67話 オアシス奪還作戦2-1
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「八咫烏からの確認とれました。各隊布陣完了。先行部隊いつでも出せます」
「よし、八咫烏に西の鴻と南の尾白の、先行部隊を出すように伝えな。
アタシたちもでるよ」
北の土蜘蛛を指揮するゼノビアは映伝士の報告に答える。
土蜘蛛の先行部隊の10人はゼノビアが直接指揮を取っている。
ヴァラヴォルフ族の戦士がさっそく立ち上がってオアシスに進もうとする。
それをゼノビアが止めた。
「勇むんじゃないよ。
各隊に瞳蒼映の術で先行部隊が出撃の連絡がいくまで、
若干のタイムラグがあるんだ。
命令をだしたアタシたちがすぐに出撃するとタイミングがずれちまうよ」
ヴァラヴォルフの戦士は再び砂丘に伏せる。
同じ頃八咫烏からの報告を聞いた本陣では、義清たちがヴァジムを伴って本陣の陣幕外に出ていた。
「さて、ではオアシスのクロディスの民へ連絡を頼む」
「おう、任せといてくれ」
義清の言葉にヴァジムは胸をどんと叩いて答える。
ヴァジムは砂の上に伏せる。
体を左右にひねりながら体の半分が砂の中に埋まるまでそれを続けた。
そしてヴァジムは大きく息を吸う。
すると胴体が微振動し始めた。やがて振動は大きくなり埋まっている胴体が周囲の砂を飛ばしていく。
ブシュルルルと音を出し、その音を長短させながらヴァジムは胴体を震え続けさせた。
それを見ながら義清は地球にいた頃に、ワニが水に入って、体を震わせて水しぶきを飛ばしながら縄張りを主張する姿を思い出した。
やがてヴァジムは砂から這い上がると義清に終わったと告げた。
「なんと伝えたのだ?」
「『助け』と『狼』と『多い』と『静か』だ。
このやり方は遠くに伝えるのに特化したやり方なんだ。
だから文章を送るんじゃなくて単語を送るのが精一杯なんだよ。
本当は『ヴァラヴォルフ族が大勢助けに向かうから静かにしてるんだぞ』
って伝えられるのが一番なんだがな」
「向こうから返事はあったのか?」
「もうすぐあると思うぞ。‥‥お、来たな」
ヴァジムは耳に手を当ててオアシスの方をじっと見た。
やがて『用心』『敵』『多い』『寝る』『怒る』『子供』『隠す』などの単語をヴァジムは聞き取った。
「ワシらには何も聞こえなかったぞ?」
「この音を俺たちクロディスの民以外が聞くのは聞いたことがないな。
種族が違うと連絡手段も違うということかな?」
義清は人間と動物とでは聞き取れる音の周波数が違うというのを聞いたことがある。
そういうものかと勝手に納得した。
それから少ししてゼノビア率いるヴァラヴォルフ族の先行部隊が北南西からオアシスに侵入した。
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次回更新予定日 2020/4/12
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