鮫島事件について 猿夢について
「鮫島事件知ってる?」
「ここが編集点かい?」
「そうね。今までが昔からの都市伝説で、ここからネットの都市伝説の話をします!」
「ガチの編集点なんだ…」
「ネットの都市伝説って結構映画化されてるよね」
「確かにねえ…鮫島事件も一応は映画化されてるね」
「鮫島事件ってどんなの?」
「某巨大掲示板で、2001年5月にたてられたスレッドの話なんだけど…」
「zzz…」
「寝るの早えなおい、何きっかけで寝たんだよ?」
「ムニャムニャ…もうそんなに鮫島ばっかり食べれないよ…」
「食い物じゃないんだが…起きろ!」
「うわっ!何何!?」
「寝るなよ」
「なんだ、夢の中かと思った…」
「夢の中だったろ…というか速攻寝るな!そして俺の話を食い物にするな!二つの意味で!!」
「山田さ~ん、この人の座布団全部持ってって!あと視覚も!」
「なんだそりゃ…って、何でお前はスプーンを持ってきてる?」
「次は~、えぐり出し~♪えぐり出し~♪」
「お前…え、もしかして猿夢!?」
「今度はギザギザスプーンを持ってきたよ!」
「待ってって!せめて鮫島事件の説明させて!」
「え~?」
「鮫島事件っていうのは『恐ろしすぎて誰も話したがらない』という、名前だけの事件!
だけどその後『鮫島』っていう場所で事件があったのか『鮫島』っていう名前の人が事件を起こしたとか色々と噂が飛び交った!
最終的には『全部ネタでした』っていう書き込みがあったけど、派生形が多くて今でもどういった事件だったのかっていう噂が残っている都市伝説で…」
「長い!じゃあいくよ!」
「うわああああ!夢なら覚めて!」
「暴れないで下さいね~♪」
「やめて!冗談だよね?ね?え、その薬って…?クロロホ…」
「テッテレー、ドラマでよくあるハンカチに睡眠薬染み込ませたやつ~♪」
「…すう」
「…寝た、かな?」
「…」
「おおう、寝た寝た」
「…」
「じゃあ目の下の窪みから…一気にえい!」
「があ!」
「あら、速攻起きちゃった」
「え?何熱い!目、左目が!凄く熱い!」
「うわ、すごい顔してる」
「あああつい熱い!え?え?熱い熱いああああああ!あああああ!!」
「ああちょっと、あまり激しく動かないで。スプーンが…」
「おご!おぉぉぉぉ!!うげぇ!」
「ちょっと…吐かないで!取れにくいし床が汚れるし…」
「次は~挽肉~挽肉です~」
「…ん?誰の声?どっから聞こえてるの?」
「おおえぇ!おえぇ!!目、私の目!目がぁ!うえぇぇ…」
「え?何コレ小人?それ何の機械?丸ノコ?え?ちょっと!それはやばいって!」
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「…起きろ!」
「うわっ!何何!?」
「寝るなよ」
「…夢か。だよね~。何かビックリするくらいあっさり寝たと思ったんだよなあ」
「どしたんだよ…というか速攻寝るな!そして俺の話を食い物にするな!二つの意味で!!」
「え?何これデジャブ?」
「何が?」
「夢の中で逢った、ような…」
「何を言っているん…」
「次はえぐり出し~えぐり出しです」
「え?何この声?アタシじゃないし…」
「があああ!ああああ!あああ!!ああああああああ!!!」
「え、何?小人?さっきの?」
「あああああ!!目!あああああ!あああああ目がああ!!!あああああ!!ああああああ!!!」
「待って、ちょっと待って何が起こってるの?」
「次は挽肉~挽肉です~」
「また小人!?ちょっと何で?何でこんなに小人に力が…丸ノコぉ!うわあああああ!!」
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「…起きろ!」
「うわっ!何何!?」
「寝るなよ」
「あ、あああ…!」
「どうした?」
「あ、あの、その…その目、何で…え、えぐれて…」
「ああ、次は…」
「次は挽肉~挽肉です~」
「あああ!!小人!ノコギリ!機械!ああああああ!!」
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「…起きろ!」
「ハッ!…ハアハアハア…」
「ど、どうした?」
「ハア、ハア、ハア…」
「息切れ半端ねえなおい」
「あ、あの…」
「どしたよ」
「あの、顔見るの怖いんでアタシは目を伏せたまま、あなたの目があるかどうか直接触って確認してみても良いですか?」
「言い訳ないだろ…目はちゃんとあるから」
「うおおおお!アタシ、もう二度とあなたの目をえぐり出そうとしませんから!しませんからあ!!」
「何の夢見てたのか知らないけど、一向に良いよそれで」