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The start of the negotiations(交渉の始まり)

 今回から異世界の住人が登場してきます。わかりにくい表現があるかと思いますが、ご了承ください。

 日本を飛び立ってからおよそ3時間ほど経ったRF-4EJの機内ではこんな会話がされていた。

「もうそろそろ、陸地が見えてくるはずだから見逃さないようにしろよ。」

「了解です。しかし、なんでこの機体を使うことになったんですかね?」

「さあね。俺も特に気にしていなかったからなんとも言えんよ。」

「まあ、UH-60Jを使うよかはいいですけど。」

「確かにな。」

 そうこうしていると、眼下に陸地見えてきた

「陸地が見えてきましたよ!どうやら島みたいです。」

「見えてきたか。よし少し高度を下げて調査と行こうか。準備いいか?」

「いつでもいけます。」

 こうして、3時間程かけて調査をしたあと日本へと帰路についた。


 一方で小松基地から発進した第303飛行隊所属のF-15Jイーグル2機が北の方角に向けて飛行していた。

「本当にこの方向であっているんですか?」

「あっている。情報ではこっちの方向に陸地があったらしいからな。もうすぐ見えてくるころだと思うが。」

「わかりました。」

 ややすると、島が複数みえてきた。


~レマノール王国・王都レカーテス~

 この国の中心部である、レカーテスは人口がおよそ130万人でこの国最大の都市である。街並みは中世のヨーロッパを思わせる作りで、レンガ造りの建物が大半を占めており活気に溢れている。なおこの国は、この世界では珍しく奴隷が存在せず王族と貴族、平民の三段階で構成されている。王都の中心部では毎日市場が開かれており様々なものが所狭しと並んでいる。

「いや~それにしてもここには本当になんでもあるよな。」

「そうだよな。レカーテスはこの世界で一番栄えているんじゃないか?」

「そりゃそうだろ。このレカーテスが世界一だって。」

「それもそうだな。」

 そう会話していると、遠くから聞きなれないゴォーという音が聞こえてきた。

「なんか聞こえないか?」

「本当だ。一体何の音だ?」

 すると、王都上空を巨大な二つの飛行体が爆音を出しながら通過していった。

「なんだありゃ!龍かあれは?」

「いや違うだろう。龍でもあんなに速く飛べねえって。」

「じゃあ、ありゃ何々だよ?」

「わからねえよ。」

~レマノール王宮・南麗殿王座~

 この国の王族は代々マルフォール一族が就いており、現在はカイラス4世が王政をとっている。

「ケステル公爵、最近の民の様子はどうだね?」

カイラス4世が一番の重臣であるケステル公爵にそう聞くと、

「はっ、陛下。民は皆陛下の治世に満足しており、穏やかに暮らしております。」

「そうか。それは良かった。」

「この国がこれほどにまで繁栄し民が穏やかに暮らせるのは、全て陛下のおかげでございます。」

 すると、突如爆音が王宮全体を包んだと思ったら、ガラスが割れ落ちていった。

「何だ一体。何が起こったんだ!」 

カイラスがそう叫んでいると、一人の近衛兵が入ってきて

「陛下!王都の上空に何やら巨大な飛行体がおります!」

「巨大な飛行体?龍じゃないのか?」

「いえ、我々が使役している龍よりも大きいものでした。巨大な鉄の剣のような感じでした。」

「鉄の剣だと?」

「はい。多くの民が目撃しています。」

 すると、もう一人の近衛兵が息を切らせて入ってきた。

「陛下!お伝えしたいことがあります!」

「今度は一体なんだね?」

「はっ、パルミーク港の沖合に見慣れない巨大船がこちらの方に向かってきております。」

「見慣れない巨大船?」

「はっ、見た感じでは木造ではなく鉄で出来ているような感じでした。また、戦列艦という感じでもありませんでした。」

「鉄で出来ている船だと?どこの国の船だ?」

「それが、見た事もないような旗を掲げていました。白地に赤い丸でした。」

「白地に赤い丸?聞いたことがないな・・・。ともかく、警戒を怠らずに監視を続けるんだ。」

「わかりました。」

 そう言って、近衛兵は出て行った。

「一体どこの国の者なんだ・・・。」

 カイラスは誰となくそう呟いた。

~二時間後~

 パルミークの港には騒ぎを聞いてやってきた多くの人で溢れかえっていた。舞鶴基地から派遣された護衛艦あたごと補給艦ましゅうが港から少し離れた喫水ぎりぎりの場所で錨泊していた。しかし、この2隻は同じ港に停泊しているほかの船と比べると遥かに大きく一番大きな船でも、あたごの半分程しかないためかなり目立っていた。

「なんて大きな船なんだ。」

「一体どこの国の船なんだ?」

「それにしてもなんで鉄で出来ているのに浮いてられるんだ?」

 ややあって暫くすると、沖合のほうから一隻の小舟が近づいてきた。

「おい、何か近づいてくるぞ。」

その小舟には青の斑模様の服と緑の斑模様の服を着た男と黒の服を着た人が二人乗っていた。


「陛下!沖の方に泊まっていた船から使者がやって来て、陛下に面会を求めております。」

「私に面会か?して、その者はどこの国の者だ?」

「当人たちは日本という国から来たと言っています。」

「日本・・・?聞いたことがないな。まあ、取り敢えず会ってみようじゃないか。その者らをここに連れてきてくれ。」

「わかりました。」

五分程すると、近衛兵に連れられて先の船に乗っていた人がやってきた。

「陛下、お目通りをして頂き誠にありがとうございます。こちらとしましては非常に光栄でございます。」

「うむ。私がこの国の王、カイラスだ。して、その方らは日本という国から来たと聞くが一体どこにあるのだ?」

「はっ、我が国はここから南の方に進んだ所にあります。」

「南に?そちらのほうは確か海しか広がっていないはずだが・・・。そっちの方に陸地があったか?」

近くの近衛兵にそう聞くと、

「いえ、なかったはずですが。」

「ふむ。そなたらは本当に南の方から来たのか?」

「はい。間違いありません。それに信じられないかもしれませんが、我が国は最近国ごと転移してきたようでして。」

「国ごと転移だと。にわかに信じられんな・・・。それに我が国に一体何の用できたのだ?」

「実は貴国と国交を結びたいと思った次第です。勿論平等な関係でです。」

「国交か・・・。しかし、我が国はそちらの国の事を何も知らないぞ。それにそなたらも、我が国の事を何も知らないのではないか。」

「それは承知しております。ですので、まずはお互いの国の事を紹介しあってからにしようかと思っています。」

「成程な。よかろう、そうしようじゃないか。」

 すると、周りの家臣たちが騒ぎ始めた。

「陛下!本当によろしいのですか!」

「そうですぞ!あんなに巨大な船で来てるのです。もしかしたら、隷従を求めて来るやもしれないのですぞ!」

 騒ぎを抑えるようにカイラスは、

「皆の者静粛に。ここでその様なことを言っていても、何も始まらないぞ。まずは彼らが言うとおりにしようじゃないか。」

「ありがとうございます。では、そのようにいたしましょう。」


こうして、両国は交渉を始める為のお互いの国を紹介するための準備に取り掛かることになった。










 いかがでしたか。文章表現が拙いので少しわかりにくかったと思います。次回からは本格的な交渉等が始まる予定です。更新時期は未定です。明日から仕事が再開するので、更新は不定期になりますのでご了承ください。

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