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黒剣と行く-跡地  作者: 白姫
ダンジョン1
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魔物

ラファーは旅の仲間に加わりたいと言ってきた。


「...どうして、一緒に行きたいんだい?」

「前々から旅人に憧れていたんです!お願いします!」

「...」

(僕達の目的はリメルのお願いを叶える事だ。それに巻き込む訳にはいかない)

僕はラファーのお願いを断るが、ラファーは諦めなかった。

「雑用でも何でもいいからお願いします」

「そう言われても…」


「わかった。明日、返事を返す」

「そうですか…」

ラファーはすぐにでも返事を聞きたいようだが、大人しく引きさがってくれた。


そこでラファーに気になっている事を聞いた。

「どうしてそんなに旅に行きたがるんだ?」

「だから、旅に興味があるから…」

「本当にそれだけか?」

「…」

僕はラファーにもっとほかの理由があるように思えた。


だが、ラファーが答えないのであれば、僕もこれ以上の追及しない。

そのまま、今日は何事も無く終わった。


「朝だよ。ゼノさん、アーデさん」

ラファーの声で僕達は目が覚めた。


ラファーは既に朝食を作っていた。

朝食を食べ終えると、ラファーがやはり話しかけてきた。

「それで、ボクを旅に連れて行ってくれるの?」

思った通りの言葉だ。

僕は答えた。

「わかった。連れて行きましょう」

その言葉にラファーが顔を輝かせる。

(一回、連れて行ったら満足するだろう)


だが、その考えが甘かった事に、後で気付かされる事になる。


早速、リメルの一部を手に入れるために行動した。

まずは、ラファーの言うダンジョンに行く事にした。

やはり、そのダンジョンというのが一番怪しい。

ラファーはなんと鉄の剣を持っており、それを使うらしい。

アーデは置いてこうと思ったが、ついてきてしまった。


ダンジョンに着くまで、異世界の現地人であるラファーから情報を集める事にした。

ダンジョンには行くが、僕達は小さい村から来たから、ダンジョンについてよく知らないと言うと、色々な事を教えてくれた。


ラファー曰く、ダンジョンはある日突然現れたようだ。

(やはり、リメルの力の一部の可能性が高い)

さらに詳しく聞くことにした。

「ダンジョンを国が調査しようと、国が調査隊を派遣したんだけど、ダンジョンから現れる魔物に妨害されて調査が進んでいないんだ」

「...魔物?」

危なそうな単語が出た。


「だから、ダンジョンはまだ謎が多いんだ」

「ちょっと待ってくれ」

「なんだい?」

「その魔物について詳しく教えてくれないか?」

「わかった」


ラファーが話そうとした時

ガサッガサッ

音がした。


驚いてその音がした方を見ると、大きい熊が居た。


熊はかなり大きく、3mメートルぐらいはある。

黒い体毛に覆われており、額に菱形ひしがたの白いマークが付いていた。


熊はこちらに気付くと、咆哮ほうこうするとこちらに向かって来た。


剣を構えるが、怖さで怯む。

咄嗟とっさに二スターが警告を言う。

「おい!そんな構えじゃ迎え撃てねぇぞ!」

その構えの状態のまま、熊が突っ込んでくる。

「ゼノさん!!」

ラファーが叫ぶ。

僕は恐怖で目を閉じた。


「ゼノ!」

思いっきり、腕を引っ張られた。

アーデだ。

僕はそのまま、アーデに倒れ込む。

熊は勢いよく突っ込んできたが、アーデのお陰で避けられた。


急いで僕は立ち上がった。

その時、グランが入った瓶がポケットの中から落ちた。

落ちた衝撃で蓋が取れ、グランが飛び出して来た。

グランは熊の目の前まで来ると叫んだ。

「目!つぶって!」

僕達は目をつぶった。

それと同時にグランから強い光が放たれた。


熊はグランの光で怯んだ。

その隙に僕達は逃げ出した。


「危なかった...」

なんとか熊から逃げることができた。

「大丈夫?」

アーデが心配して聞いて来た。

「大丈夫。それより、助けてくれてありがとう」

御礼を言うとアーデは「...当然のこと」と言い、次はグランの元へ行った。

僕もグランの元に御礼言いに行く。


「グランも助けてくれてありがとう」

御礼を言うと、グランは笑顔で「ほめてほめて!」と言って飛び回る。

「えらいえらい」

アーデがグランを撫でていると、

「よ、ようせい!?」

ラファーが驚き声を上げる。

グランは驚いて隠れてしまった。

(そういえば紹介していなかった)

ラファーにグランについてある程度説明した。


「妖精なんて初めて見た...」

そのラファーの言葉に疑問を持つ。

「妖精って珍しいのか?」

「珍しいなんて物じゃないよ。昔は居たと言われているけど今じゃ見たことある人はまずいないよ」

(そんなに珍しがったのか...)

これからはグランの扱いを気をつけることにした。


「それにしても、まさか熊に遭遇するとはな...」

僕がそう言うと、ラファーが言った。

「あれはただの熊じゃないよ」

「どういうことだ?」

ラファーが熊の正体を答える。


「あれが魔物だよ」


(魔物...ダンジョンに現れる怪物)

そして、僕はある考えに至る。

(リメルの一部を取り戻すには、あの怪物とも戦わなければならないのか?)

僕は恐怖した。

(無理だ。危険すぎる)


グランにリメルに繋げるように言った。

前にも見た光が出てくる。

「...どうしたんだい?」

「あの怪物...魔物について知っていたんですか?」

僕の質問にリメルは平然と答える。

「知っていたよ」

「そうか...」

僕はリメルのお願いを叶えられないことを伝えた。


リメルはしばらく何も言わなかった。

リメルが次の言葉を言った。

「ご褒美はある」

(褒美...?)

「褒美って何ですか?」


僕達はリメルの言う褒美に息を呑んだ。

ぜぇぜぇ、なるべく早く続きを出します。(観てる人が居るか分からないけど)

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