表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/14

こっくりさんについて

「こっくりさん知ってる?」


「話題急に変えてきたけど何なん?」


「編集点!」


「あ~、はいはい」


「で、こっくりさん知ってる?」


「知らない人のが少ないんじゃないかな?」


「アタシ知らないよ!」


「知らねえのかよ」


「教えてください!」


「素直!10円玉使って占うやつだよ」


「醤油かけて白くなったら吉とか?」


「アレは醤油に含まれている酸と塩素イオンが反応して、10円玉の錆を落として白くなるだけだよ」


「醤油には塩分だけでなく10種類以上の有機酸が含まれているからだね!」


「それは知ってるのかよ」


「でもさ~、思ってたような錆の落ち方はしないよね」


「10円玉についてのトリビアを話したいわけじゃないんだけど…」


「なら早く説明してよ!早口で説明してよ!」


「早口になる必要は無いだろ。じゃあ説明するよ?」


「うん」


「まず人数は2人以上必要。


 五十音と数字と『はい』『いいえ』、それから鳥居が書かれた紙を用意。


 で、10円玉を置き『こっくりさん』に占いたいことを聞くと10円玉が動く。」


「長いから箇条書きな感じで三行でお願い!」


「ちょうど三行で箇条書きな感じだよ!」


「そりゃ『小説家になろう』をパソコンで見る人ならそうかもしれないけど、ほとんどの閲覧者はスマホだよ!?」


「メタ的な内容に凄い突っ込んでくるこの子!」


「まあ、それだと10円玉は動かなくない?」


「話、理解してたんだ…いや動くんだってさ。10円玉の上には参加している人の指乗っけてる状態だけどね」


「じゃあ指乗っけた人が操作してるの?」


「『こっくりさん』っていう霊的存在が動かしてるんだって」


「なるほど。ところで指っていうのは指を切断した本人?それとも切断した指を乗っけた人のこと?」


「切断してない!普通にそのまま指を乗っけてるだけ!」


「切断して無いの!?」


「そこ驚くのかよ!」


「生贄も供物も、体の一部すら捧げることも無しにたった10円ごときで霊的存在を降臨させるなんて虫が良すぎない!?」


「『こっくりさん』はそんな本格的に悪魔じみた儀式じゃないんだよ!小学校とかで流行った都市伝説!」


「なんだぁ~トホホ…」


「何で昭和の落ち込み方してんだよ…普通に人が動かしてるってのが真相だってさ。とある番組で実験してたんだけどさ…


 こっくりさんへの質問の後、指乗っけてる人が10円玉を動かす前に文字を目で追ってたらしいし」


「仮に500円玉なら硬貨の価値的にこっくりさんが降りてくる確率も微レ存…?」


「無いな」


「(´・ω・`)」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ