で話す。その目で皿を洗うのは少しばかり変だったが。


 「よし、これで皿も全て洗ったし寝るか!」

 「ちょっとセイリュウ!早く寝るのはいいけど風呂は入ってよね!」


 そんな微笑ましい会話をしながら時間は過ぎていった。


 翌日。まだ外は暗かったがセイリュウは野菜を運ぶための馬車に乗せるために働いていた。


 「ふぅ、今年はぼちぼちってところかな。まぁこの量が売れれば暮らせるからいいんだけどね」


 独り言を言いながらセイリュウは準備をすすめる。だんだんと外から日の光が入ってきて、鳥の声も聞こえてきた。


 「セイリュウ〜なにか手伝う?」


 少し寝ぼけた声でフリスが倉庫に入ってくる。


 「じゃあこの倉庫の中の奥の3列分の野菜入るだけ馬車に入れて。落とさないようにね」

 「大丈夫だって!」


 馬車に野菜がどんどん積まれる。二人でやるとすぐに満たんになった。


 「よし、野菜は鮮度が命!焦らずに急いで街まで行くぞ!」

 「おーー」


 元気のいい返事が返ってくる。どうやらこの作業で眠気は覚めたようだ。セイリュウたちは馬車で町〈サカタ〉に向かって走り出した。

 読んでいただきありがとうございます。☆1でもいいので評価、ブックマーク、感想等をしていただけると助かります。


 正直全然書いたことないのでこれから先この物語が続いていくかわかりませんが次回もよろしくおねがいします!

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