100話
体調を崩してしまい今回は短めです。申し訳ありません。
評価ポイント付けてくれた方ありがとうございます。
すっごくモチベーションあがりました。やっぱりやる気がでますね
皆さんのおかげで続けることだできています。ありがとうございます。
男達が堀の拡張作業を行っていると、急に築城指南役のボア族から森の伐採作業にいくよう命じられた。聞けば体力のある者を探しているという。
男達は盗賊ギルドの男が義清に教えた六人の男達だ。
男達が森の入ると既に何人かの作業者が揃っており六人一組で作業する様に指示があった。それぞれの組に築城指南役が一人付くとそれぞれの組は森の中へと進んでいく。
「慣れんことをするならもう少し慎重にならんとな」
男達の前を行くボア族の戦士が突然口を開いた。
それを合図に左右のヤブからガシャ髑髏が出てくる。男達は持っている斧に思わず力を込めた。
「ここまでお膳立てしたんだ、コイツラに敵意がないことくらいわかってほしいものだな」
戦士は歩みを止めることなく振り向きながら言った。
「何やら大殿にお会いしたいそうだな。この先の小屋でお待ちだ」
戦士の言葉に六人は少しホッとした顔をする。
「言っておくがあまり時間はないぞ。他の者が作業を終えて戻るまでにお前達も戻らねばならん。大殿との話は手短にな」
「ご配慮、感謝致す」
男達の先頭を行く、額に傷がある男が戦士に礼を言った。
少し歩くと戦士の言う通り小屋があった。森での作業中の休憩所兼飯炊き場といった粗末な小屋だ。扉も無く入り口には蓆があるだけだ。
入り口をくぐると中に義清が待っていた。
「ウルフシュタットの使いの者だな?」
「お察しとはありがたい」
額に傷のある男が答えた。
「次に来るときはこちらの兵に声をかけるといい。慣れぬ間者働きで苦労しただろう」
「いやその通りです。戦場での仕事が我ら騎士の努めですが、王国に隠れつつ貴方様に連絡をつけるなど畑違いもいいところでして」
「これを渡しておこう」
義清は手のひらに収まるほどの木の板を額傷の男に渡す。
義清が懐から同じ木の板を出して男の板に近づけると、二枚の板の間にいくつもの文字が現れた。
「村人に紛れて築城作業に入ったのは正解だ。その後がまずかったが、これがあれば次からは困るまい。次はこの割符を兵に見せろ。そうすればそちらの身分がわかるようにしておく」
「かたじけない。何卒よろしくお願い致しまする」
「ウルフシュタットからの言伝ということは、王国が大森林への遠征を遅らせていることと関係があるのか?」
「義清様が盗賊ギルドと繋がっている事はウルフシュタット様もご存知ですが、話には王宮内の事が絡んでおりますゆえ、ギルドでも知らぬ情報もあろうかとウルフシュタット様は我らを遣わした次第です」
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次回更新予定日 2020/11/29




