表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

統合失調症

指輪の思い出

作者: 星野☆明美

結婚していた頃。

クレジットカードでAmazonの通販のポリエステル着物やら指輪やらを買いまくっていた。

silver 925くらいしか金属の価値を知らなかった私は、k18やらpt900やらにはまりだし、夫にねだって買ってもらったk10の指輪を複数個、通販で買ったk18とpt900の指輪を数個持っていたことがある。

それも、後でお金が足りないときに質屋で売り払っていたから、今はほとんど手元に残っていない。

銀は二束三文の価値。金やプラチナは買った時の十分の一程度。

統合失調症で入院したときに、他の患者さんに言い寄られていたとき、夫にタンスのひきだしから指輪を持ってきてもらって、その患者さんの目の前で夫からもらった。さすがにその患者さんは諦めてくれました。

タンザナイトの三角形の石がはまったpt900の指輪がお気に入りで、ずっとつけていた。

贅沢だったなぁ。

夫がお金持ちだったから、すごい贅沢させてもらったと思う。

ただし、彼が飛行機の操縦をしたいという夢を叶えるために、私は自分の生命保険を解約して、飛行機のクラブに入会金を支払った。

プチお金持ち。

そして、夫と離婚して、夫が亡くなったあと、私は母と二人暮らしで借金返済に追われている。

天国と地獄?

お金なくてもセキセイインコと金魚がいれば幸せです。

とはいえ、体力落ちてきてるし、融通が効かなくなってきている感じ。

統合失調症の具合が悪い時は、自己破産しようとか、車手放そうかとか、生活保護受けようか、とか凄く苦しむけれど、借金あと30万くらいで返済のめどはついてきてるし、気分をなんとかコントロールできれば、B型作業所で月に一万円前後貰えるし、障害者年金もらってるし、ギリギリやっていけるかもしれない。

ランサーズとかクラウドワークスでちょこちょこ副業もやってる。収入が不安定なのと、騙されそうになるケースがあるのがたまにキズ。小説やらを書いてクライアントの人にアニメ化してもらったり、ホームページに載せてもらえたり、ほったらかしにされたり、印税入ってこなかったり……。

小説を何かの賞に応募しても今のところ、一回だけ一次を通ってあとはダメだなぁ。筆を折ろうかとも思ったけれど、これが私のライフワークだし、絶対SFだけ書かなくてはいけないという決まりもないし。

指輪、三角形のタンザナイトはいつしか売り払い、今つけているのは別のタンザナイト。運転の安全を祈願して、ついでにいろんな幸福願っている。幻聴が車の運転手伝ってくれるけど、そろそろ潮時かな、と思い始めている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 元・旦那さんとの思い出が、切ないですね。 思い出を語る時、とても愛していた事とか、愛されていたことに気が付く時があると思うのですが、それもまた切ないです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ