こんな設定いつまで続くのか
俺の名前は、貴郎。
54歳、独身。
気持ちは永遠の中学生、
ただのおっさんだ。
会社の帰り道、空から流れ星。
眺めているとだんだんこちらに向かって落ちてきた。
隕石だ....
落ちたところに向かうと、小さな煙が上がっている。
そっと、煙の元を見ると小さい球体の真っ黒い石があった。
落下中に燃焼して小さくなったのだろう。
2cmくらいの真っ黒な光沢のある隕石だ。
熱いのだろうと思い、指先で突っ突くように触れてみた。
すると、真っ黒い球体の隕石が指先に液体が吸い込まれるように入り込んで消えた!
びっくりして慌てた途端体に異変を感じた。
後で確認すると時間にして数秒程度のはずだが、口では言い表せない、夢を見ていたような時間を過ごした。数時間もしくは何年も別の次元の記憶を旅した感じだった。
次の朝、人生を覆す異変が起きていた。
いつも通り仕事に向かうと、出会う人全て周りの人たち含め、その場でひざまづき私に平伏す。
何が起きたのか訳がわからく、平伏す人に問いただす。
「ど、どうしたんですか?」戸惑いながらこえをかけると、
その人が答える。「貴方様はこの地球の権利者で、私たち含め地球すべてのものが貴方様のみのです。
だから敬意を込めた対応をしているだけです。」と、
なんてことだ…
いや、逆にすごいことだ。
なんでも俺のいいなりじゃないか
会社なんて言ってる場合じゃない。
さて試しにどんなことやってみようか
俺はワクワクが止まらない。
あの隕石の影響なのは間違いない。
どういうことなのだろうか、あの隕石が地球の持ち主の証?
だとしても、人にそういう認識を全世界の人達に刷り込ませているのはどういうことだろう…
流れ星に願いを祈ると叶う、的な俺の深層心理から、願いが叶ったということなのか…
この効果はいつまで続くのか…
疑問はつのるが、すぐ、効果がなくなる可能性もあるから、やりたい事をすぐやろう。
まず、思いつくのはエロだ!
男の夢。
好きな女とやりまくろう。
とりあえず、その辺りにいる可愛い娘に
声をかけよう。
「ねぇ君、俺と良いことしないか?」
と、声をかけるが反応がない。
再度声をかけると、
「あの……私ですか?」
と、指を差して確認してくる。
「そうだよ」俺が頷くと娘はうつむき加減に言う。
「もちろんです。私は貴方様のものです。私なんかでよければ」と、