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69話 襲撃1-2

皆様のおかげで9000PV超えを達成することができました。

10000PVの大台まであとと少しのところまできてます。

ブックマークしてくれる人がいるおかげでポイントも少しづつ頂けております。

これもひとえに日頃から読んでくださっている皆様のおかげです。


これからも頑張っていきますので応援よろしくおねがいします


「おーい」




その呼び声に篝火の周りにいる兵士たちは振り返った。

篝火の光がギリギリ届くか届かないかの距離にある路地から、兵士が一人こちらに向かって呼びかけている。




「だれだ、あれは?」


「マイクじゃないか?さっきから姿がみえなかったが‥‥」


「マイクッ!何やってるこっちに来いよ」


「あいつ、一人で何やってんだ?」


「クソしてケツが拭けないとでも言う気かな」


「ママ、見て、一人でできたよってか」




兵士たちは汚い冗談で一斉に笑いあった。

しかし、マイクと思わしき兵士の影はなおもこちらに向かって呼びかけている。

そして驚くべきことを言った。




「おーい、こっちに来てくれ。死体があるんだ」




その言葉に篝火の周りに集まる兵士たちは、一斉に路地裏に向かって駆け出した。

何人かの兵士が篝火から火のついた薪を松明代わりに持って行く。

路地裏に入るとマイクのこっちだと言う声に導かれて路地の更に奥へと入っていく。

角を2つほど曲がったところで、マイクが家の壁の前に立っていた。

兵士たちに背を向けて立つマイクの前には、下着姿の男の死体が一つ転がっている。

兵士たちはあわててその死体を確認するために近寄った。


このオアシスにはクロディスの民と貴族軍しかいない。

人の死体となれば自分たちの仲間に違いないのだ。

したいのそばに駆け寄ると3、4人の兵士が膝をついて死体を調べ始めた。




「ひでえな、身ぐるみ剥がされてる」


「いや、鎧以外はあるぞ。持ち物もそのままだ」


「喉を一突きされてるな」


「誰だ?俺たちの隊はみんないるぞ。どこの部隊のやつかわかるか?」


「どうかな、おい、もっと明かりを顔に寄せろ」


松明代わりの薪を兵士の一人が死体の顔に近づける。


「おい!!こいつはマイクだ!!」


「ほんとだ、マイクだ!!」


「ちくしょう!!誰だマイクをこんなにした奴はっ!!」


「ちょっと待てよ。マイクはさっき俺たちを呼んでただろ。ほんとにマイクか?」


「間違いない。マイクだ!!」


「じゃあ、さっき俺たちを呼んだのはいったい‥‥」




その言葉に兵士たちは全員顔を見合わせる。

そして全員が、後ろに立つ自分たちを呼んだ兵士の方を振り返った。

振り向いた拍子に松明代わりの薪に照らし出された、その兵士の顔は人間のものではなかった。

顔全体が真っ白で所々に傷があり、目はなくポッカリと空いた穴の奥から小さな赤い光がこちらを覗いている。鼻も口もなく歯がむき出しだった。

その歯がむき出しの口がニタリと笑った。




「うわああああ、す、スケルトンだ!!」




兵士の一人が驚いて声を上げると同時に、路地の家々の屋根の上からヴェアヴォルフ族の戦士たちが飛び降りた。

その手には短いが太い短刀が握られている。

地面に着く直前に、兵士たちの兜と鎧の間の僅かな隙間に短刀をねじ込み、確実に殺していく。

兵士たちは何が起こっているかもわからぬままに、死んでいった。


終わってみればあっけないもので、路地裏に死体が10体ほど増えた。

ゼノビアが、兵士たちが篝火から走ってきた道から音もなく現れた。

万一襲撃が失敗して兵士たちが逃亡した際には、ゼノビアがそこで食い止め、ヴェアヴォルフの戦士たちと挟み撃ちにする手はずになっていたのだ。




「できれば、声を上げられる前に殺るべきだったね」


「申し訳ありません。全員が油断する機会があそこだったもので」


「まあいいさね。幸い他に聞かれてもいないようだし。

 死体の鎧を脱がしてガシャ髑髏たちにやりな。

 近寄られない限り、人間の兵士と見分けはつかないさ」




ゼノビア命令でヴェアヴォルフの戦士たちは貴族軍の兵士たちの鎧を脱がせ、それを路地奥で待機していたガシャ髑髏に着せていく。

ガシャ髑髏は鎧を着ると、先程兵士たちが待機していた篝火の周りに集まった。

篝火の薪の数を減らして明かりを抑える。

これならばどこから見ても貴族軍の兵士たちが夜間の見張りに立っているように見える。


ガシャ髑髏が準備を整えたのを確認して、ゼノビアが映伝士に言う。



「よし、八咫烏(やたがらす)に報告!

 土蜘蛛(つちぐも)は外周の第一敵警備部隊の撃破に成功。

 引き続き北方方面担当軍が隠密裏にオアシスの侵入できるよう、

 第二、第三敵警備部隊を撃破する」


「了解、先程八咫烏(やたがらす)から報告があり、(おおとり)尾白(おじろ)も襲撃成功とのことです」


「上々だね。夜明けまでにそれぞれの方面担当軍をオアシスに入れるよ」



ゼノビアは意気揚々と言った。



しかしこの作戦は、ささいななことが原因で失敗することとなる。

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どれか1つだけでも構いませんのでやって頂けると、非常にとても大変すごく嬉しいです。

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