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The current state in the country(国内での現状)

国内の様子を描いていきます。異世界の住人の登場はもう少し先になります。

 あの地震が起きてから暫くして、一部の地域では復旧作業が続いているが殆どの地域ではいつもの日常が戻っていた。

「それにしてもびっくりしたよな。」

「そうだよな。急にあんな大きな地震がきたんだもんな。」

「ああ。でも、学者とか研究員とかは大分不思議がっているみたいだけど。」

「何を不思議がっているんだ?」

「なんでも、日本全国震度が一緒だったらしい。」

「まさか。全国一緒ってことは起こらないはずじゃないのか?」

「わからない。けど実際そうらしいしな。」

「ふ~ん。何があったんだろうな。」

 こういった感じの会話が至る所でなされていた。

 しかし、そうではなく大変なことになっている所があった。


~JAXA(宇宙航空研究開発機構)~

宇宙開発や人工衛星の開発、打ち上げなどを行うこの場所では混乱の極みにあった。

「一体何が起こったんだ!」

「わかりません。急に全ての衛星からの通信が途絶えたとしか。」

「何としても原因を究明するんだ!」

ここでは、全ての衛星との通信が途絶えたことでその原因の究明が行われていた。


~陸上自衛隊・習志野駐屯地~

 駐屯地内にある隊舎ではこんな会話がされていた。

「あの地震にはびっくりしたよな。災害派遣がくるんじゃないかと思ったしな。」

「確かに。自分もあの地震には焦りましたし。」

「そういや城之内、お前の実家の方は大丈夫だったんか?確か、お前の実家って水戸だったよな。」

そういって、部屋長である伊川は後輩の城之内に聞くと

「大丈夫みたいです。本棚が倒れたりはしたみたいですけど大したことはないです。」

「それなら良かった。心配だったしな。」

「そういえば先輩。何か最近小耳に挟んだんですけど、GPSが使えなくなっているみたいですよ。」

「使えないっていつからだ?」

「あの地震の後からみたいです。」

「なんでだ?」

「わかりません。ただ、あの時から全ての衛星と通信が途絶えたみたいですし。」

「全てと?まさか。そんなわけないじゃないか。」

「そうだといいんですが。」


~航空自衛隊・百里基地~

ここでは二人のパイロットが喫煙場所でこんな会話をしていた。

「ここんとこ緊急発進(スクランブル)が掛からないよな。」

「確かにな。まあでもない方がいいじゃないか。」

「それもそうだよな。」

こう他愛もない会話をしていると、二人の上司が来て

「お前たちここにいたのか。」

「なにかあったんですか?」

「ああ。航空機乗りは全員BR(ブリーフィングルーム)に集合して欲しいんだ。」

「わかりました。今いきます。」

そして二人は言われた場所へ着くと、既に何人か集まっていた。暫くすると全員が集まり、さっき話していた上司が前に立ちこう切り出した。

「今日、急に集まってもらったのは司令部の方から知らせがあったためだ。どうやら、調査をしてほしい事があるらしい。」

「調査してほしい事?」

「そうだ。なんでも、近くの漁師が沖合の方に見た事もない陸地を見かけたらしい。」

「見た事もない陸地ですか?」

「ああ。どうやら地震の後から見かけるようになったそうだ。それでだ。その陸地を上空から調査してもらいたいわけだ。どれ位の大きさで、どんな生き物がいてどんな植生なのかを調べてもらいたい。」

「自分たちだけでですか?」

「いや、今回は陸自と海自も一緒に調査にいく事になっている。あくまでも、自分たちは空からの調査で実際に島に行って調査をするのは陸自と海自ということになる。」

「わかりました。具体的にはどの方角に向かって行けばいいんですか?」

「南の方だ。少し離れているようだから、硫黄島の基地経由で向かってもらいたい。あと、北の方にも陸地が見えるらしいがそっちのほうは小松基地が担当してもらうことになる。ただ北の方のことも頭に入れておいてくれ。」

「了解です。」

「では、使用する機体と搭乗員を書いた用紙を実際に行ってもらう者に明日渡すので、受け取ったらその通りに行ってきてもらいたい。以上だ。」

 そう締め括ると、一斉にその場にいたものが退室していった。



 いかがでしたか?少々表現で分かりにくい箇所があるかと思いますが、何かこう直したほうがわかりやすいといったご指摘があればお寄せ下さい。また感想もお願いします。

 次話から異世界の住人が登場してきて、話の中心に向かって行きます。

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