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雨時雨

作者: 東雲 仁

シトシトシト

今日も空は泣いている

ポタポタと雫が止めどなく降り注ぐ


泣いている空を見上げてボクは問いかける


どうしたの

いつも明るく皆を元気づけている君なのに

痛いのかな

苦しいのかな


空は黙って泣き続ける


ボクと一緒だな


シクシクシク

今日もボクは泣いている

ポタポタと涙が止めどなく溢れてくる


辛いよ

苦しいよ


そう思っていると空も泣きだした


雫と涙が混ざり合いどっちだかわからなくなる


ああそうか

ボクの涙を隠してくれてるのか

優しいな


ボクが泣きやむと空も泣きやんだ


ありがとう

もう大丈夫


ボクが笑うと空も顔を真っ赤にして笑った

空にお礼を言うとボクは明日へと駆け出した





読んで頂きありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] キレイな詩ですね。目を閉じると雨にうたれながらも、やさしく包み込まれているような気分になりました。
2015/04/23 21:45 退会済み
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